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2007年11月の43件の記事

2007.11.30

京都の紅葉'07 (1)鷹ヶ峰・源光庵

前置きがあります。御託はいいからさっさと見せんかい!という方はここをクリック

今年も京都が紅く燃ゆる季節がやって来た。とはいえ長らく関西に住んでいながらようやく昨年(2006年)、実に数年間のご無沙汰の末に久々に秋の京都を訪れたのである。その感想はというと、何て自分は惜しい事をしていたのだろうという、後悔にも似た気持ち。

帰りの電車の車中で、来年は何処を開拓してやろうかと考えていたのだが、やがて季節は一巡り。具体的なプランを練る段階になり、今年は昨年日没直前に訪れた為に、内部を見学する時間が無かった鷹ヶ峰の3つのお寺、そして洛北の通好みのスポットを巡ることにした。

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2007.11.29

ポルトガルの旅7日目 (2)インターシティでポルトへGO

IC521 Lisboa Oriente(09:04)→Porto Campanhã(12:30)

何処かへ旅行に出掛けるのか、若者の団体で賑やかなホームに、サンタ・アポローニャ始発のICが滑り込んできた。先頭の電気機関車は、エヴォラ行きのICを牽引していたディーゼル機関車にパンタグラフをくっつけただけのそっくりさん。例によって乗車位置案内は設置されていないので、列車が停止するや否や乗客は指定された号車を探し、ホーム上を右往左往する。私は1等車利用なので、窓の上の黄色い帯を目印に難なく見つけ出すことが出来た。

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2007.11.28

ポルトガルの旅7日目 (1)オリエンテ駅へ

6時過ぎに起床。こんなに早くなくても構わないのだが、アラームが鳴る前に目が覚めてしまったので、そのまま起きる。

今日は通算5夜を過ごしたリスボンを離れ、ポルトガル北部の大都市でリスボンに次ぐ第二の都市でもあるポルト(Porto)へ向かう。天気予報ではポルトの天気は雨だが、ここリスボンは今の所まだ曇りである。

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2007.11.27

ポルトガルの旅6日目 (8)コロンボ・ショッピングセンター

コレジオ・ミリタール/ルス(Colégio Militar/Luz)駅に到着。ここはコロンボショッピングセンターの他、ポルトガルのプロサッカー一部リーグ(bwinLiga)の強豪チーム、ベンフィカ(Benfica)の本拠地で、ギリシャの初優勝に深く記憶に刻まれる事となったEURO2004の決勝戦が開催された、ルース・スタジアム(Estádio da Luz)の最寄り駅でもある。

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2007.11.26

ポルトガルの旅6日目 (7)カテドラル~バイシャ地区

車内は混んでいたので電車の最後尾に立ち、流れ去る車窓を眺める。この辺りは複線になっており、あの狭い路地を縫うようにして走る様子を楽しめないのが残念ではある。

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2007.11.25

ポルトガルの旅6日目 (6)路面電車でアルファマ巡り

カンポペケーノ駅で7 Colinasに一日乗車券をチャージするべく、窓口にカードを提出すると、「自動券売機でチャージして」と券売機を指差す。英語表示もあるので特に迷う事無くチャージ完了するが、窓口では出来ないのか?

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映画『白い船』

ここ最近は殆どテレビを見なくなって、ハードディスクレコーダに番組が溜まる一方だったのですが、一念発起し少しずつ消化を開始。手始めに8月にTVで放映されていた映画『白い船』を鑑賞しました。

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2007.11.24

ポルトガルの旅6日目 (5)ローカル列車でリスボンへ帰る

村から駅への階段を降りてくると、駅舎に洗濯物が吊り下げられ、はためいていた。国鉄職員の詰め所になっているのか、それとも何かの目的で市民に貸し出されているのか・・・?

