ポルトガルの旅5日目 (9)シントラ・ムーアの城跡/レプブリカ広場
ムーアの城跡(Castelo dos Mouros)の入り口へ。ガイドブックには入場料は無料と書いてあるが、冬は午後5時までらしい。で、現在の時刻は午後4時45分。とりあえずダメ元でずんずん突き進んでみる。
《ムーアの城跡入り口》
山道を5分程進むと、堅固な城壁に囲まれた城跡が姿を現す。8~9世紀にムーア人によって築かれたもので、現在は廃墟のようになっている。
門が開いているので城内に入ろうとすると、係員に呼び止められる。チケットが必要らしい。それはいいとして、何処でチケットを買えばいいのかと問うと、緑のキオスクだよ、と。ああ、バス停のそばにあったアレね。もう既に閉まってたけど。
というわけで城跡を目の前にして来た道を戻る。別にいいや、ただの廃墟だし。それにしても、チケットオフィスと実際の入り口が数百メートルも離れているのはどうかと思う。
ムーアの城跡前のバス停でバスを待つ。案の定またも大いに待たされ、がらがらでやって来たバスの一番前の座席に腰掛ける。次のペーナ宮殿前でどっさり乗ってくるな・・・と身構えていると、予想通り通路までいっぱいに。
そして帰りの道もコーナーをガンガン攻める運ちゃん。この道、ただでさえ細いのに路上駐車の車がわんさか止まっていて、それどころかコーナーにまでちょっとのスペースを見つけては路駐。そんな道を運転手はスイスイと華麗なハンドル捌きでクリアしていく。動画を撮影したので、まあご覧下さい。
【動画】ペーナ宮殿から麓へ下るバスの車窓から
[320×240, 30fps, WMV, 3.96MB, 1分32秒]
*手振れが激しいので酔いにご注意
麓に下りて来た所で下車。このバスは帰りはレプブリカ広場を通らないが、そう遠くない場所のバス停に停車する。
まだ日没までには少々時間があるので、レプブリカ広場周辺の脇道探検。石畳の狭い路地にレストランや商店が立ち並び、ツーリストで賑わっている。アレンテージョの田舎町のような素朴さこそ無いが、それはそれ、これはこれ。
途中アズレージョの工房を見つけ、アッセンデルフトの先生である母親に、参考のため一つくらい持って帰ろうかと考えていたのだが、わざわざ購入する程の作品は見当たらず。やはりアズレージョは建物の壁に飾ってあるのを楽しむもののようだ。
最後にもう一度レプブリカ広場で、茜色の空に溶け込んでいくシントラを眺める。街には刻々とオレンジ色の灯が点り始めていた。
(2007.02.17)
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