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2009.06.04

ドイツ (7-8)ケルン中央駅/ケルン大聖堂

最後の訪問地・ケルンに降り立ち駅前広場に出ようとすると、折からのすっきりとしない空模様の下、ここへ来てとうとう本格的な雨に見舞われてしまっていた。目指すケルン大聖堂は目と鼻の先だが、雨の中を荷物を転がしてウロウロしたくないので、まずは駅構内で荷物を預けることに。

で、ここのコインロッカーがとても面白い仕組みになっており、数ヶ所に分散して地面からニョキっと生えているシャッター付きのハコにお金を入れるとそのシャッターが開き、荷物を入れるとシャッターが閉まって紙製のカードと引き換えに預け入れ完了。取り出す際には先ほどのカードを挿入すれば、数十秒ののちにそのハコのシャッターが開いて自分の荷物と感動の再会・・・という流れである。

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《コインロッカーの並ぶ通路。手前に3台、奥に3台、またその奥に3台あります》

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《これがシャッター付きのハコ》

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《荷物を取り出す際に必要なカード》

で、誰しもが気になるのが預けた荷物の行方。もちろんハコの中にそのまま保管しているわけではなく、実はすべて地下に用意された広大なスペースへと移動している。しかも預けた時に使ったハコの番号を覚えておく必要はなく、どのハコからでも取り出すことが出来るようになっているらしい。イメージ的にはタワー式の立体駐車場を三次元方向に拡張したものと捉えてよさそうだ。もしくは映画『CUBE』に登場するエレベーター!? 省スペースかつ物理的な制約が少ないために満タンになりにくい、ということで非常に良く出来たシステムだと感心しきりである。残念なのは大型スーツケースにも対応できるサイズになっているが故に、荷物の大きさに係わらず一律4ユーロ/24時間と結構割高なこと。日本円換算で640円か・・・。

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《ケルン中央駅・駅舎》

それはそれとして、身軽になったその足で大聖堂を見に行くことに。高さは157m、1248年の着工以来度々資金難による工事中断を繰り返し、完成に漕ぎ着けたのはドイツ帝国成立の9年後、1880年のこと。竣工当時は世界一の高さを誇り、現在でもケルンで最も高い建築物となっている。

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《駅前広場から》

この大聖堂、中央駅の大聖堂口(という名前かどうかは分かりませんが)からは徒歩1分というまさに「駅前寺院」で、単体の建築物としては世界で最も駅から近い世界遺産と呼べるのかもしれない(インドのチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅のように、駅そのものが世界遺産という物件もありますが)。

正面に回って見上げてみると、やはりその存在感は圧倒的。とはいえ、同じゴシック期の大建築であるストラスブールのノートルダム大聖堂で結構免疫?がついていたので、初めて見た気がしないのがどうにも。

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雨脚から逃れるように内部へ。やはりドイツを代表する観光地だけあって、ツーリストの占める割合がダントツ。京都に置き換えれば清水寺や金閣寺など、お寺のはずなのに観光化されすぎていて荘厳さがあまり感じられないという共通項がイヤでも見出せてしまう。まぁ、そういう場所はそういう場所なのだとキッパリ割り切って、自分もその観光客の大勢の一人として楽しむのが最良の振る舞いである。

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《堂内のようす》

外光を通して鮮やかに浮かび上がるステンドグラスの数々。本当に綺麗な色を出していて、思わず見入ってしまう。

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こちらは大聖堂の最奥部に安置された、東方三博士の遺骨(聖遺物)が納められていると言い伝えられる金色の棺。門外漢ゆえに解説は他に譲るが、ここケルンが中世以来、ドイツ屈指の商業都市として発展したのはこの聖遺物の存在があってこそ、と言われるくらい、宗教的意味合いを超えて重要なシンボルだそうだ。

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《東方三博士の遺骨》

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《シュテファン・ロホナー作『大聖堂の絵Dombild』》

堂内には首から募金箱をぶら下げた神父さんがあちこちに立っており、私も20セント未満の硬貨を「入場料」のつもりでぜんぶ募金。17時過ぎにはケルンを発つ予定なので、一通り見学したところで外へ出ることにした。

しばらく大聖堂の中にいる間に雨はほぼ上がっており、折り畳み傘からも開放されて気分よく散歩。ケルンは100万の人口を擁するベルリン、ハンブルグ、ミュンヘンに続くドイツ第4の大都市であり、単一で100万人を超えるのはこの4都市だけであることから、街としてのずば抜けた規模、そしてその賑わいぶりが容易に想像できよう。

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《ケルンのメインストリート、ホーエ通り》

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《ケルン中央駅ホームを外から》

時計の針は午後5時をまわり、いよいよ帰国の途に就く時間が近づいてきた。もう一度大聖堂の威容を振り返り、フランクフルト方面行きのICEの出発ホームへ。

(2008.04.15)


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