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2008.07.18

マカオ (6)媽閣廟

ごちゃごちゃとした下町を抜け、河辺新街に出てきた。地図上では内港沿いに走っており、かつてはその名の通りシーサイド(リバーサイド?)ロードだったらしいが、沿岸部の埋め立てが進み、今や建物に阻まれて港を望むことはかなわない。

さて、しばらくこの通りに佇んでいると、「媽閣(BARRA)」と書かれた方向幕を掲げたバスが何台も通り過ぎていく。中心部エリアの観光スポットは大体見終わり、次は媽閣廟へ行ってみようと思っていたので、早速近くのバス停から媽閣行きのバスに乗り込んだ。

終点近くなので、乗客は私とお婆ちゃんの2人だけ。次のバス停でそのお婆ちゃんが降りていくが、よそ者に見えたのか運ちゃんが広東語で「どこへ行きたいの?」みたいな事を話しかけてきた。「媽閣、媽閣だよ」と答えると、心得たとばかりに扉を閉めて発進・・・しようとしたのだが、件のお婆ちゃんがまだ降車を終えておらず、バスから振り落とされそうに\(◎o◎)/! 「●※▲☆◆#@Ж!!」と物凄い剣幕で怒鳴り散らすお婆ちゃんだが、そりゃあ怒るよ、ごもっとも。しかし、日本なら始末書モノのこの事故未遂、運ちゃんは詫びを入れるでもなく、平然としたまま何事もなかったかのように運転再開。えー!

かといってガラの悪い運転手というわけでもなく、媽閣に着いたところで「媽閣廟へはこの道をまっすぐ行くのよー」と親切に教えてくれたりと、決して根は悪い人ではなさそう。こんな命懸けでバスになんか乗りたくないよなぁ、と、いかにもアジアらしい運転の荒さに呆れ返るが、誰も文句を言わないのだろうか。

まあそんなこんなで媽閣廟に到着。中国南部や台湾の沿海部で熱心に信仰を集める海の女神様、阿媽(媽祖とも)を祀る廟で、現存するマカオ最古の寺院だそう。「マカオ歴史地区」のひとつとして世界遺産にも登録されている。広東語で「マーコーミュー」と発音するのだが、この近辺を訪れたポルトガル人が「ここは何処か?」と現地の人に尋ね、この寺院の名前を地域名と勘違いしたのがマカオの名前の由来だということだ。海に生きるマカオの人々らしく、参拝客が途絶えることはない。

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マカオは著名な観光ポイントには乏しく、必然的に数少ないポイントに観光客が集中する結果になるのだが、ここ媽閣廟は特に平均年齢が高い。折りしも大陸からの観光客がバスで大挙して乗り付けており、たった今農村から出てきたばかりのような、どうにも垢抜けない格好に苦笑い。笑顔で記念写真を撮り合っており、楽しそうで何よりである。

中へ入ると、作法があるのか長い線香の束を木簡のようにして両手で持ち、上下に振って煙をまきながら祈りを捧げている。若い人の姿も意外と見掛け、日本人が旅先の神社にふらりとお参りしていくような感覚で訪れているのかもしれない。


《表で線香に火をつけて》


《本堂で祈りながらお供えする》

本堂裏手の小さな丘には、阿媽のほかにも様々な神様を祀る小さな寺院が幾つかある。お寺自体にはあまり興味がなかったが、ナントカと煙は高い所が好き、ということで登ってみたら、バラ広場と対岸の珠海市を見渡すことができて、なかなかの良い景色。余談だが、道の途中にはお布施を求める婆ちゃんが何人か地面に陣取っていて、横を通るとコンコンと音を立てて催促してくる辺り、積極的というか図々しいというか。

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媽閣廟で信仰の一端に触れた後は、近くの丘の上にあるペンニャ教会へ向かう。

(2006.12.14)

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コメント

どうやら、海沿いの道ということは・・・僕も同じ道を歩いてBARRAまでたどりついたみたいです。
あそこにある海洋博物館も見てきました。内容が濃くてなかなか面白かったです。
そういえば、ポルトガルのバスも運転荒かったです。ドアがしまらないうちに走り出したり。そういうところは宗主国に似たんでしょうかね。

セントポール大聖堂からBARRAまでは歩いても20分で行けるんですね。そういえば私がバスに乗っていた時間もほんの僅かでした。やけにBARRA行きのバスが沢山走っているなと思っていたら、バスターミナルがあったんですね。大航海時代には興味があるので、海洋博物館にも入ってみたかったのですが・・・ 次回の課題です。
バスの運転が荒いのは何もアジアに限ったことではないのですが、確かにポルトガルもそうでした。偶然にもシントラのペーナ宮殿へ上がるバスで、走行中にいきなりドアが開いて乗客が振り落とされそうになる場面を目撃しているので、妙なところで両国がつながってるなぁ、なんて感心してしまいました。

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海沿い?にぶらぶらと歩きながら、 BARRAというバスターミナルに着きました。 [続きを読む]

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