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2008.08.18

Prologue (2)伊丹~成田

NH2176 大阪伊丹(07:55)→東京成田(09:05)

13番ゲートから搭乗。しばらく飛行機に乗らないうちに従来のタイプの搭乗券は廃止されており、カウンターでQRコードが印刷された「搭乗案内書」というペラペラの券が手渡され、保安検査場と搭乗ゲートでコードを読み取り機にかざして通過する方式に改められていた。航空券自体もE-チケット化され、自宅で印刷してきた控えを見せるだけになっていて、ずっしりと重い航空券の束を手に取りながら旅の期待に胸を膨らませていた時分が今更ながら愛おしく思い出される。飛行機の敷居もますます低くなり、ハンバーガー計画(覚えてます?)も極まった感があるが、反面有り難味に欠けるような気がするよな、と、ピンクのペラ券と化した搭乗券を手にそんな思いを抱くのだった。

この機体は国際線仕様で(B777。成田-ロサンゼルス線の間合い運用らしい)、ファーストクラス・ビジネスクラス・プレミアムエコノミー・エコノミーの4クラス制となっている。そのうちビジネスクラス以下は普通席として開放されており、もちろん私もビジネスクラスの座席を確保しておいた。

20080404081816

離陸後にドリンクサービスを受けたあとは、窓側ではあるが翼の上なので下界の景色は楽しめず、退屈を持て余したので座席を色々といじくって遊んでみた。ワンタッチボタンでベッドモードにしてみると、本当にほぼフルフラットになってしまい、早起きの身には違う意味でツライ。成田からパリまでは約12時間、誰もが浮かぶであろう願望が脳裏をくすぐるが、あえて口に出すのは野暮なのでやめておこう。


《富士山も見えました》

40分も飛ぶと慌しく最終着陸態勢に入り、翼越しにこんもりとした丘の連なる田園風景がスクロールしていく。おおよそ4000万都市圏の空の玄関口にこれから降り立つとは思えない程の田舎だが、一方で日本の原風景を求めてやって来た外国人にとって、これ程ドラマチックなプロローグもないことだろう。

降機後、まずは国際線の出発ロビーへ。初めて訪れる成田空港は、すっきりとまとまっていてなかなかの好印象。というのも、スターアライアンス各社が使用する第1ターミナル南ウイングは新築同然のリニューアル工事を経て、2年前に再オープンしたばかり。近年開港する大規模空港は剥き出しの鉄骨とガラスによる建築が主流なので、旧来の設計は却って新鮮に感じられる。


《(上2枚)出発ロビーにて》

乗り継ぎ時間は2時間20分あり、ターミナルの中央ビルには色々と店も揃っているのだが、特に用もないのでさっさと出国審査を抜けてしまう。搭乗ゲートへ続く通路は「narita nakamise」という免税店街となっており、男、しかも非喫煙者の私にはまるで縁のない世界ではあるものの、やはり非日常気分を盛り上げるのに一役買っている、必要不可欠な存在であることには違いない。

搭乗ゲート前のベンチで約1時間半待ちぼうけし、ようやくパリへ向けての出発の時刻となる。序章はもう一エントリ続きます。

(2008.04.04)


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コメント

いよいよ始まりますね、フランス&ドイツ編 sign03
首を長くして待っていた者の1人です。
魅力的な地方都市を、数多く周られたのですね~。いいなぁ~♪

chikocrapeさんの年齢が、想像していたよりも若くてびっくり sweat01
今回の旅では、モバイルやパソコンを持って行きましたか?

お待たせして済みません。記憶が新鮮なうちに取り掛かりたかったのですが、ようやく執筆を始めることが出来ました。書く事が山ほどあるので長丁場になりそうですが、気長にお付き合い頂けると幸いです。先入観を持たれるのが嫌なので年齢不詳のままにしておきたかったのですが、今回は青年向けサービスの説明の都合上、止むを得ず年齢を明言することになりました。フランス語ではヴァン・サン・カンですね。

デジカメを導入して以来、泊りがけの旅に出る時にはいつもデジカメ写真のストレージとしてモバイルPCを携帯しています。ホテルで無線LANによるインターネット接続が使えると聞いて無線LANアダプタを持って行ったのですが、ドライバの調子が悪かったのか、結局一度も接続は成功しませんでした。現地で簡単な旅日記をアップしようと考えていたので、ちょっと残念です。とはいえ毎日早朝から夜遅くまで忙しく動き回っていたので、PCをいじくっている暇なんてろくすっぽなかったんですけどね。

この空港の写真は、成田の第1ターミナルでしたか。
もっぱら第2ターミナルを使っている僕には、すごく新鮮に映りました。
一度だけ第1ターミナルを使いましたが、その頃からすると、だいぶ雰囲気変わったんですね・・・。
それにしても、国内線でもフルフラットシートとは・・・おいしいというか、うらやましいというか、です。

そういえば、僕も最近はPCを持ち歩きながらの旅ですが、
やはり朝から晩まで外にいるせいか、やはりPCをいじるヒマはほとんどなく、
デジカメのデータをバックアップするだけで終わってしまいます。

そうです。第1ターミナルです。関西に住んでいる自分にとって、まずターミナルビルが2つあるということ自体が驚きなのですが・・・ 関空も機能的にまとまっていて良い空港なのですが、剥き出しの鉄骨だらけでちょっと寒々しい印象を受けるので、初めての成田空港は暖かみがあるなぁという感想を抱きました。私はどちらかというとANA派なので、JALが発着する第2ターミナルを利用するチャンスはあるのかどうか・・・ 伊丹~成田間のビジネスクラスは、関空からの自社運航便がなく不便をかこっていることに対しての、ANAからのささやかな「お詫び」の気持ちなのかなぁ、と。こんな機会がなければ滅多に乗れないので、思う存分堪能してきました(笑)。

kenさんもPCを持ち歩いて旅をされているのですね。日本国内のホテルでは最近無料インターネットが標準サービスになりつつあるので重宝するのですが、外国では出歩く時間が段違いに長くなるせいか、単なるストレージとしか機能していませんね。昨年のヨーロッパの旅ではまだ毎晩写真を整理する時間もあったのですが、この間の香港の旅では帰りが11時や0時だったので、データをPCに移すだけで精一杯でした。それだけ旅の時間が充実していたということでもありますが・・・

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