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2009.12.22

生駒の山を歩いて越える・暗峠編 その2(枚岡駅~生駒駅)

枚岡公園を抜け、せせらぎの音をBGMに豊浦渓谷を上がっていきます。心臓破りの坂はいつ果てることなく続き、国道に入って20分くらい歩いた所で振り返ると、谷間からは東大阪の街並みが一望のもとに(下の写真)。枚岡駅の標高が約50mなので、ここまでの1km強の距離で相当な高さを登ってきたことになり、国道の尋常ではない急勾配をひときわ実感します。峠付近では西方向の展望は全く開けないため、大阪平野を見渡せる地点はここが最後となりました。

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5月上旬のこの日の気温は約20度。日陰には入ったものの汗をダラダラ流しながら、山道を一歩一歩黙々と、そして確実に足を進めていきます。

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恐らく最急勾配と思われるヘアピンカーブ。路面には夥しい数のスリップ痕が付いており、それでなくとも離合困難な細道、これを目の当たりにすれば「徒歩でキツいならば単車や自動車で…」などという甘い考えは、いとも容易く吹っ飛んでしまいそうな感じです。それでも歩いていると乗用車から原付まで結構交通量は多かったのが、意外といえば意外でした。どちらにしても腕に余程自信のない限り、一見さんはお断りのようです。

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幼女の写真がそこはかとなくシュールな、不法投棄防止の看板。まあ、意図は分からなくもないんですがね…。

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かなり上がってきた所には、地層の関係で湧き水が出ている場所があり(下の写真左の祠)、麓から汲みに来ている人がいました。

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登りはじめて40分、谷が開けてきました。峠ももうそう遠くないようです。

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あの過酷な道をクリアした車に更なる罠が。国道は「左」です!

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《きっと我が目を疑うであろう分岐点。普通乗用車がギリギリ通れる程度の道幅です》

ハイカーにとってはのどかな風景を愛でつつ歩くこの道も、自動車のドライバーは「対向車が来ませんように」とただひたすら祈るだけなのでしょう、多分。

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13時10分、路面がコンクリートから石畳に変わると、枚岡駅から丁度1時間で暗峠(くらがりとうげ)に到着。標高は455m、枚岡駅との標高差は東京タワーに更に70m上乗せした高さとなり、平均斜度は16%。もちろん局所的にはそれをはるかに上回る勾配となります。大阪府東大阪市と奈良県生駒市の境界であり、先述のように近代以前の大阪~奈良間の最短ルート、加えて関西以西からのお伊勢参りのメインルートである「伊勢参宮本街道」でもあり、この峠はその最初の難関でもありました。

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この峠は日本の道100選にも選定されており、こちらがその顕彰碑。

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峠の頂上には茶店が立っていて、ここだけは観光地の香り。すぐ前方では生駒山地の稜線を辿って南北に走る信貴生駒スカイラインのガードが直角にクロスしています。こんな道路で簡単に到達できるのですから、峠を征服した達成感もなんだか削がれがちです。

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《暗峠を通過する信貴生駒スカイライン》

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《橋の上から峠を望む》

ここまで来ればあとは奈良県側へ坂道を下るだけ。ということで次回へ続きます。

(2009.05.09)


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