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2008.10.14

フランス (3-5)モンマルトルの丘その4

サクレ・クールを後にコルトー通り(Rue Cortot)へ。同じアパルトマン主体の住宅地でも丘の南側はびっしりと建て込んだ感じだったが、北側は配置に比較的ゆとりがあり、どこか日本の公団団地を髣髴とさせるような光景が広がっている。

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《丘の北麓に下りる階段。のちほど一本北の路地に出てくる》

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《コルトー通り》

モンマルトル博物館のあるコルトー通りを下っていき、ソール通り(Rue des Saules)を右折。この十字路を直進するとラ・ブレボア通り(Rue de l'Abreuvoir)につながるのだが、ここから眺める通りの風景に思わずハッとさせられた。というのも、ここモンマルトルと私の出身地である神戸の北野地区(異人館で有名ですね)との間には2005年に友好提携が結ばれたのだが、まさにその北野の坂道と見紛うような景色なのである。私の愛する神戸の街並みと、好きになり始めているパリとが1万キロの距離を越えて一つに繋がったような気がして、なんとなく嬉しい。

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《不動坂?》

急勾配のソール通りを更にぐんぐん下っていくと、間もなく右手の斜面にブドウ畑が広がっているのが目に飛び込んでくる。かつてモンマルトルが農村だった時代の面影をとどめるこの畑、今となってはモンマルトルだけでなくパリ市内でも唯一残るブドウ畑なのだとか(しかもパリ市営)。ようやく春の訪れを告げ始めたばかりのこの季節はただ枯れた木々が並ぶのみだが、毎年秋になると果実をたわわに実らせ、ここから収穫されたブドウは年間1000本程しか生産されない究極の希少ワインに姿を変えるそうだ。輸出はおろかモンマルトルに足を運んだとしても手に入る機会はそう多くないそうで、まさしく地産地消の極みである。

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サン・ヴァンサン通り(Rue Saint-Vincent)を東へ。ひとつ目の交差点で右を向くと、先程テルトル広場の北西付近から見下ろしていた石段(=このエントリ一枚目の写真)を今度は見上げる形になる。上からでも下からでも良いものですな。

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サン・ヴァンサン通りを更に進み、突き当たりを左へ折れて階段を下る。途中ではジャージ姿の親子が階段を往復したりストレッチをしたりと朝の運動中。「すみませーん、ちょっとよそ者が横を失礼しますよぉー」てなもんです。

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《どこかの団地みたいな風景です》

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《アスファルトに描かれた謎のイラスト。小さい子供が遊びで使うようですが・・・》

丘をほぼ下りきったならば、あとはゴールを目指すのみ。

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10時10分、名残を惜しむように最後の階段を下ってメトロ12号線のラマルク・コーランクール駅(Lamarck Caulaincourt)に到着。ホテルから2時間40分も歩き通しだと流石に疲労を感じるが、達成感も相まって心地よい疲れである。

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《(上2枚)階段に埋もれるラマルク・コーランクール駅入り口》

次の目的地であるオルセー美術館はもうとっくに開館時刻を迎えている。既に一仕事終えた感もあるが、今日はまだまだ始まったばかりだ。

(2008.04.06)


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