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2008.08.14

香港 (4-11)再見、香港

連載最終回です。

機場快綫の到着ホームにMTRのインフォメーションカウンターがあったので、4日間お世話になったツーリストオクトパスを払い戻す。デポジットと合わせて150香港ドル程戻ってきて、現金という形のある物を手にすると儲かったような気になる。通常版のオクトパスだと発行後すぐに払い戻すと手数料がかかるが(確か7香港ドル)、ツーリストオクトパスの場合は無料。

到着ホームからスロープを上がると、もうそこはチェックインカウンター。機場快綫のホームは2層式になっており、到着ロビーと乗車ホーム、そして降車ホームと出発ロビーが段差なしで直結し、極力徒歩での移動距離が少なくなるよう工夫されている。出発客と到着客の動線が一切ぶつからないことも特筆すべき点で、さすがイチから設計した新空港だけあって良く出来ている。

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《出発ロビー。こうして見ると関空にそっくりだが、やはりこっちの方が賑やか》

チェックインカウンターを華麗にスルーして出国審査へ。入国時と同様にこちらも形式的なもので難なく通過すると、そこは「SkyMart」の愛称がついたショッピングモール。フリーポートの香港らしく、最後の最後まで我々の財布の中身を狙っているようだ。

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時間を潰すにはもってこい・・・というか、以前乗り継ぎで立ち寄った際に隅から隅まで見て回ったのだが、今回はあまり時間がないので、ショップ探検もそこそこに搭乗ゲートへと向かう。関空行きの飛行機が出発する34番ゲートは長~~~い通路を辿った先にあり、普通に歩くと途方もない時間がかかるので、通路の地下を走る新交通システムを利用することにする。成田や関空のそれと同じく、水平に移動するエレベーターみたいなものなので運賃は無料。

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《新交通システムのホーム》

この列車の最高速度は約60km。前面展望を眺めていたが、トンネルに走行音が反響し、ゴムタイヤ式独特の振動も相まって実際の速度以上にスピード感がある。結構乗車時間は長く、3日前大阪から着いた時にはこれだけの距離を馬鹿正直に歩いたんだよなぁ・・・と、何となくしみじみ。

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《35/36番ゲート付近からターミナルビル方向を眺める。あまりに遠すぎて見えませんよ・・・》

NH176 香港(15:05)→大阪関西(19:15)

34番ゲートに着くと、既に搭乗が始まっていた。周りは日本人だらけで、もう半分日本へ帰ってきたようなもの。いつものことながら、旅の終わりは安堵感と寂しさが入り混じる。

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飛行機は離陸するとすぐ雲の中へ突っ込み、別れを惜しむ間も与えてくれず。結局4日間通じて天候には恵まれなかったが、これはきっと「これで満足するなよ!またいつか遊びに来いよ!」と再訪を促す、香港からの愛に満ちたメッセージなのだとポジティブに受け取っておくとしよう。ちなみに翌日からは再び澄み渡る青空が戻ってきたそうな。

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《香港→大阪関西の機内食》

丁度フライトが日没の時間帯にかかり、茜色に染まった雲海が、空と共に次第に色を失っていく様子をつぶさに眺めることが出来た。

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帰路は往路より1時間も早い3時間で到着。九龍駅で預けた私の荷物もちゃんとターンテーブルに回ってきた。さあ、後は家に帰るだけ・・・かと思いきや、今回もやってくれました。関空の税関。

税「どちらに行かれていたのですか?」
私「香港です」
税「お仕事ですか?」
私「観光です」(ここまでは通り一遍の質問)

税「香港のどこへ行かれていたのですか?」
私「(どこへって、香港島と九龍と新界と離島以外にどこがあるのよ?と訝しみつつ、正直に答える)」
税「向こうで何を買われたのでしょうか?」
私「お土産くらいですね」
税「具体的にどんなものを?」
私「中国茶とマカオの杏仁クッキー・・・(こんなコト言わせんなよ!)」
税「荷物を見せてもらってもいいでしょうか?」
私「ええ(最初からそうしろよ!)」

で、荷物をまさぐりつつ、バッグの一番底にジッパー付きの物入れがあるのを目ざとく見つけ、

税「ここには何が入っているのですか?」
私「着替えですよ(もちろん本当)」

と言いつつ、ビーーーッとジッパーを開ける係員。じゃあ何で聞くんだよ!!!

前々から関空の税関はしつこいと感じていたのだが、今回のように荷物を細大洩らさずご開陳させられたのは流石に初めて。やましい所もないわけで別に全部見られても一向に構わないのだが、やり方がネチネチと陰湿なんだよなぁ。まあ、単にヒマなだけなのでしょうが。

まあそれはそれで、2時間後には我が家の門をくぐって今回の旅も無事終了である。<完>

(2006.12.15)

----

<あとがき>
基本的に田舎志向の私がビルばかりの大都会・香港を目指すことになろうとは、自分でも意外だったのですが・・・ 行ってみるものですね。こんなに魅了されて帰って来るとは想像だにしなかったです。戻って来るや否や、また今すぐにでも行きたい!と思ったのは今回が初めてかもしれません。食わず嫌いはいけませんね。まだまだ世界には素晴らしい場所が沢山あるのかと考えると、やっぱり旅はやめられません。

それにしても、3泊4日で新界もマカオもというのはやはり欲張りすぎだったような。天候の関係で香港観光の定番中の定番的スポットであるビクトリア・ピークも未訪問だし、幻彩詠香江(A Symphony of Lights)も見られずじまい。次回はもっとゆっくりと滞在して、隅から隅まで探検してみたいところです。もちろん鉄道好きのあなたも楽しめること請け合い。とにかく騙されたと思って一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっとその魅力に取り付かれると思いますよん。

最後までご覧頂きありがとうございました。続いて次回作のフランス・ドイツ編の執筆に入ります。もしよろしければお付き合いくださいませ。


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