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2007.12.18

ポルトガルの旅8日目 (4)サン・フランシスコ教会/ポルトの路面電車

ポルトへ戻ったのちは、ドウロ川沿いを走るレトロな路面電車に乗車する。

その前に、昨日時間が無くて入りそびれた、サン・フランシスコ教会(Igreja de São Francisco)を見学する。もとは13世紀に建てられた小さな教会だったが、その後拡張を重ね、現在に至っている。

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《サン・フランシスコ教会》

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《教会入り口》

外観はゴシック様式だが、内部はバロック様式で装飾されている。堂内はびっしりと精緻を極めた彫刻で埋め尽くされ、更にそれらには金箔が貼られており、比類のない煌びやかさを出している。その装飾は、バロック様式の到達点とも言われているそうだ。
*写真撮影禁止なので(ビデオはOK)、写真はありません。対不起。

地下にはカタコンベというのか、納骨堂があり、どなたか偉い人の棺桶がずらずらっと並んでいる。そういえばTBSの世界遺産で見た記憶があるなぁ。まだ見学者が多かったから良かったものの、お墓だけに一人でここにいてはおっかない。あまり気持ちの良い場所ではないので、早々に立ち去った。

教会の見学後は、いよいよ路面電車に乗車する。ポルトの路面電車は、かつて他の都市の例に漏れず、世界規模のモータリゼーションの波にさらわれて廃止の憂き目にあったのだが、近年になって観光資源として復活。現在では発展型のメトロが市民の足として活躍しているのは、既に見てきた通りである。

私が滞在中に確認したのは、サン・フランシスコ教会前のInfante停留所と、ドウロ川の河口近くにあるPasseio Alegre停留所とを結ぶ1系統のみだったが、途中のMassarelosで分岐する、18系統という路線もあるようだ。

その後、今年の9月末にバターリャ広場からリベルダーデ広場を経て、サント・アントニオ大学病院へ至る路線が復活したそう(→ポルト在住の方によるレポートへのリンク)。今朝の写真にも写っていたこの線路、私はてっきり廃線跡だと思い込んでいたのだが、廃線どころか復活の準備中だったとは。

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ゴロゴロと停留所に入ってきた電車は、まさに骨董品と言うべきクラシカルな車両。リスボンのそれは、見た目とは裏腹に新車同様の性能を持っていたが、こちらは正真正銘の旧型車両である。

この路線、交通機関というよりは保存鉄道としての性格が強いので、30分間隔と本数は少なく、運行時間も9時から18時まで。もっとも、完全に並走しているバス路線があるので、例え最終を乗り過ごしたとしても、帰りの足に困ることは無いのだが。

折り返しの準備が完了し、車内へ。こんなクラシカルな車両にもアンダンテの読み取り機が設置されており、何とも不釣り合いに感じる。乗客はツーリストばかりかと思いきや、意外と地元の人の姿も多い。

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グウォォォォと、重々しい釣り掛け音を響かせて発車。まるで春のような陽気で、窓を開けて川面を渡ってくる風をいっぱいに受けながら電車に揺られていると、気持ちも浮き立つ。


【動画】ポルトの路面電車の車窓から(Part1)
[320×240, 30fps, WMV, 2.84MB, 1分07秒]

電車はドウロ川の河口へ向けて、ゆったりと走り続けている。ゆったりと言えどもそれはスピードだけであって、モーターは激しく唸りを上げている。

10分ほど走ると、前方にドウロ川を一跨ぎする、近代的なコンクリートのアーチ橋が見えてくる。ドウロ川で最も下流に架かる高速道路の橋、アラビダ橋(Ponte da Arrábida)である。

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そしてこの橋の少し手前には、路面電車の博物館があるのだが、いかんせんスケジュールに余裕が・・・ またいつか再訪できると信じて、次回のお楽しみとしておこう。

アラビダ橋をくぐった所で、ちょうど道半ば。川幅も徐々に広くなり、海が近づいてきた事を実感する。


【動画】ポルトの路面電車の車窓から(Part2)
[320×240, 30fps, WMV, 2.35MB, 55秒]


Infanteから20分で、終点Passeio Alegreに到着。少し周辺を散歩してみた。

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少し東へ歩くと、川沿いにプロムナードが延びている。平日にもかかわらず、散策を楽しむ人々で華やいだ雰囲気。どことなくリゾートっぽい香りも漂っている。

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時刻は午後5時。太陽が水平線に近付き、風景は夕暮れの色を帯び始めている。明るいうちに都心へ帰ることにした。

500番のバスに乗ればアリアドス駅へ戻れるが、都心へ向かう道路は渋滞中の上、やってきたバスは立ち客で一杯。結局往路と同じく路面電車で帰ることにした。ちなみに来た道を戻るのは・・・という向きの方には、同じく500番のバスで逆方向へ向かい、MatosinhosでメトロのA線に乗り継ぐというルートをオススメしたい。

電車は延々と続く車の列を尻目に、スイスイと進む。折角線路があるのだから、もっと本数を増やした上で交通機関として活用してはいかがか、と考えるのだが、いかんせん線路は単線。複線化あるいは行き違い設備の増設が必要になるが、この渋滞を見るにつけ、投資に見合う効果は十分得られるのではないだろうか。

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6時前にサン・フランシスコ教会前に戻ってくる。まだまだポルト巡りは続きます。

(2007.02.20)

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コメント

はじめまして。当方のブログへの訪問ありがとうございました。
ポルトは、僕にとって、ポルトガルの中で一番思い出に残っている街です。
サン・フランシスコ教会は僕も行きました。
受付のおっちゃんがうれしそうに日本語で話をしてくれたのを覚えてます。
他の町も行ったことがある場所があり、懐かしくなってきます。
またお邪魔させていただきます。

こんばんは。ご訪問ありがとうございます。

「さんユーロ!」のおじさん、私が訪れた時にもばっちり健在でしたよ。そんなに日本語が達者だったんですか。もっと話しておけばよかったかな。今日も日本人相手に愛嬌を振りまいていると思います。

ポルトガルは、私にとっても非常に思い出深い国です。いつかまた再訪してみたいですね。

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