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2008.10.19

フランス (3-7)オルセー美術館を大雑把に回る

館内へ。ルーヴル程ではないがこの美術館もじっくり回っていれば忽ち一日過ぎてしまうほどの広さなので、印象派を中心にハイライトだけササっと観ていくことに。

ということでまずは最上階のLevel5へ直行。無料開放日だけあってやっぱり人出は多いが、そもそも美術館のキャパシティ自体が半端ではないので、ごく一部の著名作品を除いては充分ゆったりと鑑賞することが出来た。この美術館もフラッシュさえ使わなければ写真は撮り放題、しかも作品と鑑賞者を隔てる柵もなく、膝くらいの高さの頼りなさげなロープが一本張ってあるのみで、誰かがバランスを崩して頭から絵に突っ込むような事故が起こりやしないかと余計な気を揉んでしまうほどだ。

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《クロード・モネの『日傘の女』。これ一枚だけではなく複数のバージョンが存在する》

ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』の前には絶えず人だかりが(下の写真一番右)。ただ一応お断りしておくと、こんなに人が溜まっているのはあくまで例外中の例外でした。

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モネの『サンラザール駅』です。1837年の開業以来約170年の歴史をもち、現在もノルマンディー地方への玄関口としての役割を担うパリ最古の駅。ちなみに新橋-横浜間に日本最初の鉄道が開通したのは35年後の1872年の出来事です。

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《サンラザール駅》

ゴッホの『オーヴェールの教会』。彼が生涯最後の2ヶ月を過ごしたオーヴェール・シュル・オワーズ村に今も建つ教会をモデルにした作品で、毒々しいほどの空の青さが異彩を放っています。この作品を完成させた一ヵ月後、ゴッホはこの村で拳銃自殺を遂げ、37歳の生涯を閉じることになります。

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《オーヴェールの教会》

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展示室の全景。宮殿を改造したルーヴルとは対照的に、ごくごく普通の美術館という感じですね。それでも広さは群を抜いており、Level5を一通り巡るだけで1時間近くかかりました。

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時計の向こうにサクレ・クール。

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階段を下りる前にホール全体を見渡してみる。元々オルレアン鉄道の始発駅として1900年に開業したオルセー駅の駅舎として使われていた建物なのだが、まるで最初から美術館として設計されたかのような威風堂々とした風格である。構内スペースの狭隘さが仇となって1939年には早くも地上部分は使われなくなったそうだが、この壮大なドーム屋根の下を列車が発着している様子を一目見てみたかったと思う。

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Level3あたりからもう一枚。

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館内に入場してからまだ1時間余りしか経過していないのだが、モンマルトルで思いのほか足に負担をかけてしまったようで、足が痛くて痛くて・・・(まだ昼過ぎなのに)。休憩ついでに昼食を摂ろうにも、気軽に食事できるようなところは何処も大混雑。状況の好転はまず望めないと判断し、今回は見切りをつけてLevel0(地上階)に展示されている『草上の昼食』だけを観てからオルセーを「脱出」することにした。もともとタダで入れたのだし、未練は全くない。

マネの『草上の朝食』。現代ではハダカの女性が創作物に登場することなど珍しくも何ともありませんが、1863年に発表された当時は神話や古典、つまりフィクションの世界にしか描かれていませんでした。現代の価値観ではピンと来ないのも当然ですが、この日常を描いた(=現実世界の“裸婦”がいる)何の変哲もない絵が当時は卑猥だ不道徳だと大スキャンダルを巻き起こしたそうです。

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《草上の朝食》

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あと、ミレーの『落穂拾い』も観たはずなのだが、なぜか写真に残っていないのは混んでたからか、それともあまりに有名すぎる絵画をわざわざスナップする行為に虚しさをおぼえたからか・・・?記憶ははっきりしない。

午後1時ちょうど、美術館を後にする。あー、早く休みたい。メシも食いたい。

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《オルセー外観。北西の角から》

(2008.04.06)


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