« フランス (4-4)シテ島へ | トップページ | フランス (4-6)ポンピドゥー・センター~パリ市庁舎 »

2008.11.25

フランス (4-5)シテ島にて

ポン・ヌフを横切り、アンリ・ロベール通りを進む。真正面の三角形の広場はドーフィヌ広場。

20080407112146
《アンリ・ロベール通りからドーフィヌ広場を望む》

20080407112212_2
《ドーフィヌ広場周辺の風景》

すぐに最高裁判所(Palais de Justice)の裏手へ。

20080407112516s

シテ島の北岸を走るオルロージュ通りをしばらく東進する。右手に城壁のように聳え立っている建物がコンシェルジュリー(Conciergerie)。元々14世紀にフィリップ4世の宮殿として建てられたが、時を経ずして牢獄へと姿を変え、フランス革命の際には収容者は約2600人にも膨れ上がったという。ほぼ全員が断頭台へと送られる運命にあった死刑囚で、マリー・アントワネットもその一人。彼女が処刑前の2ヶ月間を過ごした部屋も再現されているそうだ。

20080407113350
《シャンジュ橋の上から見たコンシェルジュリー》

コンシェルジュリーの全景を眺めるために一旦シャンジュ橋を渡って(上の写真は橋の上から撮影)、右岸のシャトレ広場へ。右前方に一際目立つ四角柱の塔はサン・ジャック塔(Tour St-Jacques)で、手元のガイドブックでは言及されていないのだが嘗てこの場所にあった教会の鐘楼のみが残ったもの。現在ユネスコ世界遺産にも指定されているサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路のスタート地点でもあったそうだ。

20080407113233
《シャトレ広場とサン・ジャック塔》

シテ島へ戻り、パレ通りを南下してサント・シャペル(Ste-Chapelle)の入り口へ。13世紀に建造されたゴシック建築の最高峰とも評される教会で、礼拝堂の三方一面を飾るステンドグラスが見ものだそうだが、やはり有名観光スポットということで入り口には長い列が。悠長に並んでいる時間はとても無いので、今回はパスすることにした。

20080407113739

パレ通りから市立病院へ向けて延びるルテス通りをゆく。ほとんど歩行者天国同然で、通りというよりは広場のよう。

20080407113934
《ルテス通り》

平日は花市、日曜には小鳥市が立つことで知られているルイ・レピーヌ広場の片隅に、同じデザインの自転車がずらりと並んでいるのを見掛けた。これは「velib(ヴェリブ)」と呼ばれているパリ市営のレンタサイクルシステムで、1日・1週間・1年いずれかの期間で契約し、その間ならば一回30分以内で何度でも市内各所に設置されたステーションから自転車を借りることが出来る仕組み。返却するステーションは出発地である必要は無く、市内のステーションなら何処でもOK。むしろ乗り捨てを前提としたシステムで、メトロやバスに代わる短距離交通手段という位置づけである。

20080407114250
《velibのステーション》

パリ市では2020年までに自動車交通量を40%削減するという野心的な政策が打ち出されており、velibの導入はそのメイン事業といったところだろうか。確かに自転車ならば地下鉄のように階段を上り下りする必要も無く、車やバスとは違って渋滞知らず。そして路面電車(トラム)のような大規模な投資も不要で、道路交通の利点である面的な移動が可能。もはや都市交通の新たな一ジャンルを築いたといっても過言ではなさそうだ。事実、市民からも好評をもって迎えられているという。

20080407114325
《velibの自転車》

市立病院の南側を抜け、パリのランドマークかつシテ島のシンボル的存在であるノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)へ。ヴィクトル・ユーゴーの小説や、それを原作とするディズニーのアニメーション映画の舞台としてもお馴染みである。

20080407115245

ここは日本では東京の日本橋に相当する、フランスの道路の起点(ゼロ地点)となっており、大聖堂前の広場にはその印が嵌め込まれているそうなのだが、どうもよ~く注意していないと見過ごしてしまうほど小さな印らしく、情けないことに今回は発見できず仕舞い。もっとも、その場にいた観光客は誰一人気付いていない様子だったけれども・・・

正面ではクレーン車を使っての修復作業中。竣工から約680年、人類の至宝はこうして着実に未来へと受け継がれていく。

20080407115603

ドゥブル橋を渡り、左岸からノートルダム大聖堂の側面を眺めてみた。キリスト教(というより宗教全般)には全く興味は無いが、純粋に建築物として見るならば、やはり心を揺さぶられずにはいられない。

20080407120226

後ほどもう一度シテ島へ戻ってくるが、差し当たりもう一つの目的地であるマレ地区へと歩を進めることにした。

(2008.04.07)


« フランス (4-4)シテ島へ | トップページ | フランス (4-6)ポンピドゥー・センター~パリ市庁舎 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224041/43203576

この記事へのトラックバック一覧です: フランス (4-5)シテ島にて:

« フランス (4-4)シテ島へ | トップページ | フランス (4-6)ポンピドゥー・センター~パリ市庁舎 »

スポンサーリンク

Blog内検索

Amazonでお買い物しませんか?

無料ブログはココログ