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2007.11.23

ポルトガルの旅6日目 (4)オビドスその2

続いて城壁の南半分を制覇する。南側の城壁は北側に比べて起伏が多い。歩いている途中で、教会から鐘の音が村中に鳴り響く。単調な音ではなく、ちゃんとメロディになっていた。

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2007.11.22

ジャンプ!密告中 in ロックハート城

クロノス時代に「逃走中」に次いで放送回数の多かった「密告中」。満を持して、といった感じでいよいよゴールデンに登場です。深夜時代の雰囲気を受け継ぎながら、ルール説明にクレイアニメが導入されていたり、ゼッケンが凝ったデザインに変わっていたりと、ゴールデンの恩恵が随所に窺えました。

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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで逃走中

月曜深夜の密かな愉しみだった「クロノス」がゴールデンに進出(厳密には「ジャンプ!○○中」に吸収合併された?)。ゴールデンに移動した番組って、深夜時代と比較してつまらなくなるケースが非常に多いのですが、今回は製作スタッフがほぼ同じなだけあって、どうやら杞憂に終わったようです。

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ポルトガルの旅6日目 (3)オビドスその1

いかつい城壁をくぐると、そこは青や黄色のペイントで縁取られた家屋が並ぶメルヘンの世界。アライオロスにも似ているが、やや雑然としたアライオロスと比較して、こちらは村全体のデザインが統一されているだけあり、すっきりとした印象。その印象は後ほど城壁の上から村を見下ろした際に、より一層顕著となった。メインストリートから離れているので、人っ子一人見当たらない。

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2007.11.21

ポルトガルの旅6日目 (2)オビドス駅から村の入り口へ

オビドス(Obidos)着は10時01分。私一人だけを降ろし、列車は轟音を上げながら終点カルダス・ダ・ライーニャへ向けて出発していった(オビドスは終点の一つ手前)。列車が見えなくなってもしばらく微かに聞こえていた、レールの継ぎ目を渡る音が消えた後は、小鳥がチュンチュンとさえずる声だけが耳に入る。1面1線の棒線駅だが、行き違い設備が撤去された跡が残っていた。

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2007.11.20

月刊「大阪人」

先日の「関西文化の日」に、大阪歴史博物館という所に行って来ました。その時の話はまた記事にしますが、地下遺構ツアーが出発するまで待ち時間があったので、ミュージアムショップを冷やかしていたのですが、その時に見つけたのが月刊「大阪人」という雑誌。

月刊「大阪人」公式ホームページ

「大阪人も知らない大阪」発見Magazine 読めばあなたも大阪通、というキャッチフレーズが付いていますが、私はあいにく兵庫人(笑)。それでも兵庫府民(居住地は兵庫県だが勤務先は大阪府)という属性なので、大阪は地元同然です。

さて最新号は12月号、でかでかと赤字で表紙に書かれた今月の特集タイトルは「西淀川萌え」。さらに「工場萌え」「歴史萌え」と萌え萌え連発。発行元は財団法人大阪市都市工学情報センターという、名前からしてお堅そうなシンクタンクなのですが、中身は意外と言っては失礼かもしれませんが斬新な構成です。

この西淀川、正確には西淀川区ですが、大阪湾に面する大阪市の西の端っこにある区で、神崎川を挟んで尼崎市と接しています。尼崎は全国的にも有名な重工業都市ですが、西淀川も大阪市内で指折りの工業地帯。大工場から小さな町工場まで林立しています。東京23区で例えるなら大田区でしょうか。

その西淀川区の歴史、産業、風俗もろもろにスポットを当てていますが、私が目を引いたのが町工場の「ものづくりの現場」を取材した記事。彼らは日本を動かすような大企業でこそありませんが、我々の日常生活にさりげなくではありながら、決して無くてはならないあの製品から、未来を先取りした最新技術まで、工業立国の日本を根幹で支える立役者です。

関西ではお節介団体公共広告機構のローカルCMで『やったろう!関西』というシリーズを放映中で、これでは全国有数の中小企業密集地帯、東大阪市の町工場が紹介されているのですが、こちらも負けず劣らず、って感じですね。オーバーではなく、もしこの地域の工場が一斉に操業停止するような事があれば、日本の産業を大きく揺るがす事態になりそうです。

日本はいずれ中国やインドに追い抜かれるなんて悲観的な見解もあることはあるのですが(実際只の放言とも言い切れない気も・・・(苦笑))、少なくともここで培われた驚異の工業技術は、一朝一夕には真似出来ない日本の誇りでしょうね。トンからミリグラムまで、メートルからナノメートルまで・・・ってキャッチフレーズ、どうですか?私が作ってみたんですけど。

他にも幾つか連載記事がありましたが、堅苦しさなど全くなく、知的好奇心をくすぐりながらスラスラと軽く読める構成で、興味が湧きました。結構創刊から久しい雑誌のようですが、どうして今まで知らなかったんだろう?

