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2008.06.20

香港 (2-1)佐敦~ツェン湾

2日目の朝、7時頃に起床してカーテンを開ける。昨日と変わらず空がどんよりと曇っているのが残念ではあるが、窓の外にはビクトリア・ハーバーを背景に、煤こけた旧いビルから最新の超高層マンションまでが入り乱れてニョキニョキと立ち並び、自分が香港で朝を迎えているという実感を新たにする。

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《部屋の窓から北西方向を眺める》

チャチャっと身支度を整えて出発。恐らく今日も夜遅くまで部屋には帰ってこないだろう。ホテルは素泊まりのプランで申し込んでいるので、まずは何処かの店で朝食を摂ってから新界へ向かうことにする。昨晩は不夜城のように輝いていた佐敦界隈も、この朝早くでは茶餐廳や軽食スタンドを除いてガッチリとシャッターを閉めており、通勤通学の人々がぱらぱらと通り過ぎるのみである。

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《香港名物、竹組みの足場。高さ何百メートルの超高層ビルも竹の足場を組んで建てるというから驚き》

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《裏通りの大看板。密度が高い分、むしろ大通りよりも迫力は上?》

とある茶餐廳(もちろん昨日とは別の店)で「魚球粥(魚のすり身団子入り粥)」を注文。無難な味で、香港へ来てからようやくマトモな料理にありつけた。

ちなみに茶餐廳では、ある程度パターン化されたモーニングセットが用意されているらしく、例えばトーストやサンドイッチなどのパン類にアイスコーヒーや甘~いミルクティ、それにインスタントラーメンやマカロニスープの三点セット・・・という、木に竹を接いだような組み合わせ。私も日本のホテルの朝食バイキングで和食と洋食を一緒に食べることがしばしばあり、そう考えると然程珍妙ではないのかもしれないが、スーツでビシッと決めたおじさんがシロップたっぷりのミルクティーをストローでチューチュー吸っている様子はどことなく微笑ましい。ヨーロッパの男性にも甘い物好きは多いが、香港でもそうなのかな?日本では男性の甘党は不名誉にもマイノリティ扱いされるケースがよくあるが、やはり甘い物好きに男女の区別なし、というのが世界共通の真理なのだろう。

朝食を終え、いよいよ行動スタート。今日最初の目的地は、新界を走るLRTの始発駅である元朗(ユンロン/Yuen Long)である。元朗へはMTRツェン湾線に乗り、美孚(メイフー/Mei Foo)で九広鉄路西鉄線に乗り換えるのが最短ルートとなるが、西鉄線はツーリストオクトパスの無料乗車の適用範囲外。2008-12-28追記:2007年12月に西鉄線はMTRに移管され、ツーリストオクトパスで無料乗車が可能になりました。】路線図を見てみると、ツェン湾線の終点であるツェン湾と西鉄線のツェン湾西駅が、乗換駅にはなっていないものの距離が近そう。丁度ツェン湾線の茘景~ツェン湾間は未乗でもあり、少し変則的なこのルートを取ることにした。


《朝の佐敦駅前》

ラッシュ時間帯に差し掛かり、香港島方面の電車はぎっしりと満員だったが、ツェン湾方面は立ち客がパラパラといる程度。茘景を出発するとニュータウンの合間の地上区間を走るが、住宅といえば高層のマンションやアパートばかりで一戸建てはただの一つもなし。狭い土地の香港、余程の金持ちでないと一戸建てにはとても手が届かないそうだ。庶民にとっては集合住宅しか選択の余地が無いわけで、考えようによっては日本以上の過酷な住環境と言えるのかもしれない。

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《ツェン湾線電車の車内。それなりに古い電車だが近年リニューアルされ、東涌線の新型電車と比較しても遜色がない》

佐敦から約25分、ガラガラになった電車は終点ツェン湾に到着(「ツェン」の字は草冠に全)。地上区間にはホームドアがなく、ようやく電車の全体像を掴むことが出来た。

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《ツェン湾駅ホームにて》

ツェン湾では乗車ホームと降車ホームが分離されており、乗客を降ろした電車はこの先の車両基地へ引き上げて行った。

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次回へ続きます。

(2006.12.13)


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コメント

そういえば、香港地下鉄の車両の全容を見ることができたのは、Tsuen Wanの駅だけでしたね。
電車の写真でも撮ろうかと思っても、ホームドアがあってうまく撮れませんでした。もっとも、安全面ではとても安心なんですけどね。

kenさん

いずれは全駅にホームドアが設置される予定らしいのですが、恐らくホームの幅が狭くて危険な地下駅から優先的に・・・ということなのではと考えています。私の家族にも酔っ払って線路に落ちた人がいるので、安全面から考えると早く全駅に設置完了してもらいたいですね。確かに写真は撮れなくなりますが(笑)

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