« 夙川公園の桜 | トップページ | ドイツ (4-8)ニュルンベルク旧市街その1 »

2009.04.12

ドイツ (4-7)ニュルンベルク・ドイツ鉄道博物館その3

というわけで本館を出て、屋外展示エリアへと移動します。

20080412153503
《本館に車両を搬入するのに使うらしい線路》

第2車両展示室の前では、腕木式信号がお出迎え。

20080412153619

内部はこんな様子。

20080412153658s

こちらは日本でも非常に人気の高い103型交流電気機関車。厳密には試作車ではあるが、車番は「E 03 001(のちに103 001に改番)」。149両生産された同型の栄えあるトップナンバーである。

20080412153955

老朽化により2003年を最後に営業運転からは退いてしまい、現役時代に活躍している様子を見ることは残念ながら叶わなかったのだが、動態保存されている車両もあるので、かつての雄姿に接するチャンスは十二分に残っている。柔和さと力強さを兼ね備えた端正な顔立ちに私も惚れ惚れだ。惜しむらくは、展示車両の間隔が詰まっているので、真正面からの写真が撮れないこと。

こちらはヨーロッパ横断特急TEE(Trans Europ Express)に使用されたVT11.5型ディーゼル機関車。1950年代に誕生したTEEはエグゼクティブユーザーに的を絞ったオール1等車という超豪華設備を誇り、その後特急列車の大衆化、高速鉄道網の拡充などを理由に当初の思想からは姿を変えていくが、現在でもユーロシティ(EuroCity)にそのスタイルが継承されている。国際特急だけに様々な国籍の車両が使われたが、この車両は西ドイツ国鉄所属のもの。

20080412153808

第2車両展示室を抜けると、DBの本線のすぐ横に広がる屋外展示スペースに出てくる。

20080412154154s

この雰囲気、どことなく京都の梅小路蒸気機関車館っぽくもあるが、実際に場内には扇形の機関庫が存在した。「した」と過去形なのは、2005年に火災によって貴重な車両コレクションもろとも焼失してしまったから。十分な規模の博物館ながらどこか物足りなく思えたのも、無意識のうちに彼らの無念の霊魂を感じ取っていたためかもしれない。

場内を一周するミニ列車も運転されている。今日は土曜日なので、子供の数も極めて多い。

屋外にもTEEの車両が展示されており(形式は異なるようですが)、こちら側には客車も並べられている。せっかくだから中も見たかったが・・・

20080412154310

20080412154623s

こちらはベルリンのS-Bahnで使われていた旧型の電車。ご覧のように、落書きで見るも無残な姿になってしまっている。どこかのクソッタレの大馬鹿野郎が夜中に忍び込んで描いたのだろう。地獄へ堕ちろッ!

20080412154507

本線の線路際にはかつての信号扱い所の建物が保存されており、内部は見学者に開放されている。

20080412155501

昔は日本でもポイントの切り替えは梃子(てこ)でやってたんですよね。

20080412155033

ここは中央駅を発着する列車の様子が手に取るように観察できる展望台。ご丁寧に中央駅の時刻表も貼り出されている。

20080412154912

あっという間に3時間近くが経過し、時刻は午後4時。旧市街の方も見て回りたいので、ここらで御暇することに。わりと歴史に比重を置いた内容で(全体の規模としては神田時代の鉄道博物館にやや劣る程度?)、最新の鉄道技術を学ぶならばさいたまの鉄道博物館の方が充実してそうだが、そもそも風土が全く違うわけだし比較は不可能である。今後海外各地の鉄道博物館を訪ね歩く旅も楽しそうだ。

(2008.04.12)

前のページへ:ドイツ (4-6)ニュルンベルク・ドイツ鉄道博物館その2


« 夙川公園の桜 | トップページ | ドイツ (4-8)ニュルンベルク旧市街その1 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224041/44628699

この記事へのトラックバック一覧です: ドイツ (4-7)ニュルンベルク・ドイツ鉄道博物館その3:

« 夙川公園の桜 | トップページ | ドイツ (4-8)ニュルンベルク旧市街その1 »

スポンサーリンク

Blog内検索

Amazonでお買い物しませんか?

無料ブログはココログ