ってことでジモピーも他所からのお客様も、もし見かけたら是非手にとってみては。タイガースと粉モンと吉本新喜劇とヤクザだけではない、大阪の意外な一面を発見できるかも。あ、でもそのうちタモリ倶楽部の雑誌特集で紹介されたりして。そんなニオイがプンプンします(褒め言葉ですよ)。

【追記】Amazonでも売ってました。


ポルトガルの旅6日目 (1)ローカル列車でオビドスへ

6時に起床。支度を整えて外を眺めると、東の空がオレンジ色に染まり始めている。部屋の窓からは闘牛場も見えるが、どうやら一晩中ライトアップされているらしい。今日はオビドスへの日帰り旅行。久々に朝から良い天気である。

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2007.11.19

ポルトガルの旅5日目 (10)シントラ→リスボン

最終一本前の434系統バスでシントラ駅へ。窓口で切符を買い求めると、えらく古風なデザインのものが出て来て面食らう。1.6ユーロ(約260円)。

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ポルトガルの旅5日目 (9)シントラ・ムーアの城跡/レプブリカ広場

ムーアの城跡(Castelo dos Mouros)の入り口へ。ガイドブックには入場料は無料と書いてあるが、冬は午後5時までらしい。で、現在の時刻は午後4時45分。とりあえずダメ元でずんずん突き進んでみる。

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2007.11.18

ポルトガルの旅5日目 (8)シントラ・ペーナ宮殿その2

城内見学を終え、再び外観と城からのパノラマを眺める。

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ポルトガルの旅5日目 (7)シントラ・ペーナ宮殿その1

ペーナ宮殿(Palácio da Pena)のチケットオフィスでは、珍しく行列に並ぶことに。入場料も今回の旅で最高額の7ユーロ(約1120円)。おまけに青少年割引も効かない(26歳未満の人は一部の施設で割引が受けられる)。

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2007.11.17

京都の紅葉'06 (4)鷹ヶ峰

蹴上から地下鉄東西線で烏丸御池へ、ここで地下鉄烏丸線に乗り換えて北大路駅で下車。併設の北大路バスターミナルから京都市営バスの北1系統で鷹ヶ峰へ向かいます。

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京都の紅葉'06 (3)蹴上インクライン~南禅寺

三宅八幡駅から出町柳へ。京阪電車で2駅の三条で地下鉄東西線に乗り換え、更に2駅の蹴上駅で下車。ここまで乗車距離は10kmにも満たないのに運賃は680円!もしますが、前述のように今日はフリーきっぷを使っているので無問題。

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京都の紅葉'06 (2)赤山禅院~祟道神社

次に訪れたのは赤山禅院(せきざんぜんいん)。参拝客も少なく、再び静かな散策を楽しむことが出来ました。

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2007.11.16

京都の紅葉'06 (1)鷺森神社~曼殊院~修学院離宮

紅葉シーズン到来!ってことで、昨年の11月下旬に訪れた京都の紅葉を4回に分けてご紹介します。

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ポルトガルの旅5日目 (6)シントラ・王宮その2

こちらは紋章の間(Sala dos Brasõs)。部屋の四方が狩猟の風景を描いたアズレージョで覆われている。

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2007.11.15

ポルトガルの旅5日目 (5)シントラ・王宮その1

王宮(Palácio Real)の中へ入る前に、まずはレプブリカ広場の真ん中に立ってみる。広場周辺を見回してみると、深く濃い緑の山々に囲まれ、“木の国”日本からやって来た私も感激するほど。バイロンが訪れた当時の様子は知るべくも無いが、「この世のエデン」は現代にも間違いなく息づいている。

