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2012.04.15

マレーシア (1-2)マジックアワーのジョージタウン

というわけで予定よりも約4時間遅れで到着した「シティテル」にチェックイン。高層建築の中級ホテルで、ロビーはなかなかゴージャスである。宿泊料金は1泊素泊まりで188リンギット(4,700円/税サ込/ホテルのウェブサイトで直接予約)。客室階へのエレベーターにはカードキーのスロットがついており、カードを挿入しないとボタンが効かないようになっている。

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《シティテルのロビー》

部屋に入ってみると、眺望のいい角部屋があてがわれていた。高い天井とシーリングファンが目を惹く。部屋の広さも申し分なく、物価の安い国らしくコストパフォーマンスは素晴らしい。この後も高級ホテルでの宿泊が控えているが、普段の生活レベルからしてもこれ位のクラスが一番しっくりくるわけである。

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部屋の窓からマラッカ海峡を眺める。日没まであと40分程しかないので既に薄暗くなりつつあり、写真のExif情報を見るとISO1600まで上がっていた。本来ならば14時頃には到着し、じっくりと眺望を楽しんでいるはずだったのだが。

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北の方角を向いて。ペナン島を代表するホテルである『イースタン&オリエンタル・ホテル』の姿も見える(正面、褐色の屋根の低層建築)。

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こちらはジョージタウンの中心部の方向。

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心身ともに疲れ果て、正直このまま寝転がって動きたくない気分だったが、ジョージタウンを見ないままで翌朝発ってしまえば本当に何をしに来たのか分からない。疲労を押して出掛けることにする。

ペナン島は18世紀末にイギリスが入植して以来、東西貿易の中継地として自由港が置かれた土地。世界的に著名なビーチリゾートとして、マレーシア有数の都市としてのほか、イギリス統治時代の史跡や建築が数多く残るジョージタウンの市街地は、後日訪問するマラッカと共に2008年に『マラッカ海峡の歴史的都市群』としてユネスコ世界文化遺産に登録されており、このように多彩な表情を持つ島である。

通りに一歩出ると、やはりタイとは街の雰囲気ががらりと異なるのを感じる。マレーシアはマレー人を筆頭に華人・インド系などが共存する多民族国家(*注)。街行く人々の風貌もそれを反映しており、この一見無国籍な雰囲気が逆にマレーシアならではのアイデンティティだったりするのだろう…と、滞在中は終始そんな印象を抱いていたのだった。街並みもタイに比べれば洗練されており、漢字の看板が目立つこともあって台湾の街を歩いているような感じである。

*注:民族構成はマレー系が60%、華人が25%、インド系が10%、その他が5%。

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《ホテル前の通りを南方向を向いて。向こうに見える高層ビルがコムタ》

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《映画館》

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《同じ通りを少し南に歩いて振り返る。正面の高いホテルがシティテル》

もう日没も近いので、ツーリストエリアの軸となるチュリア通り(Lebuh Chulia)へ急ぐ。 …と、その前に、ハジャイから直接島内へ乗りつけてしまったため、マレーシアの通貨であるリンギットを全く持っていない。そういうわけで何ヶ所か見比べたのち、両替所で1万円を両替。レートは1リンギット=25円で、ちょうど400リンギットとなった。1リンギット≒10バーツなので、タイの物価との比較がやり易いのがいい。両者の間には特にペッグ制が敷かれているわけではないが、長年このレートで推移している。リンギットの補助単位はセンだが(1リンギット=100セン)、通常は小数点をつけて表現する。ここでは今後は一般的な略称である「RM」を用いることにする(例:1リンギット50セン→RM1.5)。

懐の不安もなくなったので、意気揚々とチュリア通りへ。安めのホテルやレストラン・カフェ・旅行会社・両替所などが並ぶ、旅行者には便利な通り。市内バスの主要ルートにもなっているようだ。さっそくペナン島の名物である三輪自転車・トライショーが走っているのを発見。のんびりノロノロと進むトライショーだが、島内では最優先での通行権が与えられているそうだ。

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《(上2枚)チュリア通り》

通り沿いには趣のある小さなホテルが色々と。もしまたペナン島への再訪のチャンスがあれば、今度はこんなホテルをセレクトして滞在してみたいもの。

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ジョージタウンの街の最大の特徴が、通りという通りに立ち並ぶ、「ショップハウス」と呼ばれるコロニアルスタイルの棟割長屋である。そのいずれもが住居や店舗・オフィスとして現役で使われており、実にさりげなく街に溶け込んでいる。中にはメンテナンスが不十分で外壁の傷みが目立つ建物も存在したりするのだが、それが却って観光地に良くあるような作り物っぽさを感じさせないという、副作用を生み出していたりする。私も明後日訪れるマラッカではそんなショップハウスを改装したホテルを予約してあり、今から泊まるのが楽しみ。

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《チュリア通りから枝分かれする通りにて》

マレーシア自体もそうだが、ペナン島はイギリスの旧植民地なので通りの名前には英語のものも多く、「LOVE LANE」なんて通りも。

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少し散策している間に、時刻はもう午後7時。夕方になって雲が増えていたが、日没寸前になってやや好転。太陽の最後の輝きがショップハウスをもも色に染めている。苦難の果て?に辿り着いたペナン島だったが、この輝きが恰も到着を祝福してくれたかのよう。ほんの数分だけ訪れたマジックアワーが織り成す光景に、しばらくの間釘付けになっていたのだった。

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(2011.12.12)


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