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2009.12.21

生駒の山を歩いて越える・暗峠編 その1(枚岡駅~生駒駅)

大阪市~奈良市間の最短最速ルートとなる生駒山地越え。雁多尾畑の項でも触れた竜田越ルートと並び、奈良時代にまで遡る両地域間の最重要ルートとしての地位を揺るぎないものにしています。近代以降は1914年の大阪電気軌道(現在の近鉄奈良線の前身)の開通を皮切りに、阪奈道路・近鉄けいはんな線・第二阪奈道路がこの道筋を踏襲し、大阪~奈良間の大動脈を形成しています。もちろん鉄道の開通以前は徒歩でこの山を越えていたわけですが、今回は往時の彼らの労苦をしのぶべく、その暗峠(くらがりとうげ)を歩いて県境を越えてみようという企画です。

大阪側のスタート地点は近鉄奈良線の枚岡(ひらおか)駅なので、鶴橋駅から大和西大寺行きの区間準急に乗車します。阪神との直通運転の開始後、純粋に移動目的で乗車するのは今回が初めてですが、やって来たのは近鉄車だったので乗っている限りでは全く実感も湧きません。この区間準急、一応優等列車のはずなのですが、河内花園付近ではノロノロ運転となり、東花園駅では後続の快速急行に追い越されたりと、各駅停車とさして変わらぬ不甲斐ない走りっぷり。それでも従来は各駅停車しか停まらなかった瓢箪山・枚岡・額田まで乗り換えなしで、しかも多少なりとも速達出来る列車なので、十分に存在価値はあるのでしょうね。

30パーミル超の急勾配上に位置する枚岡駅です。いつもは快速急行や急行で通過するだけの区間ですが、幼い頃には今は亡き祖父に連れられ、額田駅近くの寺にある先祖の墓参りによく訪れたものです。

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《枚岡駅ホーム》

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《枚岡駅・駅舎》

沿線に歴史街道を多数擁する近鉄では、「てくてくまっぷ」というA4サイズの散策マップを各最寄り駅で無料配布しています。近鉄のウェブサイトでもPDFファイルで公開されているので予め閲覧および印刷しておくことが出来ますが(→配布ページへリンク。今回辿るのは「【伊本-2】暗峠・榁峠越えコース」)、私は枚岡駅の駅員詰所で入手しました。

駅前の商店でスポーツドリンクを仕入れ、暗峠へ向けて出発。枚岡神社の鎮守の森を背に、まずは府道170号線を線路沿いに額田駅方面へ上がっていきます。電車に乗っていてもはっきりと体感できるほどの急勾配ですが、垂直に立つ架線柱と照らし合わせると、その急坂ぶりがより一層明確となります。

300mほど進むと、暗峠へ続く道路と交差します。一見何の変哲もない生活道路のようですが、実はこの道、国道308号線。関西のみならず全国にその名を轟かせる「酷道」として、ファンの間では知名度抜群のスポットです。あまりに道幅が狭いので、府道170号線に接続する付近では下りのみの一方通行となっているのもインパクト大。

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生駒山地は大阪側の傾斜が極端にきつくなっているのが特徴ですが、この「酷道」もいきなりこの勾配。

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傾斜地に広がる住宅街の中を進みます。不動産の広告では駅からの所要時間はあくまで1分80mの基準で計算されるのでしょうが、この急坂では詐欺に近いかも。

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住宅街が尽きると、道は枚岡公園の中央を貫いていき、若葉の萌え立つ新緑の中へ。

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峠越えの道程は始まったばかりですが、次回へ続きます。

(2009.05.09)


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