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2007.11.14

ポルトガルの旅5日目 (4)ロカ岬→シントラ

12時02分発のバスでシントラへ。ロカ岬もシントラ市内だが、ここから中心部までは約40分かかる。バスは内陸へと入り、風景も山間の様相を呈してくる。

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2007.11.13

近鉄けいはんな線(生駒~学研奈良登美ヶ丘)

人間と同じで、鉄道路線にも将来への期待を背負い産声を上げる者、そして役割を全うし静かに息を引き取る者、その運命はこれからも決して終わることはなく巡って行きます。

我が関西でも、来年の4月1日に北播磨を走る第3セクターのミニ鉄道路線、三木鉄道の廃止が決定しています。私も一度乗車したことがあり、そのうちこのブログでも書いてみようかと思っていますが、最早現代では存在意義を失っているとはいえ、数多の人生を乗せてきたであろう鉄路が消え行くさまを見送るのは、いつの時も寂しいものです。

その一方で、人々の期待を一身に背負い生まれてくる路線もあり、2008年度末には中之島~天満橋間の京阪中之島線、2009年春には阪神西大阪線の西九条~難波間の延伸区間(開業と同時に尼崎~西九条間も含め『阪神なんば線』に改称)と、関西の交通地図を塗り替えるであろうビッグプロジェクトが続々と進行しています。

そして2006年3月27日に開業した近鉄京阪奈新線(仮称)、生駒~学研奈良登美ヶ丘間も、生まれたばかりのホヤホヤ。開業と同時にかつては近鉄東大阪線と呼ばれていた長田~生駒間と一体化し、『近鉄けいはんな線』として新たに生まれ変わりました。

私も開業から4ヶ月後のある夏の日、試乗しに行って参りました。レポートというよりは唯の印象記ですが、ごく簡単にご紹介します。

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ポルトガルの旅5日目 (3)ロカ岬~地の果てに立つ

観光案内所では、有料ではあるがユーラシア大陸最西端到達証明書を発行してくれる。おばさんに「Certificadoが欲しいんですけど」と伝えると、「ショウメイショ、デスネ」との返事。加えて日本語で「ヨウコソオ越シクダサイマシタ!」と歓迎のご挨拶が。5ユーロのと10ユーロの、どちらにする?と聞かれ、違いは大きさだけなので5ユーロの方に。すると紙を渡され、
「ココニ名字ト名前ヲ書イテクダサイ。ローマ字デネ」
とこれまた流暢な日本語が。日本人ツアー客も大挙して押し寄せる観光地なので、慣れっこなのだろう。

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2007.11.12

ポルトガルの旅5日目 (2)カスカイス→ロカ岬

カスカイス(Cascais)はエストリルと並ぶ太陽海岸の中心地だが、古くからの漁師町でもあるため、純然たるリゾート地のエストリルと比べると生活感があるという(私自身が比べてみたわけではありませんが)。褐色の瓦屋根をもつ駅舎はリゾートらしい華やかさに満ちていた。

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2007.11.11

ポルトガルの旅5日目 (1)まずはカスカイスへ

旅行5日目の朝。今日と明日の2日間は、リスボンを起点に近郊へのエクスカーションを楽しむ。今日の目的地は、ユーラシア大陸最西端のロカ岬(Cabo da Roca)と、「シントラの文化的景観」として世界遺産にも登録されているシントラ(Sintra)である。

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2007.11.10

ポルトガルの旅4日目 (4)アレンテージョを離れる

やってきたバスの車内で切符を買うと、何故か2.4ユーロと、往路と運賃が違う。そしてもう一つ、480エスクードの表示が・・・ 実は私のガイドブックは少し古く、まだユーロではなくエスクード表示なのだが、ユーロへの切り替えはもう5年も前の話。まさかこんな所に生き残っているとは。

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2007.11.09

ポルトガルの旅4日目 (3)アライオロスその2

急坂を登り、町のてっぺんの城へ。14世紀初頭に第6代ポルトガル王、ディニス1世により建造されたものである。アレンテージョ地方には彼の建造した城が数多く存在し、昨日訪れたモンサラーシュの城も13世紀に彼によって再建されたもの。

