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2008.07.13

マカオ (3)モンテの砦

斜面に広がる緑豊かな公園を抜け、坂道を登るとモンテの砦(Monte Fort)の城壁の外側へ出てくる。17世紀初頭にセント・ポール大聖堂の建設事業の一環として、イエズス会の宣教師の手によって築かれた砦である(ここも世界遺産)。砦の竣工は1617年、その僅か5年後の1622年には早速実戦に供され、大航海時代のライバルとして世界の覇権を競い合っていたオランダ艦隊を迎え撃ち、これを撃退したという。

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城壁の内側と外側には計22門の大砲が据え付けられ、港を睥睨している。このようにでかい!のだが、全て崖に向けてセットされているため、韓国やグアムでやったように砲門を覗き込んでちょっとしたスリルを味わうことができなかったのが残念(笑)。

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堅固な城壁の片隅に、このようにほんの小さな城内への門が。中へ入ると・・・

南欧風の一画が現れ、突き当たりには聖母マリア様が慈愛に満ちた表情を湛えていらっしゃる。左側の建物はレストランになっており、戦火を交えた時代も今は昔、鳥のさえずりだけが聞こえる落ち着いた一画となっていた。

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城壁内部は、ぐるりとマカオ市街地のパノラマが楽しめる絶好の展望台となっている。西の内港の向こう側は中国の珠海市。

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《西方向》

ここから見える景色は主に昔ながらの下町といった感じで、大小さまざまなアパートがぎっしりと密集している。香港の人口密度にも驚かされたが、ここもすごい。狭き土地かなマカオ、約50万人の人口のうち、ここから見える範囲に一体何十パーセントの人が住んでいるのだろう。

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《確か北東方向》

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《北西方向》

眼下には先ほど足元から見上げていたセント・ポール大聖堂のファサードが。横から見てみるとその張りぼて感が一層増す。この辺には台風もしょっちゅう来るだろうに、今までよく倒れなかったよなぁ。この大聖堂が焼け落ちた原因は台風による飛び火なので、確かに風害を被ってはいるけれども、まあ倒れるとしたら風より地震のせいではないかと。

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この敷地内にはマカオ博物館(Museu de Macau)があり、今回は時間の都合でパスしてしまったのだが、聞いた話によるとなかなか興味深い展示内容だそうで。観ておけばよかったかな?


《マカオ博物館》

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《公園になっている城壁内部》

ひとしきり砦からの風景を眺めたのち、マカオの下町を散歩してみることにした。

(2006.12.14)


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コメント

マカオ博物館に行ってきました。
歴史や文化という点で、なかなか面白い内容でした。
セントポール大聖堂は、どうしても「よく倒れないよなあ」と思いますよね。
近くで見ると、そこそこ分厚いんですけどね。

マカオ博物館、とても面白そうですね。私は外国へ行くとその国の歴史を扱った博物館には好んで入るのですが、今回はいかんせん滞在時間が短過ぎました。マカオは地下鉄や電車がない上に観光ポイントが広範囲に散らばっていて、あの複雑なバス路線を乗りこなすのは難しそうですが、一度訪れれば親しみは湧くもので、今度は香港のおまけではなく、またじっくりと歩いてみたくなりました。
セントポール大聖堂(のファサード)は、写真で見るのと実際に近くで眺めるのとでは大きく印象が違ってきますよね。全面を飾る精緻な彫刻といい、かなり強く記憶に残る場所になりました。

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