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2007.11.10

ポルトガルの旅4日目 (4)アレンテージョを離れる

やってきたバスの車内で切符を買うと、何故か2.4ユーロと、往路と運賃が違う。そしてもう一つ、480エスクードの表示が・・・ 実は私のガイドブックは少し古く、まだユーロではなくエスクード表示なのだが、ユーロへの切り替えはもう5年も前の話。まさかこんな所に生き残っているとは。


《バス車内で購入するタイプのチケット》


行きは45分かかったが、帰りは寄り道せずに直行するだけあって、僅か30分でエヴォラに到着。さて、リスボンにはどうやって帰ろうかと思案してみるが、行きは列車だったので帰りは高速バスを試してみることにする。16時発のリスボン・セテ・リオスバスターミナル行きを予約した。運賃はインターシティの2等車と同じ10ユーロだが、所要時間は1時間45分と列車と互角の上、運転本数は段違い。



《高速バスのチケット》


ペンサオンに預けてある荷物を引き取りに行く。エヴォラはアライオロスとは打って変わり、しとしとと雨が降っている。最後にもう一度ジラルド広場周辺をうろうろした後、ペンサオンへ。スタッフ総出で「Tchau!(またね!)」と見送ってくれた。雨の中、しかもゴツゴツとした石畳の上をキャスターバッグを転がしていくのは骨が折れ、徒歩で僅か15分程のバスターミナルに着いた頃には、額に汗が滲んでいた。


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《リスボン行き高速バス》


発車時刻の10分ほど前に乗車が始まる。発車間際にチケットを購入したので、残念ながら通路側である。定刻にバスターミナルを出ると、途中唯一の停車バス停である「Montemor Novo」までは一般道を走る。とはいえ、ポルトガルの一般道の制限速度は日本のように60km/hが上限ではないので、思ったよりも速い。少なくとも日本の片側一車線の自動車道よりは速く走れるだろう(もちろん法定速度を厳守した上での比較ではあるが)。

ひたすら灰色に沈む丘陵地帯を走り続け、やがて大きな町に入るとMontemor Novoのバスターミナルに到着。少々の休憩時間となる。私は特に用事もないので車内で待っていたが、他の乗客もほぼ全員そうしていたようだ。

Montemor Novoを出ると、バスは高速道路へ。ここからリスボンまではたったの30分である。バスは水煙を上げながらハイウェイを疾走。こちらもかなりのスピードだが、追い越し車線をさらに上回るスピードでびゅんびゅん追い越していく車も多い。

ついでなのでポルトガルの道路交通事情の話を。こちらに来て一番印象に残ったのは、信号のない横断歩道で待っていると、ほぼ100%の確率で車が止まってくれた事。日本だとこれが10%以下なのだから、初めは戸惑うのも無理はない。かといって交通マナーが良いのかといえばそうでもないらしく、ポルトガルの人口当たり交通事故死者数は世界で1,2位を争うらしい。恐らく1位は韓国だろうが、両方訪れた私はまだ生きています(笑)。現地で運転して怖い思いをしたという日本人の話は枚挙に暇がないようだ。「サウダージ」の国の人々も、ハンドルを握るとラテンの血が騒ぐようである。

そんな事を考えているうちに、バスは早くもリスボン首都圏へ。次第に交通量も増え、2日前に列車で下層を通過した4月25日橋の、今度は上層を通っていく。相変わらず厚い雲が空を覆っているが、冬の夕照が雲の隙間から微かに差し込んでいる。


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《4月25日橋を渡るバスの車窓から》


テージョ川を渡りきり、高速道路を降りるとすぐそこがセテ・リオスのバスターミナル。途中渋滞にはまることもなく、定刻に到着した。一国の首都の交通拠点に相応しい巨大なバスターミナルで、到着した人、これから出発する人で溢れ返っている。


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《セテ・リオスバスターミナル入り口》


今日から3泊するホテルは、2日前まで滞在していた所と同じなので、国鉄の近郊電車で1駅のエントレカンポス駅へ向かう。運賃は1.1ユーロ(約170円)と一駅にしては結構高いが、同じくバスターミナルと接続している地下鉄青線のジャルディン・ズーロジコ(Jardim Zoológico)からだと0.75ユーロ(約120円)と安い代わりに、三角形の二辺を通る形となり遠回りになってしまう。もちろん地下鉄の乗り放題チケットを持っていれば話は別であるが。

シントラからの電車で1駅、エントレカンポスで降りると、夕方のラッシュの真っ只中。今日は金曜日、家路を急ぐ人の足取りは軽く、日本の夕ラッシュの駅の風景とまるで変わりがない。


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《夕方のエントレカンポス駅ホーム》


歩いてすぐのホテルへチェックインし(本当に近くて助かる)、荷物を解きほっとする。3日後まで荷物を抱えての移動はないので気が楽だ。このまま部屋でじっとしているのも落ち着かないので、少し散歩に出ることにした。

まずは再びエントレカンポス駅へ。明後日にオビドス(Obidos)へ行く際、往路は鉄道にしようと考えていたので、そのチケットを確保しておくためである。各駅停車なので全席自由席、よって当日に買えば済むのだが、この列車の発車時刻が午前7時28分。一方ホテルの朝食が7時からなので、あらかじめチケットを買っておいて急いで食べれば間に合うかも、と考えたからである。一日の元気の源は朝食なのです!



《駅で見つけた証明写真機。1分なの?2分なの?》


無事切符を手に入れ、ライトアップされた闘牛場へ。冬は残念ながら(?)闘牛は開催されていない。スタジアム部分には入れないが、外周通路は地下のショッピングセンターと一体化しており、自由に出入りできる。


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《夜の闘牛場》


《スタジアムの外周通路》


しばらくウロウロした後、スーパーで飲み物を買いホテルへ帰る。さて夕食であるが、昨日モンサラーシュでドギーバッグに詰めてもらったミーガシュ・デ・ポルコがまだ残っている(しかも1.5人前はある)。ホテルに電子レンジでもあれば暖めてもらおうかと思っていたが、朝食会場のレストランは閉まっているし、バーにもレンジはなかった。かといって捨てるのも勿体無い。意を決し、冷たいまま手掴みで食べることにした。う~ん、インド人気分。

豊かなのか侘しいのか分からない夕食を終え、あとは部屋でのんびり。明日からはいよいよ旅の後半戦に入る。体調を崩さぬよう注意しないと。


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《ミリオネアのパクリっぽいクイズ番組。毎日やっていたがルールが良く分からなかった》


今日の歩数カウント:29,448歩

(2007.02.16)


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