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2008.02.29

台湾一周の旅5日目 (12)北廻線(花蓮~蘇澳新)

<6th>自強2040 花蓮(14:46)→台北(17:25)

最終ランナーは3度目になるプッシュプルタイプの自強号。ここから台北方面へは複線電化されており、優等列車を中心に毎時2~3本の高頻度で列車が運転されている。

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指定された席は海側ではあるがまたしても通路側。窓側には既に若い女の子が座っており、窓框に飲み物や菓子を整然と並べて完全に寛ぎモード。譲ってなどとはとても言い出せず、不戦敗が確定である(笑)。ちなみにこの女の子、台北到着までに7~8回は席を立ち、目の前をうろちょろされたのが少々気に障った。

私の乗車した2号車はインテリアにマイナーチェンジが施されており、ぱっと眺めただけでも半間接照明の採用や通路に敷かれたカーペット、そして客室仕切り扉のデザインや網棚の材質変更(パイプ→板状)など、現代風のデザインにブラッシュアップが図られている。

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14時46分、花蓮駅を出発。台北まで2時間40分の旅が始まる。

花蓮-蘇澳新間の北廻線は、日本統治時代からの構想を経てようやく1980年に全線開通し、2年後の台東線改軌を前に台湾の主要都市が鉄路で繋がった。この路線の開通を阻んでいたのが、花蓮-蘇澳間で直接海に落ち込む中央山脈である。それまで台北との陸路での往来には険しい中央山脈を越える中部横貫公路、もしくは数百メートルの断崖絶壁にへばりつくように設けられた「蘇花公路」と呼ばれる細道を経由するほかなく、交通に著しく支障をきたしていた。解決策としては道路の整備も候補に挙がっていたのだが、当局の審議の結果、日本統治時代に頓挫していた鉄道路線の新設が決定した。開通後も漸次電化と線形改良が進められ、2005年には完全複線化を達成。台湾北部から花蓮へのメインルートとしての地位を揺るぎないものとしており、旺盛な需要に応えるべく花蓮から急増する列車本数がその重要性を如実に物語っている。

花蓮を出て10分少々、新城(シンツェン)を過ぎると進行方向左手に太魯閣渓谷の入り口を眺めることが出来るビューポイントがあり、列車もサービスで速度を落としてくれた。中華民国行政院の選出により世界自然遺産候補に挙がっているだけあり、名実伴う台湾の一大景勝地ではあるが、公共交通でのアクセスが著しく不便なので、日程の都合上今回はパスした。次回こそは・・・!と心に誓っておこう。

ここから先が断崖の連続する海岸。日本で言う親不知や大崩海岸のような風景だ。蘇花公路は海面から遥か高くの絶壁にへばりついているが、鉄道は長大トンネルの連続で苦もなく駆け抜けていく。景色は望むべくもないが、時たま外へ顔を出す度に切り立った断崖が視界に入り、自然の驚異をまざまざと見せつけられる。

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《東澳付近にて》

トンネルの合間の僅かな平地には大規模な工場が目立ち、花蓮以南とは土地の密度が目に見えて変わって来た。

花蓮から1時間弱、険しい地形もようやく果て、蘇澳新駅を通過。一部の自強号と呂光号が停車する、台湾を代表する港町・蘇澳への入り口であり、優等列車は原則的にここで区間車への乗り換えとなる。

蘇澳新からは宜蘭線に入る。この続きは次回にて。

(2007.10.17)


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