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2008.07.28

マカオ (8)香港へ戻る

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《バラ広場への帰り道にあった、「健康のためにタバコはやめましょう」という趣旨の垂れ幕。お隣香港では、2007年1月1日より公共スペースが全面禁煙になりました》

来た道を戻り、バラ広場へ。ここには海洋都市マカオならではの、海にまつわる歴史的史料を展示した「海事博物館」があるのだが、香港最後の夜をじっくりと味わってみたいのと、夕方を過ぎると香港へ戻るフェリーの運賃が割り増しになってしまうので、後ろ髪を引かれながらフェリー埠頭へ戻ることに。正味の滞在時間は5時間程度で、個人旅行にしてはあまりに慌しい行程となってしまったが、今回は下見ということにしておき、次回はじっくりと時間を取って巡ってみることにしよう。あの長い橋を渡ってタイパ島やコロアン島にも行ってみたいし・・・。

帰りのバスはフェリー埠頭から乗ったのとは別の系統で、半島中央部の旧市街を縫って進んでいく。ちょっとした市内観光という計らいなのか、たっぷり30分近くかけてグルグルと市街地を走り回り、「ホントにこのバスで合っているのかな?」と不安を覚え始めた頃、堤防上に敷かれた道路を渡ってフェリーターミナルへ到着した。


《マカオ・フェリーターミナル》

出発まであと20分しかないが、首尾よく先発(関東流にいえば「こんど」)である17時ちょうど発の尖沙咀(九龍)行き高速船のきっぷが手に入った。話が逸れるが、「九龍」の読み方、日本では「クーロン」ですっかり定着しているが、実はこれは和製語らしく、広東語では「ガウロン」、英語では「カオルーン」が正しい読み方らしい。私もマカオのフェリーターミナルできっぷを買う際、上環(香港島)か尖沙咀(九龍)かを明示していなかった為、窓口氏に行き先を確認されたのだが(実際には香港島行きと九龍行きでは船会社が異なり窓口も分かれているので、手続き上は行き先を指定する必要はありません)、最初の問い掛けは聞き取れず、改めて日本以外では通じないはずの「クーロン?」と聞かれて理解した次第。このように、観光業に携わっている人の中には気を利かせてくれる人もいるようだが、なぜこんな変な読み方が定着してしまったのだろう。

出境審査が少し混んでいて、乗り遅れやしないかとやきもきしたが、次は私の番というところでマカオ住民用の窓口も開放し(するならもっと早くしてよ)、結局余裕綽々で乗船ゲートへ。乗り込んだのが出発間際だったので、窓から離れた船体中央部の座席になってしまったが、間もなく日没なのであまり関係ないか。


《マカオ→香港の船のチケット(使用後)。出国税の関係か、香港発よりも3HKD高い》

船は港を離れると、派手に水しぶきを上げながら香港へ向けての疾走を始める。夜の帳が下りだす頃、香港の群島の合間へ。曇り空の下に沈む島影を背景に、上環行きだろうか、すぐ左舷側に船がぴったりと併走しており、互いに譲らずのデッドヒートを繰り広げている。船体が闇に埋もれ、点滅する灯火しか見えなくなるまでそれは続き、一人旅の無聊を大いに慰めてくれたのだった。

とっぷりと日の落ちた頃、再びキンキラキンのチャイナ・フェリーターミナルへ戻って来た。香港の空気に徐々に馴染んできた証拠なのか、ホテルへの帰り道の途上で広東語で道を尋ねられてしまい、心の中でそっとほくそ笑む。さて、最後の夜は何処へ行ってみようか?

(2006.12.14)


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