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2007.11.08

ポルトガルの旅4日目 (2)アライオロスその1

帰りのバスは14時25分発なので、あと5時間余りもある。小さな町なので、これだけの時間があれば隅から隅まで見て回れるだろう。というわけで、最初の目的地はその町の端の端、「Fonte da Pedra」という泉にしてみた。

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2007.11.07

ポルトガルの旅4日目 (1)アライオロスへ

7時過ぎにペンサオンを出る。もう昼過ぎまで帰ってこないのでチェックアウトし、荷物を預かってもらった。冬のヨーロッパなのでまだこの時刻では薄暗い。

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2007.11.06

兵庫県立美術館 on 文化の日 その2

▼展示室1 洋画の魅力

明治以降の日本人による洋画作品を展示。冒頭の着物姿の天女に(本多錦吉郎『羽衣天女』)、いきなり西洋画の固定観念を打ち破られます。明治時代に初めて日本で取り入れられた油絵(洋画)が、日本の風土と溶け合い、やがて一つの様式を確立していく過程を追っていきます。

この展示室では、私はやはり風景画に注目。自然景観から街の一角の光景まで、日本の素朴な風景が色彩豊かに描かれています。また須田国太郎の『工場地帯』は、情景は暗いものの戦前の日本のエネルギーがこもった力作。風景画以外では、安部合成『見送る人々』が秀逸です。兵士の出征を見送る場面をダイナミックに描き、彼らの感情が伝わってくるようで心を動かさずにはいられません。


▼展示室2 「ゲンビ」に集った作家たち

「ゲンビ」とは、関西で1952年に結成された芸術研究グループ、「現代美術懇談会」の略称です。ここではその「ゲンビ」に参加した作家たちの作品を紹介しています。

・・・ごめんなさい、特にコメントはありません。現代美術、苦手なんですよ・・・


▼展示室3 在仏の作家たち/1980年代以降の表現

「在仏の作家たち」では、戦後長くフランスにあって活躍した日本の現代美術家たちの作品を展示。黒田アキ『コロラトゥラの夏』は、小さくして部屋の壁に飾っておきたいような、爽やかな色彩が印象的。

「1980年代以降の表現」では写真を大胆に取り入れたりと、新たな模索が試みられた現代美術作品を展示。ひとつ強烈な個性を放つのが、福岡道雄の『何もすることがない』。遠目に見るとただの黒いパネルですが、近づいてみると「何もすることがない」の小さな文字がパネルの全面にびっしり。じっと見ているとクラクラしてきそう。同じように思っている人は真似してみてはどうでしょう、必ずや悟りが開けるかと(笑)。


▼展示室5 近現代の彫刻-さまざまな人間像

部屋の入り口近くで存在感を示すのが、ジョージ・シーガルによる『ラッシュ・アワー』。その名の通り、ラッシュアワーの光景の一瞬を切り取った作品で、今にも動き出しそうな迫力。思う存分に様々な角度から眺めてみました。

ここまで観てきて、作品そのものだけでなく作品の配置、そして展示室の空間デザインもよく考えられ、これもまた見所のひとつであることに気付きました。展示室5は北入り口の通路とガラス越しに面していて、人の往き来を静かな展示室から眺めていると、まるでこれ自体が一つの作品のようでもあります。


▼展示室4 小企画 美術の中のかたちー手で見る造形 山村幸則「手ヂカラ 目ヂカラ 心のチカラ」

最後の展示室は今までとは違い、目で見てではなく触って鑑賞する異色のコーナーです。まず前室に設けられたカウンターで、安全のため腕時計やアクセサリなどを預けます。次にアイマスクを渡され、真っ暗な視界の中でスタッフの誘導を頼りに展示室へ。手を伸ばすとそこには「何か」が。手探りで辿っていくと、それがとてつもなく巨大な物であることに気付きます。つい手を離してしまうと、
「作品から手を離さないでくださいね。迷子になりますよー」
との注意が。原則的に“おさわり禁止”の美術館で、触らないと怒られるという体験は滅多に出来るものではありません(笑)。

作品を一周すると、アイマスクを外して「ネタばらし」。触覚と視覚が一致する瞬間です。なかなか面白い試みなので、コレクション展を観に来られたならば、ぜひ体験して頂きたいですね。今年は11月18日までです。



