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2009.02.13

ドイツ (2-8)エスリンゲン・アム・ネッカーへ

シュトゥットガルト(Stuttgart)はバーデン=ヴュルテンベルク州の州都で、都市圏全体で100万人以上の人口を擁する巨大都市。メルセデス・ベンツで知られるダイムラーやポルシェの本社が置かれていることでも有名で、ドイツを代表する工業都市でもある。そんなわけで治安の良いドイツ国内でもとりわけ裕福な地域なのだが、やっぱりここは大都市、駅コンコースを行き交う雑踏を目の前にして気持ちも自ずと引き締まる。

なにはともあれまずは荷物を置いて身軽になっておきたいので、駅を西口から出て緩やかな上り坂になっている大通り(Heilbronner Straße)を北上。最初の信号を渡って目の前の階段を上がるとそこが予約してある「Hotel Pflieger」である。一番安い部屋なのでトイレは共同だがシャワーと洗面台は客室内に設置されており、1泊朝食付き45ユーロ(週末料金)/50ユーロ(平日料金)は今回の旅では最安値だ。ホテルなんてどうせ寝に帰ってくるだけなので、静かで清潔な部屋が用意されていればそれで十分。なにより中央駅から徒歩5分弱という絶好のロケーションは何物にも代え難く、そのうえ大通りから一歩入っただけで清閑な住宅街が広がっているのには驚かされた。シュトゥットガルトはステレオタイプな都会のイメージとはかなり異なるようである。

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《ホテル外観。すぐ向かいには「Hotel Mack」という姉妹ホテルがある》

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《こんな住宅地の中です》

私の部屋は一番上の写真のホテルの建物とは路地を挟んで隣接した別棟にあり、ルームキーと一緒に渡される接触式のICカードを玄関で差し込んで建物に入るようになっている。

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《私が泊まったシングルルーム》

旅装を解いて一息ついたところで時計を見ると午後4時20分。日没までにはまだ4時間近くあり、近くの町ならば余裕で観光して戻って来れそうだ。幾つか候補はあるが明日の予定とも考え合わせた結果、中央駅から近郊電車で15分ほどで行けるエスリンゲン(Esslingen)という町に決定。そうと決まればということで休憩もそこそこにホテルを飛び出し、中央駅へと向かう。先程は分かり易い地上のルートを通ったが、大通りを渡らずにそのまま南下していけば地下道の入り口があり、そちら経由でも駅構内へアクセスすることが出来る。

長距離列車やRE/RBといった中距離列車が発着する地上ホームは16番線まであり、如何にもヨーロッパのターミナル駅といった感じの堂々としたものだが、いっぽう近郊電車のS-Bahn(Sバーン)が発着する地下ホームはというとたったの1面2線。他にもU-Bahnという一応一般的には地下鉄に相当するものの、その一言では到底表現しきれない面白い乗り物も同じく中央駅の地下に発着しているのだが、そちらの紹介はまた後ほど。

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《S-Bahn/U-Bahn中央駅コンコース。梅田の地下街あたりとそっくり》

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《S-Bahnホーム入り口。改札が無いので妙な感じです》

シュトゥットガルトのS-BahnはS1からS6までの6系統があり、その全ての系統が中央駅の地下ホームに集まってくる。通過型のホームになっているので途中駅止まりの列車を考慮しなければ9通りの行先が存在することになり、狭い島式ホームは近郊各地へ散らばっていく乗客でごった返し、混沌の様相を呈している。

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《(上2枚)シュトゥットガルト中央駅・S-Bahnホームにて》

ホーム入り口の発車案内によると、両方向共に短い時にはなんと1分間隔(!!)の超高頻度で列車がやって来るらしい。実際ホームで列車の発着を観察していると、列車が出て行って一分も経たないうちにまた次の電車が・・・という様子で、車種のバラエティこそ乏しいものの、名鉄の名古屋駅も真っ青といわんばかりのアクロバティックな運用で続々と押し寄せる電車を捌いているようだ。

S1 Hauptbahnhof(16:45)→Esslingen am Neckar(17:00) ※実時間

もうちょっとホームで電車の発着を眺めていたい気もしたが、幸か不幸かお目当てのS1・Plochingen行きはすぐにやって来た(昼間は15分間隔での運転)。両引き扉にボックスシートが並ぶ清潔な車内は日本の近郊電車と見紛うばかり。混雑していたので扉の横に立っていたが、なんだか地元の大阪に戻ってきたような錯覚さえ覚えてしまう。ちなみに乗車券だが、シュトゥットガルトも含めて殆どの都市のS-Bahnはドイツ鉄道による運営なので、ジャーマンレイルパスやユーレイルパスのようなドイツ鉄道に有効なパスを所持していればそのまま乗車できる。

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《S-Bahn車内》

中央駅を出発した電車はすぐに地上へ出て、ネッカー川に架かる橋を渡る。この後大きく右にカーブして、針路は南東方向へ。車窓は確かに都会の風景には違いないものの、その工業都市とは思えない緑の豊かさには目を見張るほどだ。やがてネッカー川に沿って走る線路の両側には丘が連なり始めるが、その丘の斜面がぎっしりブドウ畑になっているのには、中央駅からたった10分程度の距離にこんな素晴らしい自然景観が残っていることも相まって感動を禁じえない。

ぴったり15分でエスリンゲン駅(Esslingen am Neckar。「ネッカー川沿いにあるエスリンゲン」の意)に到着。シュトゥットガルトの衛星都市らしく、ここまで混んでいた電車からはどやどやと乗客が降り立ち、ホームの写真を撮ったりしているうちに掃けた階段を下って駅出口へ向かう。

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《S-Bahnの新型電車。赤を基調としたカラーリングはDBのローカル列車の共通デザイン》

(2008.04.10)

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