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2009.06.06

フランス・ドイツ編Epilogue

ANAのカウンターでチェックイン。往きの成田→パリのようにプレミアムエコノミーにアップグレード、とはいかなかったが、非常口席なので快適さは保証済み。無事に搭乗券を手にしたあとはターミナルビル内を散策してみるが、建物自体が古いのと特に大掛かりな改装工事もされていないために、世界トップレベルの経済大国を代表する国際空港としてはかなり見劣りする印象。出発案内も昔懐かしの“パタパタ”である。現在首都ベルリンでは既存の空港を拡張した新空港の建設が進んでおり、完成の暁にはドイツの玄関口の座を分け合うことになるのかもしれない。

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《フランクフルト国際空港・Terminal 1外観》

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《出発ロビーの風景》

あまり興味を惹かれるものも無かったので、パスポートコントロールを抜け、さっさと制限エリアの中に入ってしまう。中途半端に余ってしまったユーロをお土産のチョコレートに換えると、所持金をきれいに使い切って2、3ユーロほどに(ホントは免税店よりも空港地下にあるスーパーの方が安いんですけど)。加えて売店で見かけたドイツ全土の地図帳を(カードで)購入したが、見て楽しむだけではなく資料として非常に重宝するいいお土産になった。この地図帳、300ページ近くもある情報量の濃い内容にも拘らず、8.95ユーロとえらくお手頃価格。出版社のFaikというのはドイツの老舗地図出版社で、日本で例えれば昭文社のような定番にあたるようだ。

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《(上3枚)制限エリア内の風景》

Reiseatlas
《地図帳の表紙。基本的には道路地図だが、鉄道の単線・複線の区別までされているのが心憎い》


NH210 フランクフルト(20:45)→東京成田(14:50+1)

アムステルダムやシンガポール、香港のような「楽しい」空港ではないものの適当に時間をつぶし、ちょっと早めに搭乗ゲートへ。東京便なのでもちろん日本人が過半数という感じで、こんなにまとまった数の日本人を見るのは恐らくパリ以来だろう。

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日の長いこの季節とはいえ、すっかり外も暗くなった午後8時20分頃に搭乗開始。指定された47Cはキャビン左の3列席通路側である。リクライニング角度こそプレミアムエコノミー席に引けを取るが、足元に何もないという開放感は何物にも代え難い。エコノミーで最も不満を覚えるのがシートピッチなので、付帯設備の有無を差し引いてもエコノミーの最特等席はやはり非常口席だろう。ゲートを離れたあとはスムーズに滑走路へ進み、夜の帳の下りた中、ヨーロッパ大陸に暫しの別れを告げる。

ドリンクサービスや機内食など、サービスが一通り済んだのはドイツ時間で11時頃。旅行中ずっと早寝早起きが続いていたので、待ってましたとばかりに即座に眠りについた。やはり疲れが溜まっていたのか、乗り物の中であることを忘れてしまうほどの深い眠りに落ち、照明がついて目が覚めると、もうスクリーンのフライトマップには日本列島が映っているではないか。さすがにこの時ばかりは遠いはずの日欧間がとてつもなく近く感じられ、長いフライトを快適に過ごす極意は「寝てしまう」ことなのだと深く感じ入ったのだった。

ということで数千キロの旅を経た感覚の無いまま、さながらワープしたかのように成田の地に戻ってくる。成田で入国手続きを済ませてしまうので、あのねちっこい関空の税関を通らずに済むのが幸いだ。ここでのやり取りといえば、「荷物はこれだけでしょうか?」「はい」「申告するものはないですね」「そうですね」「はい、どうぞ」でおしまい。普通税関ってこんなもんでしょう。やはり関空は異常である。

機内で知り合った、これから盛岡へ向かうという元Jリーガーのブラジル人の世話を色々焼いたりし、成田空港駅の改札で彼を見送ったのだが、私にはまだ伊丹へ飛ぶという最後の一仕事が残っている。で、乗り継ぐ前に小腹を満たすためにマックへ寄ったのだが、携帯クーポン使用でビッグマックが200円、ユーロ換算で1.25ユーロ! 旅に出て良かったというのは間違いなくそう言えるものの、こうして日本へ帰ってきてある意味「救われた」気分になったのもまた確かである。


NH2179 東京成田(17:55)→大阪伊丹(19:10)

伊丹行きの飛行機はHゲートという、やけに閉塞感のある部屋からの搭乗となる。アメリカやヨーロッパ各地から到着した複数の便を受けており、搭乗率はかなり高そう。ちなみにこの国内線用の区画、店舗といえば小さい売店があるのみでレストランの類は全く設置されていない為、あんまり早い段階で入ってしまうと軟禁状態に置かれかねないので注意が必要である。

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実はこの便の2時間くらい前にも伊丹行きが一便飛んでいるのだが、小型機なのですぐに満席となってしまい私も取ることが出来なかった。ただ、こちらはコードシェア便なのでANA便としてフライトマイルが貯められないため、敢えて2179便を選ぶ理由というのも相応にあると言える。ANAのサイトからオンラインで予約した場合、2179便が候補に出てこないのでいちいち電話で予約を書き換えてもらう必要があるのが難点だが・・・
(2008年3月時点。現在では改善されているかもしれません。)

国際線接続便だけあり、外国人比率が高く国際線の延長のような雰囲気の飛行機で一路西へ。往きと同様にビジネスクラスのゆったりとした座席でくつろぎつつ、短いフライトを終えてとうとう帰阪となる。川西行きのバスをタッチの差で捕まえ損ねたが、モノレールと阪急乗り継ぎよりも安くて便利なので、到着ロビーでのんびり40分待って次のバスで帰宅。時差の関係で最終日の13日目は午後を過ごしただけで終わってしまったのだった。
<完>

(2008.04.15~16)

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<あとがき>
2007年のポルトガルに続いて2年連続のヨーロッパはフランスとドイツでしたが、先進国の高物価にユーロ高のダブルパンチで、燃油サーチャージこそ最悪の時期は免れましたが帰国後の明細はやはり目に毒でした。それがたった1年後には円高傾向に転じ、燃油サーチャージも原油価格の暴落に伴い完全撤廃を間近に控える有様。こればっかりは神のみぞ知るというところですが、まぁ大きなトラブルもなく無事に帰れたことでもありますし、目的も充分達せられたので、胸を張って良い旅だったと断言できると思います。今年の春は豚インフルエンザ騒ぎで世界中が物々しい空気に包まれていたので、むしろ去年のうちに行っておいて良かったかもしれないですね。
それにしてもハードなスケジュールで、出発直前に壊れてしまったために歩数計を装着できなかったことが悔やまれます。きっと物凄い数値を叩き出していたはず。

というわけで、10ヶ月にも渡る長期連載となってしまいましたが、気長にお付き合い頂いた読者の皆様には厚くお礼を申し上げます。それでは次回、「2週間だけパリジャン」編にご期待下さい(笑)


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