《アイマスクは4種類から選べます。これはオーギュスト・ロダンVer.》


入り口に戻ってきた後は、スタンプラリーのスタンプを集めます。8ヶ所中5ヶ所をクリアすればOKなので、15分ほどで終了。賞品をゲットしたのち、美術館の外観をぐるっと眺めてみました。


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《南西方向から》


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《海沿いのプロムナード》


ここまでで約3時間半。芸術鑑賞って頭を使うので、時間の割には精神的にも肉体的にも疲れます。私の住まいは阪急沿線なので、阪急王子公園駅から乗るのが一番安いのですが、くたびれたので一番近い阪神岩屋駅から阪神・阪急乗継ぎで帰宅しました。来週の週末は秋の京都で博物館・美術館巡りをしてみようかと思っています。

兵庫県立美術館(11月17日(土)・18日(日)はコレクション展を無料開放)
http://www.artm.pref.hyogo.jp/

(2007.11.03)

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ポルトガルの旅3日目 (5)天空の村モンサラーシュその2

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《村のメインストリート》


村の中央広場には観光案内所とペロリーニョ、それに村の規模とは不釣合いに思えるほど大きな教会が建っている。教会が地域コミュニティの中心であることがよく分かる。

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2007.11.05

兵庫県立美術館 on 文化の日 その1

11月3日は文化の日。というわけで、兵庫県立美術館で芸術鑑賞としゃれこんできました。

というのも、11月2・3・4日はコレクション展(=常設展)が無料開放。おまけに11月3日限定開催のスタンプラリーをクリアすると、同美術館で来年1月から開かれる「ムンク展」の招待券をプレゼント。実はこれ、前売り券で1100円もするんですよ(当日券なら1300円)。なんて太っ腹! この美術館、以前に特別展は観に来たことはあるのですが、常設展は初体験。渡りに船とばかりに、意気揚々と出掛けてまいりました。


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《美術館の建物を北側(駅方向)から》


関西地方では2003年から「関西文化の日」と称し、毎年11月に9府県(近畿地方+三重県・福井県・徳島県)で文化施設の無料開放が行われています。初年度の参加施設数は121でしたが、年を重ねるごとに参加施設は飛躍的に増え、2007年度は過去最高の327施設が参加しています。そしてこのイベントを立ち上げたのが、2003年当時に文化庁の長官だった、故・河合隼雄氏。いいことするじゃないか。だからって「心のノート」の件は帳消しにはならんけど(笑)。今日はその「関西文化の日」の前哨戦といったところでしょうか。


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《北入口》


この美術館、安藤忠雄によるユニークな設計もさることながら、南側は神戸港、そして北側には六甲山系の険しい山容が迫る立地もなかなかのもので、そのコラボレーションもいわば“展示物”のうちといえるでしょう。


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《3Fテラスから山(北)方向を眺める》


さっそく中へ。ちょうどボランティアの方によるガイドツアーが始まる所だったので同行しました。所要45分と、聞いている方も結構疲れるのですが、おかげでちょっと違った見方を教わることができました。ツアー終了後はいよいよ単独鑑賞。メインの展示室は1Fですが、ガイドツアーの流れに沿ってまずは2Fへと向かいます。


▼小磯良平記念室/金山平三記念室

神戸が誇る二大巨匠、小磯良平と金山平三両人の作品を展示。特に小磯良平は六甲アイランドに全国有数の規模を持つ個人美術館が存在し(→神戸市立小磯記念美術館)、神戸市民ならまず知らない人はいないと言えるほど有名な画家です。実は彼の作品は1点、うちにもあるんですよ。

小磯作品は主に人物画を展示。『斉唱』は丁度入れ替えの時期に当たってしまいタッチの差で観れず、代わりに『T嬢の像』が展示されていました。両方とも小磯良平の代表作です。ガイドさんによれば、小磯作品を鑑賞する際には「手」に注目してくださいとのこと。描き込みが凝ってるらしいですよ。

