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2007.10.06

韓国鉄道の旅5日目 (2)水原華城

水原駅は巨大な駅ビルの中にあった。駅前の観光案内所で城壁散策の起点となる八達門(通称南門)へ行くバスの系統番号を聞き、地図をもらう。10分ほどバスに乗り、ロータリーになっている八達門前で降りる。

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《八達門》

時は1794年、李朝第22代の正祖がソウルから水原への遷都を計画し建造が始まったのが水原華城だ。詳しくは述べないが、建設の経緯にあたっては結構なドラマがあったようである。実際には王の死去により工事は中断し、遷都も実現しなかったが、完成した部分が残り今に至る。

やってきた方向を背に右へ曲がると、すぐに急勾配で立ち上がる城壁が目に入る。

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《八達門のすぐ側から》

城壁の外に突き出た建物は南砲楼。火砲を隠しておき、壁に空いた穴から一斉に攻撃できるようになっている。

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《南砲楼》

山を登りきると西南暗門の前に出る。物資を密かに城内へ運び入れるために使われていたという。ここから尾根に沿って西南角楼へ続く城壁が分かれている。

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《西南暗門》

下の写真は西南角楼へ続く道。向こうから兵士が押しかけてきそうな雰囲気。無双乱舞をかましたい(分からない方すみません)。

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《西南角楼へ続く道》

西南角楼。監視台兼兵士の休息所。現代では爺様の休息所だ。似たような施設が華城内には計4ヶ所ある。

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《西南角楼》

本線に戻る。市民のよい散歩コースになっているようだ。木漏れ日が暖かい。

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西将台。軍の指揮所で、ここからの眺望はすこぶる良い。すぐ横には西弩台(弓を射かけるための高い台)がある。

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《西将台》

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《西弩台》

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《西将台からの眺め》

城壁は山をくだり、平地に降りると以後は平坦になる。やがて見えてくるのが華西門。西側の門である。

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《華西門》

「隊長、大砲です!」 砲身の中を覗き込むと少し身震いがした。

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《市街地を睨む大砲》

築堤の上を進む。要所要所に備えられた施設を横目に歩き、華城の北門かつ正門である長安門に到着。八達門出発から1時間、やっと半分を踏破した。

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《長安門とロータリー》

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《華城列車》

水原川をまたぐ華虹門。川の水量が少なかったので、水原八景の一つといわれる風景を見ることが出来なかったのは残念。

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《華虹橋》

北暗門。最初のほうにあった西南暗門と機能は同じ。手前の人たちは葬式帰りではありません。多分。

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《北暗門》

芝生の広場に出る。遠足に来た子供たちがお弁当を食べていた。私もゴールに着いたら昼食にするが、城壁はまだ終わらないようだ。

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《芝生の広場》

そろそろ足が痛くなってきた。今日は冷麺が食べたい。頭の中は冷麺でいっぱい。早く終われー。あ、蒼竜門(東門)の写真撮るの忘れた・・・。とにかくこれで東西南北全ての門を制覇したことになる。

最後に烽●(土へんに敦)。周辺に非常事態を知らせる通信施設としての役割を果たした。5個の烽火(のろし)台があり、敵の接近に伴い、上げるのろしの数が増えていく。

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《烽火台》

スタート地点の八達門と、山にへばりつく城壁が見えてくる。階段で水原川のたもとに下りると、そこは市場になっていた。これで全長5.7kmの華城を一周したことになる。所要時間は約2時間。自分で自分を褒める。お疲れ様でした。見てくださった皆様もお疲れ様でした。

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八達門から駅前行きのバスに乗る。なんとか小銭を見つけた(W700)。Suica、ICOCAのようなICカードも使えるようだ。駅ビルのレストランで念願の冷麺。非常にコシのある麺で、何度も喉に詰めそうになる。酸味のあるスープでいただく。

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《ネンミョン》

来たときと同じく電鉄線でソウルへ帰る。やや輸送力が不足しているようで、水原を出て遅くないうちに立ち客が出た。

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《水原駅の駅名板》

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《近郊電車の車内》

重そうなトランクケースを引きずったバンドエイド売りが現れる。これまでも何度か目にした光景だ。口上を述べ、車内を歩いて回る。結局この車両では一つも売れなかった。まあ、そうポンポン売れるような物ではないのだが・・・。

ソウル地下駅へと潜っていく頃には、もう午後3時を回っていた。ソウル散策は次の機会にとっておくとして、清凉里駅前から空港バスに乗ることにする。清凉里のロッテデパートでお土産を物色するが、今一つピンと来ない。空港へと持ち越しになる。ホテルで荷物をピックアップ。

(2004.01.09)


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