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2009.06.15

香港2008 (1-4)巴士冲浪

城巴969 天水圍市中心(16:30)→港澳碼頭(17:22) ※実時間

天水圍市中心始発のバスに乗車。2階の最前列が確保出来たのでもちろんそこに座る。夕方に都心方向へ向かう路線ではあるが、若者から年配者までそこそこの乗り具合である。長距離路線のうえ海底トンネルをくぐるために、運賃は20.7ドル(約240円)と香港にしてはやや高め。

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《969系統の車内のようす》

出発すると天水圍のニュータウンの中を回っていくが、元朗を経由した空港バスとは違い、ニュータウンでの乗車を終えて高速に入るとそのまま都心へ直行。元朗の外れまで来ると頭上を新幹線を思わせるようなMTR西鉄線の高架橋がクロスし、両者がほぼ並走しながら九龍へ抜けるトンネルを一目散に目指していく。

大欖トンネルをくぐり、汀九橋を渡って青衣島へ上陸。ここまでは空港バスで通ってきたルートだが、例のジャンクションをそのまま直進して都心方向へ向かうルートに乗る。青衣島をトンネルで抜け、青衣大橋を渡るともう九龍。すぐに左手にはMTRのロゴをでかでかと掲げた、東涌線・荃湾線の茘景駅の非常に目立つ駅舎が見えてくる。こうして駅と線路を外から眺められるのも路線バスならではの楽しみだ。

道路の車線数もぐっと増え、バスは九龍半島西の湾岸地帯を快走。右手の埋立地にはアジア最大規模を誇るコンテナ基地が延々と続き、モノとカネと情報の流れで生きる香港を象徴するような風景が広がっている。同じく湾岸を走る機場快綫と東涌線はこの高速道路の真下を通っており、頭上を遮るものがないだけあって眺望は天と地の差。前方にはいよいよ尖沙咀と香港島の摩天楼が姿を見せ始め、2年ぶりの“再会”に心も躍る。

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工事も佳境に入った環球貿易廣場の横を通過し、海底トンネルの料金所に設けられたバス停を出ると、全部で3本ある九龍と香港島とを結ぶ道路用の海底トンネルのうち、もっとも西寄りに位置する西区海底隧道(Western Harbour Crossing)へ。山を越えた新界からやって来ると「またトンネルか」と思ったりするが、大欖トンネルのような長大トンネルを想像していると瞬く間に抜けてしまうことにきっと驚くだろう。首都高湾岸線の東京港トンネルのようなものだが、これだけ呆気なく越えてしまうとますます海という感じがしない。

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《西区海底隧道・坑口》

このトンネルを抜けて次に停まるのが私の下車バス停なので、香港島に上陸したのを見届けたところで階段を下って降り口へ。干諾道(コンノート・ロード)をしばらく東へ進み、天水圍市中心からは約50分、マカオ・フェリーターミナル前の「港澳碼頭」で下車。見覚えのある景色ではなかったが、対向車線の方にはゆらゆらと進む二階建てのトラムの姿。MTR上環駅の構内を通って山側に抜けると、あの懐かしい上環の街並みが目の前に広がったのだった。ああ、この喧騒こそ紛れも無い香港。

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《港澳碼頭に到着した969系統のバス》

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《(上2枚)2度目の香港、(中心部での)1st&2ndスナップ》

さて上環地区の散策はまた後日に回すとして、今日のところはトラムの上環~堅尼地城間の乗り潰しが目的なので、そのままトラムの停留所へと向かう。

・・・のだが、夕方のためかどの車両も大混雑。初めて乗る区間なので一番前のかぶりつき席に座ってみたいのだが、それどころか乗り込むこと自体が大変そうである。オフピークだと続行で来ると後の方の車両はがら空きだったりすることもあるのだが、さすがにラッシュ時、数台見送っても状況は相変わらずなので、ここから乗車することは諦めてバスで始発の堅尼地城まで迎えに行くことにした。


城巴5B 急庇利街聯邦新樓

トラム停留所すぐそばのバス停へ移動すると、すぐに<堅尼地城>の行先表示を出したバスがやって来た。料金箱横にデジタル表示された運賃は3.4ドルだったが、オクトパスをタッチしたところ引き去り額はなんと0。後で知ったのだが、このように特定の路線同士でバスを乗り継ぐと、接続路線(恐らく短い方)が無料になる制度があるそうな。もちろんトラムでは適用されないため、これこそ「災い転じて福となす」の典型となったのだった。

バスはトラムの線路を忠実にトレースしつつ、干諾道から一本山寄りの德輔道へ。時折線路をガタガタと踏んだりしながらきびきびと走っていく。停留所が比較的少なめなのもあり、並走するトラムよりは若干速い印象だ。

終点まで乗ってしまうと行き過ぎなので、『通用乗車地圖』と停留所を照らし合わせつつ進む。堅尼地城の中心部に入ったところで線路からは逸れ、トラムの始発駅近くの「聯邦新樓」で無事に下車。香港に到着してからというもの一度も鉄道のお世話になることなく、ネットサーフィンならぬバスサーフィン(巴士冲浪?)とも形容したくなるような、我ながら鮮やかな乗りこなしっぷりに惚れ惚れである。

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(2008.12.21)

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