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2008.06.13

香港 (1-8)スターフェリーに乗って

尖沙咀から香港島へ渡る交通手段は2つあり、一つ目はMTRツェン湾線で金鐘・中環へ向かう方法。速いが海底トンネルをはさむと運賃がはね上がるのが欠点であるものの、今日を含む3日間はツーリストオクトパスの威力で無料である。とはいえ、トンネルなので暗闇の中でビクトリアハーバーを越えてしまうわけで、やはり大多数の観光客に倣ってスターフェリー(天星小輪)を利用することにした。

スターフェリーの乗り場は尖沙咀海浜公園のすぐ西。バスターミナルが併設されており、公園からでも船が次から次へと発着する様子を見ることが出来る。年季が入ったコンクリート造りの埠頭の建物に入ったところで通路が二股に分かれ、左が灣仔行き、右が中環行き。特に目的地があるわけでもないしどちらでも構わないのだが、中環のフェリーピアはつい数日前に沖合方向へ移転し、若干不便になったらしい。また、灣仔行きの方がほんの少し航行距離が長いので、迷わず左へ進む。

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《乗り場へ向かう途中の階段》

階段をのぼると改札があり、運賃はここで払うようになっている。尖沙咀~中環の路線は上層(1等)と下層(2等)に分かれているのだが、尖沙咀~灣仔は上層のみのモノクラス。運賃は2ドル20セント(約30円)で、オクトパスカードでの支払いも可能だ。建物内には壁のあちこちから大きな扇風機がぶら下げられており、今は冬なのでわからないが非冷房なのだろうか?いかにも生活に密着した、庶民的な雰囲気がぷんぷんと漂っている。

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《待合室》

船が接岸すると、灣仔から来た乗客がどっと降りてくる。下船が済むとこちらの乗船の番。進行方向左の窓側(窓はありませんが・・・)に座る。このスターフェリー、前後どちらにも進めるようになっており(*注)、座席の背もたれの向きも変えられるようになっている。ほんの10分程度の“航海”ではあるが、みな律儀に座席の方向転換を行っていた。無論私もそう。

(注)ダブルエンダー方式というらしく、日本でもJRの宮島航路などで見ることができます。

【動画】船内で出航を待つ
[320×240, 30fps, WMV, 528KB, 10秒]

セーラー服に身を包んだ船員さんがロープを外すと、いよいよ出航。左側には白く浮かび上がった香港文化中心をバックに鐘楼と尖沙咀海浜公園が見え、デッキに夜景目当ての人が溢れている様子を海上から優雅に眺めることが出来る。

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ただ、一つ失敗したなぁと思ったのは、船は尖沙咀を出ると南東方向へ針路を取るので、香港島の摩天楼を眺めるのには右舷側のほうが都合が良いこと。地図を見れば一目瞭然のポカミスをやらかしてしまったが、それはそれとして潮の香りを含んだ夜風に吹かれながらゆらゆらと船の揺れに身を委ねていると、えもいわれぬ幸福な気持ちになっていく。毎年のように進化を遂げる香港の街で、唯一つ何十年も変わらないのがこの潮風なのだろう。街の喧騒から離れ、両岸の煌きがまるで遠い幻のようにも感じられる。

水面に揺らめくネオンの光が次第に大きくなり、右に舵を取ると間もなく灣仔(ワンチャイ/Wan Chai)のフェリーピアに到着する。クールダウンも束の間、再び熱気渦巻く街の中へ。

(2006.12.12)


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コメント

僕もスターフェリーは何度も使いました。
気軽に使えるし、あまり待ち時間も長くないしで、使いやすかったですね。
そして、スターフェリーから眺める夜景もなかなかのものでした。
ぐるっと見渡すと両岸に見える香港の夜景を観ながら、一粒で二度おいしい気分だったのを思い出します。

kenさん

私の宿泊地は佐敦だったので、香港島へは乗り換えなしで行けるMTRの方が便利だったのですが、それでもついつい乗りたくなるような風情がありますよね。オクトパス一枚で気軽に利用出来てしまいますが、渡し舟というよりはちょっとした船の旅といった感じで、旅の良いスパイスになりました。

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