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2009.10.23

四国62h (1-4)Welcome, Bienvenu, Willkommen~大歩危駅にて~

隣の小歩危駅と並び、日本有数の珍駅名として知られる大歩危駅。大歩危峡・小歩危峡や「祖谷のかずら橋」で有名な祖谷渓(いやだに or いやけい)への観光拠点として、最近になってからは全ての特急列車が停車するようになった。私はというと、この後乗車するごめん・なはり線のオープンデッキ車両との時間調整のために下車するだけなので、1時間半後に続行してくる《南風1号・しまんと3号》で離れてしまうのだが、駅周辺を散歩すればせめて雰囲気くらいは味わうことが出来るだろう。実は幼い頃に車で連れてきてもらったことがあり、渓谷の上に大きく張り出した駐車場か何かから谷底を見下ろし、身の毛もよだつ思いだったのをはっきりと憶えている。

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《伝統的な民家風の大歩危駅駅舎》

滞在時間は短いが、邪魔な荷物を駅舎内のコインロッカーに預けて出発。小ぶりながらも駅前広場があり、タクシーが常駐するなど観光客の受け入れ態勢は万全である。ロータリーの真ん中には英語やヨーロッパの主要言語、韓国語や中国語といった各言語で「ようこそ」と書かれた手書きの幟(のぼり)が何本も立っており、この山間の風景からはとても想像が出来ないほどに国際的である。私も海外の空港で時間が余った際、書店で『ロンリープラネット』や『ミシュラン・グリーンガイド』といったガイドブックの日本編に目を通すことがあるのだが、東京や京都・奈良といった定番の観光地は勿論のこと、「えっ、こんな場所が?」とビックリするほど、マイナーというか渋いスポットが紹介されていたりするわけで、ここもひょっとしたら外国人の間では隠れたブームになっている観光地なのかもしれない。

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県道から駅前広場への取り付け道路の急坂をグイグイと登っていく。途中にあるのは、既に語り尽くされた感もあるこの地域の名物店、『歩危マート』。一見何の変哲もない食料品店ではあるが、そのネーミングのインパクトに劣らぬ個性的なお店のようである。

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店頭に貼ってあった民宿の案内。ドミトリー(というか大部屋の布団敷き)の素泊まりで2600円、宿の中に入浴の設備がないので別途500円で近隣の温泉へお送りしますよ、ということらしい。欧米の温泉は水着着用が一般的なので、すっぽんぽんでの入浴体験はきっと心に深く刻まれる思い出となるに違いない。

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県道に出て、対岸の国道へ通じる大歩危橋を渡る。駅のホームを跨いでいるので構内を一望できるほか、そのまま進むとゴツゴツとした巨岩の連なる渓流の奇観を橋の上から眺めることが出来る。

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《(上2枚)大歩危橋の上から》

今回の旅では、数日前に新調した携帯電話(au W61SH)のカメラ機能を用いて実況中継というのを試みてみた。その最初のポイントがこの橋の上だったわけだが、オートフォーカス付きの200万画素という触れ込みにも拘らず黎明期のデジタルカメラにも及ばぬ、てんでお話にならない画質。AQUOSケータイと名乗るだけあって、液晶の画質は他の追随を許さないほど素晴らしいのだが… 画素数なんて飾りですよ、偉い人(以下略)。

リアルタイム旅日記 > 大歩危にて

リアルタイム日記の本文中でも訴えているように、午前8時前後という時刻でも既に気温はかなり上昇しており、「爽やかな朝」という印象には程遠い。四季の中で私が最も苦手としている季節が夏であり、この先が思いやられる。

一旦駅へ戻り、構内の川側に整備された遊歩道へ。数十メートルという短い距離ではあるが、時間の無い旅行者にとっては有り難い。

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《(上3枚)大歩危駅構内の遊歩道から》

おっ、お茶犬だ!

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その隣には「ど根性もみじ」なるものも。

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再度駅を離れ、山側の集落の方へ。山にへばりつく…というより引っ掛かるようにして家が建っており、ジェットコースターの如き驚愕勾配の道が集落内および麓との間を相互に結んでいる。

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列車の出発時刻が近付いてきたので駅へ戻ると、西洋人の若いカップルがベンチに腰掛けている。こんな四国の奥の奥地まで個人旅行で訪ねて来てくれるとはそのアクティブさに感服するが、そういう自分だってシュヴァルツヴァルトの山中の田舎町をわざわざ訪ねているわけで、どっちもどっちといった所だろうか。

次回は列車で高知県へ突入します。

(2008.07.19)


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