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2010.01.07

美作・因幡ぶらり旅 (5)因美線(智頭~東津山)

郡家から智頭へ、そして智頭で津山行きの普通列車に乗り継ぎます。智頭から先の県境区間は、かつて鳥取~岡山間に運行されていた急行《砂丘》が廃止されて都市間連絡機能を喪失した結果、全国でも屈指の閑散区間に。現在県境を越える列車は1日7往復のみで、快速の停まらない知和駅では午前中の上り列車が1本もないというケースも発生しています。因美線には20世紀の最末期までタブレット閉塞方式が残っており、全国でも最後となった通過列車によるタブレット授受が見られる路線としても有名でした。

鳥取県内のローカル列車が折り返す那岐を出ると、約3kmある物見トンネルで鳥取県から岡山県へ。キハ120系の車内に轟音が響きます。鳥取~津山間は国道53号線によって結ばれていますが、物見トンネルから先の岡山県内区間はこの国道の道筋から大きく外れ、車窓にはステンレス製の気動車とは好対照をなす、時代を何十年もさかのぼったような日本の原風景が展開します。

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車内もスッカラカンの気動車は山あいをトコトコと走り、急行列車が運行されていた時代は智頭~東津山間で唯一の停車駅だった美作加茂(みまさかかも)に到着。ここから津山に向けて再び列車の本数は増え、運転上の区切りとなる駅なので、この列車も5分弱の停車。気分転換に車外へ出てみました。

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《美作加茂駅にて》

相変わらず車内は閑散としたものですが、津山盆地に入るとさすがに人の営みの匂いは濃くなり、東津山駅で姫新線と合流。最後の一駅を走り終えると、岡山県北部(美作地方)の中心都市である津山市の代表駅・津山に到着します。

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《(上2枚)津山駅ホームにて》

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《津山駅駅舎》

津山藩の城下町かつ交通の要衝でもある津山市ですが、中心街は駅から吉井川を渡った対岸に広がっているようで(津山城跡も同じく対岸)、橋の上に立って写真を撮ったところで駅へと引き返しました。

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《吉井川。右端に写っている建物は、再開発ビルの「アルネ津山」》

さて、この駆け足旅も残すは帰路のみ。青春18きっぷ利用ならば姫新線経由か津山線経由かで頭を悩ます所ですが、今回は鉄道にこだわる必要はないので、大阪~津山間の最もオーソドックスな交通手段である中国ハイウェイバスに乗車しました。本日最終便の18時30分発のバスは、高速道路上のバス停にこまめに停まっていく急行便。宝塚インターにも停車するので、自宅には速達便の特急を使うよりも寧ろ早く到着できそうです。
*2010年1月現在、中国ハイウェイバスの種別体系に変更が生じています。大阪-津山線は超特急・特急・快速急行の三本立てですので、ご利用の際には必ず停車バス停をご確認ください。

津山駅前のバスターミナルを出発し、国道53号線(出雲街道)を津山インター方面へ(途中東津山駅前も通過しますが、中国ハイウェイバスは停車しません)。ロードサイド店舗がずらっと並ぶさまは、典型的な地方都市の風景。そんな地方都市の覇者であるイオン(株)の大型ショッピングモールも当然のように進出してきていますが、旧市街側も上の写真の「アルネ津山」を核として巻き返しを図っているようです。

中国道に上がってしまえば、あとは時たまバス停に停まっていくのみで坦々とした道のり。津山インターで乗車してきた女子高校生がすぐに降りていくのが、都会暮らしの人間には何だか新鮮に映ります。

いつもは自分でハンドルを握って走る道を今日はバスに揺られ、津山から2時間20分ほどで宝塚インターに到着。実は中国池田インターで一般道に下りてからが結構長いので、こうして宝塚ICで“乗り捨てる”と、大阪駅を発着するよりもずっと近くに感じられます。

今回は綿密にプランを組まずに行き当たりばったりで旅をしてみましたが、本数の少ない区間を多く介しながらも、幸運にも極めて円滑に進められて何よりでした。でも、やっぱり自分には予め立てておいた緻密な計画を実践するスタイルの方が性に合っていますね。

(2006.05.20)

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