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2012.01.02

タイ (1-7)マハーチャイ線・Part3(マハーチャイの町にて)

マハーチャイ(Maha Chai)駅のホームに降り立つ。こちらの駅は2面2線(島式ホーム+片面ホーム)の配置となっており、隣の番線からはウォンウィエンヤイ行きが乗ってきた列車と入れ替わるように4分後に発車していく。ホーム奥には車両基地が併設されており、その乗ってきた列車も我々を下ろすと間もなくそちらの方へ引き上げていった。

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《マハーチャイ駅ホーム(島式側)》

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《10時40分発の列車(左)と10時36分着の列車(右)》

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《ホーム奥の車両基地》

一本落とした次の列車が11時45分発なので、それまで街の中を散歩してみることに。バンコクからの日帰り旅行の目的地としてそれなりに有名なマハーチャイではあるが、駅構内は勿論のこと、街に出ても目に飛び込んでくるのは殆どタイ文字オンリー。今回のタイの旅ではバンコク以外の街は訪れないので(実は後日とんでもないアクシデントに巻き込まれ、期せずしてもう一つの地方都市に降り立つことになるのですが)、このようなローカルな町を見ることが出来たのは貴重な体験であった。

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《マハーチャイ駅・駅舎》

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《出札窓口付近》

マハーチャイはターチーン川(Maenam Tha Chin)の畔に開けた港町。市場の並ぶ駅前通りへ一歩出れば、辺りをルブア前の通りとは比べ物にならないほどの強烈な臭気が支配している。やはり臭いの大元は生魚のそれだろうか。この温度・湿度の中では足も速いだろうに、店頭に晒したまま売られている。

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《(上2枚)駅前通りにて》

川の畔に向けて歩いていくと、そんな生鮮食品の露店街を過ぎたところで、貴金属店…というよりも金の宝飾品だけを店頭に並べた店が軒を連ねている。日本では馴染みのない形態の店ではあるが、こういった金を専門に売買する店舗のことを「金行」といい、そのほとんどが華僑による経営。どの町にも必ず一軒はあると言われるほどタイではポピュラーな業種らしく、赤を基調にしたカラーリングと金色の相乗効果でとにかく目立ちまくっている。タイでは一般庶民にまで日常的な金製品の売買行為が浸透しており、通貨と並行したもう一つの資産としての位置付けでもあるというわけである。

駅からはのんびりと歩いても5分程、ターチーン川の渡し船の埠頭へ。この船に乗って向こう岸へ渡れば、メークローン線の西半分に乗り継いで終点・メークローン駅へ行くことができるが、こちらは1日わずか4往復の運転。BTS延伸まではバンコク都心へ出るとなると列車→渡し船→列車→バス→渡し船→バスと5回の乗り換えが必要だっただけに無理もないが、東半分とはあまりにも対照的な閑散路線である。そんなわけでバンコクから往復するとなると半日仕事となってしまうため、今回の短いバンコク滞在では諦めざるを得なかった。とはいえ8時35分発の列車で出なければどちみち間に合わなかったし、後日34時間にも渡る列車の旅が控えていることもあり、後ろ髪を引かれるような思いはまったく無かったのだが。

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《(上2枚)渡し船のマハーチャイ側埠頭》

ターチーン川の畔に立ってみた。対岸へは渡し船が頻繁に往来しており、鉄路は分断されているものの生活圏としては一体化している。そしてプンと鼻をつく潮の香り。ここから海は見えないが、河口まではもう僅か数キロである。

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タイでは12月は乾季にあたり、晴天が続くうえに年中で最も気温が下がる旅行のベストシーズンであるが、それでも照りつける太陽の日差しは東京・大阪の夏のピークよりはかなりまし、という程度。湿度もそれなりにあるので、あまり長いこと陰のない日向には居たくはない。

一旦駅へ戻り、屋根に覆われた薄暗いホームへ。今はきれいに整理されたウォンウィエンヤイ駅に対し、こちらは聞いていた通りにホームが市場に埋もれていた。

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そしてホームのすぐ先には、先ほど列車で横をすり抜けた生鮮食品の露店群が。車両限界を超えてちゃっかりパラソルを広げており、足元を走る二条のレールがなければただの未舗装の路地にしか見えない。メークローン駅のそれはもっとインパクトのある図らしく、そちらを見ることが出来なかったのが唯一の心残りである。

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駅構内の外れからウォンウィエンヤイ方面の線路を眺める。こちらもこちらで、列車が来ない間は地元住民の歩道として利用されていた。

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再び駅を離れて北東方向へ。銀行やら郵便局やらスーパーやらが立ち並び、想像していたよりも遥かに賑やかな町である。勝手ながら訪問前は鄙びた港町だと思っていたのだが、マハーチャイ線の旅客流動が示すように、かなりの拠点性をもつ町のようだ。

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列車の発車時間も近付いてきたので、最後は駅周囲の海鮮市場をぶらぶら。やはり外国人は珍しいのか、店員の「ジャパニーズ…」なんてつぶやきを耳にした。バンコクからたった1時間で来れる町ではあるが、やはり紛れもなくここは「地方」である。

(2011.12.09)



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