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2012.02.15

タイ (2-6)穴場のお寺を巡る(前編)

ワット・ラーチャボピット(Wat Ratchabophit)に到着。1869年にラーマ5世(在位1868-1910年)によって建立された寺だそうだ。「タイ (1-12)Bangkok, High and Low」の記事で、先代の王がタイの植民地化を阻止するのに大きな役割を果たしたという逸話を紹介したが、その国王こそがこの人。抜本的な改革によって国の近代化を推し進めた稀代の賢王として、現在でもプミポン国王と並んで国民の間では非常に人気が高く、肖像画があちこちに飾られているとのことである。

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《ワット・ラーチャボピット 入口》

この寺は中心の仏塔を円形の回廊が囲っている構造が特徴。回廊に面した建物の外壁には艶やかに輝くタイルで規則的なパターンの文様が描かれ、どこかイスラムのモスクっぽい印象も。

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本堂を一言で表現するならば「絢爛豪華」。ラーマ5世が視察先のフランスで訪れたヴェルサイユ宮殿を参考にしたと言われており、ハデハデなタイの仏教寺院の中でも更に輪をかけてゴージャスである。

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20分程でササっと見学し、次のお寺へ。その途中、オシャレな感じのカフェを見つけたのでちょっと休憩することにした。いくらサバーイな気候とはいえ、夏は夏なのでクーラーが恋しいのには変わりないわけである。

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中はタイらしくないというか、東京の都心にあってもおかしくないようなモダンな内装。建築デザイン関係の雑誌が色々と置かれていたので、相当こだわりがあるようである。アイスカプチーノ(80B=200円)を注文するが、こちらもスワンナプーム空港で飲んだコーヒーと同じくやはり甘かった。

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今回の旅はいつもの自分のスタイルでは珍しくユルユルのスケジュールなので、雑誌をパラパラ閲覧しながら1時間近くのんびりと過ごす。さてそろそろ再出発しようか、と席を立ってレジで支払いをすると、スタッフの若い男性は「Thank you very much!!」と合掌つきで、感激してしまうほど丁寧に見送ってくれた。この合掌、『ワイ』というのだが、色々と細かい作法があるらしく、例えば明白な年齢差や上下関係(主人と召使い、客と店員…など)がある場合は上の者はワイで返してはならないなど、無闇やたらに使ってはいけないらしい。が、そうとは解っていても観光客という立場では使い所が非常に限定されてしまうとはいえ、素敵な習慣なのでついつい真似をしたくなってしまう。ちなみにここはホテル(B&B)として営業しており、ウェブサイトを見つけたので下にアドレスを貼っておくことにする。

Feung Nakorn Balcony Rooms & Cafe
http://www.feungnakorn.com/


再び次の目的地へ向けて歩き出す。この辺りはお屋敷でもスラムでもなく、“普通の人々”が住む地域。庶民的な食堂もあり、閑静というほどではないが街路樹が豊かで、それなりに落ち着いた街並みである。

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そんな街並みの中をタイ名物の三輪タクシー、『トゥクトゥク』が何台も走り抜けていく。運賃は交渉制なので外国人はまず吹っかけられるし、ある程度以上の距離になるとタクシーの方が安くて快適という、タイ初心者には敷居の高い乗り物である。2002年に新規登録が停止されたので今後は徐々に減っていく運命にあるが、なにせ登録台数が膨大なのでまだまだ街の至る所で見ることができるし、少なくとも今後数年はこのままなのだろう。歩いて行くには遠いけどわざわざタクシーをつかまえるにはちょっと…という微妙な距離がトゥクトゥクの出番のようで、小学生が下校のために何人かで乗り合わせている場面に出会った。日本ならば自転車が担当するポジションではあるが、もしトゥクトゥクに取って代わるのならばパリのvelib'のようなステーション分散型のレンタサイクルシステムだろうか。都内は僅かな起伏もないほどに平坦なので相性は抜群であろう。もっともバンコクは極端な自動車優先の交通環境なので、実現へのハードルは非常に高そうではあるが。

次回はワット・スタットから。

(2011.12.10)


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