一方金山作品は風景画が中心。美術館オススメの大作『大石田の最上川』をはじめ、作品を通じてどことなく叙情的な風情が漂います。私のお気に入りは『二百十日の弁天浜』。弁天浜とは現在のハーバーランドのことらしいのですが、靄がかった路地の風景が非常に印象に残りました。私、路地フェチやし(笑)。

どちらかといえば私の好みは金山氏。肖像画や群像画・静物画が中心の「インドア派」の小磯氏に対して、日本中を旅し、美しい光景をキャンバスに描いて回った「アウトドア派」の金山氏には、何か相通ずるものがあるのかもしれません。


▼展示室6 華岳と松南/版画の小宇宙

「華岳と松南」では、兵庫県ゆかりの日本画家、村上華岳と水越松南の作品が紹介されています。水越松南氏の『蛮野新月』のモチーフは、なんとハワイ。日本画で異国の情景を描く、珍しい作品です。

そして版画作品。この美術館は版画の収集に特に力を入れており、その数は7000点以上の全所蔵作品のうち、実に半数以上にのぼります。注目はマックス・クリンガーの連作『手袋』。社交会場でとある女性に一目惚れした一人の青年。その会場で彼は女性の手袋を拾い、やがて幻想の世界に引き込まれていく・・・といったストーリーなのですが、この展示室では全10作のうち、前半の5作が展示されています。第5作を最後に持ってくればハッピーエンドに見えますが、このストーリーにはまだ続きが・・・? 全10作が紹介されたページを見つけましたので、ご興味のある方はどうぞ。

もう一つ、浜田知明氏の版画作品にも注目。世の中を皮肉めいた視点で描く作品はユーモアに溢れ、ブロンズ像でも表現された『情報過多的人間』は、きっと観た人に強烈なインパクトを残すでしょう。

次回は1階を回ります。

(2007.11.03)

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ポルトガルの旅3日目 (4)天空の村モンサラーシュその1

我々を乗せてきたバスが行ってしまうと、聞こえてくるのは風の音と鳥のさえずる声だけ。空を見上げれば、いつの間にやら青空がのぞいていた。帰りのバスは17時20分発。滞在時間は3時間と、食事する時間を考慮すれば長いようで短い。

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2007.11.04

ポルトガルの旅3日目 (3)モンサラーシュへ

今度はちゃんと11番線へ。既にバスはスタンバイしている。バスを待っているのは私を含め5名ほどで、そのうち観光客らしいのは大きなスーツケースを携えた日本人の老夫婦のみ。

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2007.11.03

南海8000系がやって来る

ヤァ!ヤァ!ヤァ!ってわけで、JR東日本のE233系がベースのこの新型車両、なんだかネット上では否定的な意見が多いようですが、とうとう関西でも東京風味の新型車両を味わえるということで、私は楽しみです。

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昭和40年代の阪急塚口駅南口

*検索エンジンから飛んで来られた方へ
このエントリは、以下の記事の続きです。

再開発前の阪急塚口駅南口(1)(2)(3)(4)


(1)阪急塚口駅南口付近のどこか

Araki1
(クリックすると拡大します。以下も同様)

さんざん30年前の風景を見慣れた目にも「・・・ここはどこ?」と思わせてしまうような写真です。さんさんタウンのウェブサイトに同じ写真が掲載されており「昭和43年ごろの風景」というキャプションが付いているので、阪急塚口駅の南口付近であることは間違いないのですが、具体的な場所は見当もつきません・・・


(2)駅前の通りを西に向いて

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駅前を東西に延びる路地を西向きに撮影。突き当たりに駅西側の踏み切り付近にある富士銀行の建物が見えるので、ある程度場所が特定できましたが、とても昭和50年の写真からは想像も出来ないほどの違いです。


(3)駅前の通りを東に向いて(1)

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(2)の撮影場所から少し西へ移動し、振り向いて東向きに撮影。昭和50年の写真と同じ建物が一つも写ってないのですが、本当に同じ場所なんでしょうか?


