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2008.11.07

フランス (3-11)エトワール凱旋門

シャンゼリゼ通りの西端、シャルル・ド・ゴール広場に聳え立つ凱旋門(Arc de Triomphe)の足下にやって来た。ヨーロッパを代表するキング・オブ・観光スポットであり、私の海外デビューから約10年、遅馳せながら遂に訪問が叶うことになった。そのせいか感激もひとしおである。

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この広場からは計12本の幹線道路が放射状に延びており、その様子があたかも星の輝きのように見えることから、かつてはフランス語で星を意味するエトワール広場(la Place de l'Etoile)と呼ばれていた。現在でもこの名称で通じるほか、広場直下にあるメトロ・RERの駅名も「シャルル・ド・ゴール=エトワール駅」と、新旧の名称が並存する形となっている。

12本の幹線道路が集中するということで、広場を囲むロータリーの交通量は非常に多い。驚いたのはロータリーの中に一切車線が引かれていないことで、乗用車から大型バスまで見えない線に導かれるように幾重にも連なってロータリーをクルクルと回っている。それでも観察していると動線がクロスすることはしばしばで、やはり気を抜くと接触事故は免れないようだ。

薄暗い地下道をくぐり、凱旋門の真下へ。1806年に時の皇帝・ナポレオンによって着工されたこの門、結局彼の生存中に完成することはなく、流刑地で没したその20年の後に漸くくぐることが出来たという。

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広場からシャンゼリゼ通りを振り返ってみると、はるか向こうにルーヴル美術館が遠望できる。途中で小休止を取ったりしたものの約2時間掛けてあそこからひたすら歩いてきたわけで・・・ ご苦労様。

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凱旋門の上層は展望台になっているが、そこまで見学している時間はちょっとないので、門の股ぐらをウロウロ。中央には第一次世界大戦で戦死した無名戦士の墓があり、終戦から100年近く経った今となっても花を手向ける人が絶えない。日本の靖国神社なんかは終戦記念日にせいぜい注目される程度でイデオロギー闘争の場としての側面が強いが、今日の平和は先人達の尊い犠牲の上に成り立っているわけで、こうして事ある時に再認識する機会を持つのは非常に大切なことだと思う。

【追記】
5年後に再訪した際に展望台へ上りました。こちらのリンクから

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シャンゼリゼ通りとは反対側、Avenue de la Grande Armée(Large Army=大陸軍通り)の向こう側にはラ・デファンスのグラン・ダルシュ。昨日の夕方とは逆の視点で眺めていることになる。この『パリの歴史軸』を辿っていけば自動的に中世から近代、そして現代へと歴史を辿る旅が完成するわけで、その発想と実行力に唯々唸るばかりである。

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Charles de Gaulle Etoile―[M1]→Concorde

この時点で時刻は午後4時過ぎ。もう一つくらい美術館を訪れてみたいと思い、ルーヴル・オルセーの次に行ってみたいと考えていたオランジュリー美術館を訪問することにした。最寄り駅のコンコルドへはシャンゼリゼ通りの地下を走るメトロ1号線で4駅。東京では銀座線に相当するパリ最初の地下鉄路線で、いつものあの形式の電車ではなく窓の大きいモダンインテリアの新型車両が導入されていた。ドアはボタンやレバーを操作せずとも全自動で開閉するほか、他の路線では皆無に近かった車内放送も行われている。とはいえ「次は○○です。お出口は右(左)側でございます・・・」というような懇切丁寧な放送ではなく、停車駅に近付くと駅の名前だけを二度しゃべるのみ。とはいえ、放送内容は長くなれば長くなるほど乗客の注意は分散されてしまうわけで、本当に必要な情報だけをコンパクトに伝えるというこの手法も理に適ったものなのかもしれない。

車両は最新型ながら線路は旧来のままなので、ユッサユッサと揺られつつコンコルドで下車。チュイルリー公園の南西端に位置するオランジュリー美術館へと歩を進める。

(2008.04.06)


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