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2008.07.03

香港 (2-8)東鉄線(上水~九龍塘)

元朗からバスでやって来た上水は、中心部さながらに人々がせわしなく行き交うニュータウン。今更驚きはしないが、やはり香港のニュータウンの規模は一味違う。平日の真昼間ではあるが、周辺地域から買い物に訪れているのか決して人波が途絶えることはない。

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《駅前の巨大ショッピングセンター、上水廣場》

普段なら駅周辺をちょっと探検してみようという気にもなるのだが、雨がざんざか降っていてそんな気も失せてしまう。上水廣場の中を少しウロウロし、九広鉄路の東鉄線で大埔墟へ向かうことにした。

東鉄線は、香港の九龍と中国広東省の省都・広州とを結ぶ九広鉄路の、香港域内路線の通称。西鉄線が開通して複数の路線を持つようになるまでは、単に九広鉄路と呼ばれていた。間もなく開業100年を迎え、境をまたいで広州への特急列車や上海、北京への長距離列車も運転されているが、沿線の開発が進んだ現代では近距離列車主体の路線となっている。

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《上水駅改札口のひとつ。通勤路線なのに「歓迎光臨」》

上水は途中駅ではあるが、ここから北へ一駅の東鉄線の終着駅・羅湖(Lo Wu/ローウー)は中国本土との入出境専用の駅なので、香港域内の通勤路線としては上水が事実上の始終着駅。上水止まりの電車も多数設定されている。また、来年(注:2007年。旅行当時の話です)には羅湖のイミグレーションの混雑緩和を目的として建設中の、落馬洲への支線の分岐駅にもなる予定である。

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《上水駅ホーム》

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《上水に到着する羅湖行き電車》

中国本土との大動脈らしく長編成の貨物列車を見送った後、ホームに入ってきた尖東(East Tsim Sha Tsui)行き電車は、堂々の12両編成。基本的にはロングシートの通勤型電車だが、一部の新型車両を除いて車端部にはクロスシートが設けられている。また、12両のうち1両は頭等車(1等車)となっており、若干座り心地の良いシートが設置されているそうだ。話の種に乗ってみようかと思ったが、見たところ結構混んでいて、しかも運賃は一般車の2倍必要なので、とりあえず今回は見送ることにした。

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見た目はスマートなこの電車、実は吊り掛け駆動で、加減速の度に心地よいサウンドが車内に響き渡る。さすがに古い路線だけあり、地平を走る線路は丘陵地帯の谷間を右に左にカーブを繰り返し、トンネルで山を一直線に貫いてしまう現代の路線にはない面白さがある。運転密度も高く、対向列車とも頻繁に擦れ違う。

車窓には荒野が広がり、ちょっとだけよそ行き気分を味わったところで、上水から10分で大埔墟(タイポマーケット)に到着。ここで降りた訳というのは、駅の近くに鉄道博物館があるからなのだが、折からの雨で駅から10分ほどの道のりを歩くのも億劫になり、結局ホームへ回れ右をしてしまった。

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《大埔墟駅ホーム》

再び電車に乗車し、一路九龍へ。席に座らず左のドア横に立っていたが、視界は悪く景色もさっぱり。沿線随一の主要駅である沙田(シャーティン)駅の近くには、客家の城壁村や香港文化博物館などの見所も豊富にあるのだが、この頃になると観光よりも食い気が先立ってしまい、一刻も早く九龍へ戻って飲茶にしよう!と決定。長いトンネルで獅子山をくぐり、九龍塘(ガオルントン/Kowloon Tong)に着いたところで地下鉄に乗り換えた。

(2006.12.13)


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