(4)駅前の通りを東に向いて(2)

Araki2

(3)の撮影場所からさらに西へ移動し、恐らく富士銀行のそばから東向きに撮影。「ALWAYS 三丁目の夕日」に出てきそうな町並みです。手前の女の子は生きていれば今では40代前半です。

以上、写真を並べただけではありますが、昔の阪急塚口駅南側の様子を紹介しました。なにぶん実際に見たわけではないので記述に間違いもあるかもしれませんが・・・。

最後に参考リンクです。

尼崎市立地域研究史料館
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/

Web版尼崎地域史事典『apedia』
http://www.archives.city.amagasaki.hyogo.jp/apedia/

塚口さんさんタウンホームページ
http://www.sunsuntown.com/


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2007.11.02

再開発前の阪急塚口駅南口(4)

(15)再開発区域南西から北を向いて

12_2
(クリックすると拡大します。以下も同様)

再開発区域の北西の角付近から北方向を撮影。こちらのブロックも立ち退きが終わった部分が多く目に付きます。右の3階建てのビルは幸福相互銀行です。


(16)再開発区域南西から北東を向いて

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同じ場所から北東方向を撮影。写真には写っていませんが、今立っている道はこのエリアでは道幅が広い方で、東へ約600mの産業道路(兵庫県道13号線)からこの付近まで続いていました。現在でもほとんど手直しされずに使われているのではないかと思われます。ただ、ここまでは良くてもやはり駅正面までの道のりがボトルネックだったようです。


(17)再開発区域西から北を向いて

11

再開発区域の西の端にやってきました。これは北方向を向いた写真ですが、この道はさんさんタウン西側の道路として現存しています。ダイエー食料品売り場入り口から歩道を西へ行くと、ちょうどこの場所に出てきます。

20020608122640

逆方向からで申し訳ないのですが、現在のこの道路です。


(18)阪急塚口駅西の踏み切り

22

塚口駅の西側にある踏み切りです。ここは区画整理されていないので30年後の今でも殆ど同じ光景を保っています。

20020608122542

現在の写真です。写真店の建物は30年前と変わらずそのままです。


(19)映画館北東から西を向いて

05

最後の写真は映画館の北東から西を向いて撮影されたものです。実際の撮影場所は地図の右端から少しだけ東に行った所です。二本目の路地を右に曲がれば塚口駅南口の正面に出てきます。

1975年の旅はこれで終わりですが、次のエントリでは荒木さんという方が撮影した、昭和40年代の駅周辺の風景をご覧いただきます。


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2007.11.01

再開発前の阪急塚口駅南口(3)

(9)映画館横から南口駅舎を見る

04
(クリックすると拡大します。以下も同様)

映画館の横から塚口駅の方向を撮影。角の右側の建物は元飲食店でしょうか?再開発を前に既に営業を停止したらしく、看板は撤去されています。

駅舎を拡大してみました。首都圏では1990年代に入ってようやく普及し出した自動改札機が、1975年の時点で既に導入されています。


(10)映画館南西の角から北西を向いて(1)

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映画館南西の角にやってきました。空き地の向こうに見える通りは、現在さんさんタウンの西横の通りになっています。中央やや右にはミドリ電化のビルが。ここ塚口駅南口が同社の発祥の地です。


(11)映画館南西の角から北西を向いて(2)

03_2

同じ場所から少しカメラを右に振って撮影。空き地の東側は自転車置き場になっています。


(12)映画館南西の角から北西を向いて(3)

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これは同じ場所から後日撮影された画像で、空き地では既に工事が始まっているようです。あと、(10)(11)に写っているミドリ電化のビル右隣の民家と富士銀行の建物が消え、跡地に同社のビルがもう一棟。勢いを感じさせます。


(13)映画館南西の角から映画館正面を向いて

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もう一枚同じ場所から。この映画館、三館に分かれていてそれぞれ上映作品が違います。次回予告にはあの名作「新幹線大爆破」の文字が。やはり手前の第一館が一番風格がありますね。この映画館は再開発後もさんさんタウンの一テナント、「塚口サンサン劇場」に姿を変え、30年経った現在でも存続しています。


(14)再開発区域南端から駅方向を眺める

14

1ブロック南に進み、再開発区域の南の端にやってきました。ここは現在では駅前広場の入り口に当たり、バスやタクシーがひっきりなしに出入りしています。

このまま再開発区域の下辺を西へ進みます。


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