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2012.07.15

シンガポール (1-2)オーチャードやぶにらみ

街へ出てみる前に、せっかくこうしてクラシックホテルに泊まっているので、館内をちょっとだけ探検することに。私の部屋のある区画へはカードキーがないと入れないようになっているものの、基本的には外来者も館内を自由に歩き回ることが出来るようになっている。廊下には所々に果物カゴが置いてあり、すべての宿泊客にフリーで提供されているのが嬉しい。

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メイフェア・ウイングの一角にある「ウインザー・ボールルーム(Windsor Ballroom)」。たまたま通りかかったスタッフが教えてくれたところによると、明日ここで結婚披露宴があるとのことで、既にテーブルのセッティングが完了していた。そうそう、華人の披露宴って派手だからねぇ。私はまだ未婚ではあるが、祝福してくれる人たちと飲んで食べて騒いで…というノリは嫌いではない、というより寧ろ望むところなのだが、何故日本人は「ケーキ入刀」だの、「新郎新婦の生い立ちをVTRで紹介」だの、「両親への感謝の手紙」だの、「友人たちによる寸劇」だのとしょうもない茶番を入れたがるのだろうか。私がドライな性格ということもあるが、この日本社会の津々浦々に蔓延する湿っぽさには、自家中毒に陥らずに正気を保っていられる自分が不思議なくらいである。

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《(上2枚)ウインザー・ボールルーム》

本館となるロビー・ウイングの中心にあるプール。このプールのある中庭に面して、私はちょっと高くて手が出なかった重厚でクラシカルな部屋が並んでいる。小雨がポツポツ来ているためか、泳いでいる人はゼロだった。

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メインロビー正面にあるカフェ、「レスプレッソ(L'Espresso)」では、グッドウッド・パーク・ホテル名物のハイティーを楽しめるようになっている。イギリス発祥の午後のお茶の時間のことで、もう午後5時過ぎなのに大賑わいなので小首を傾げていたのだが、実はこのハイティー、お茶というよりは食事の意味合いが強く、今まさにこの時間がピークタイムなのだとか。

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《(上2枚)レスプレッソにて》

こちらはメインロビーです。

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一旦メインロビーから館外へ。とあるドアマンさんと目が合い、日本語で「サンポ?」と問い掛けてくる(笑)。「ちょっと出掛けてきます」と答えると、今度は「マタネ!」だって。超一流の名門ホテルだというのに、スタッフは気取っているどころかこのように皆フレンドリー。これまでの旅ではホテルは寝に帰るだけと割り切っており、高級ホテルなど一顧だにしなかったのだが、やはりこうして本物を知るのも大事な人生経験なのだと改めて認識したのだった。

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《グッドウッド・パーク・ホテル 正面玄関》

このホテルの象徴であるタワー・ウイングの建物を舐め回すように眺めてみる。もしこのホテルを訪れられたのならば、タワー・ウイング側のロビーに一歩足を踏み入れた瞬間に覚える、まるで鏡の国に迷い込んだかのようなちょっと不思議な感覚を是非味わって欲しい。

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それではホテルを離れ、MRTオーチャード駅方面へ向かうことに。この界隈はシンガポールを代表する一大ショッピングエリア。オーチャードの名称は、元々この辺りが一面の果樹園だったことに由来している(バンコクのスアン・パッカード宮殿も「キャベツ畑」の意でしたね)。メインストリートはこの先で交わるオーチャード・ロード(Orchard Road)となるが、スコッツ・ロード側にもハイクラスなホテルやショッピングセンターが一通り揃っている。シンガポールの都心部では世界でも稀に見る厳格なロードプライシング制が敷かれ、自動車交通量の抑制を推し進めてはいるが、それでも週末の夕方ということもあり、スコッツ・ロードは大渋滞。怒りを帯びたクラクションが度々鳴り響き、無菌状態とも呼びたくなるような只々クリーンな街並みとはどこかグロテスクな対照を作り出している。

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《(上2枚)オーチャード地区 スコッツ・ロード沿いの風景》

女性を連れてきたならば必ずや瞳を爛々と輝かせるであろうオーチャード界隈ではあるが、私はというと「何もシンガポールで買い物せんでも、梅田で済ませられるやん」という人なので、ショッピング関連の話題はいつものようにスルーである。……こういう冷めた考えなので、有象無象の女子からは見向きもされないわけですが(でもこんな自分が好き)。

今夜は雨が止んだらナイトサファリに行ってみようと考えていたのだが、残念ながら未だ止む気配はなし。今日は朝・昼ともに食事の量が少なかったので、雨が上がるのを待つついでにちょっと早めの夕食にしよう、と、手近なショッピングセンターへ。「Food Republic」というフードコートがあったので、ここで適当に見繕ってみることにした。そういえばこのFood Republic、香港でも見掛けた記憶があるが、ここシンガポールが拠点らしい。

華人社会のシンガポールということで、中華料理の店へ。タイとマレーシアでは割とあっさり目の食事が続いていたため、今回は青菜の炒め物に海老の素揚げガーリック風味と、心持ちガッツリ系で。味は…まあまあでした。それにしても今回の旅で宿泊したホテルと食事のランクがあまりにも釣り合っていないのだが、まぁ、今更ツッコむ話でもないか。私は外食よりもウチゴハン派だしね。

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食事を済ませて表へ出て来ると、上がるどころか一層雨脚が強まっている。もう今日はナイトサファリは無理そうなので、昨年開業したばかりのシンガポールの新名所、『マリーナ・ベイ・サンズ』を見に行ってみることにした。

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《(上2枚)MRTオーチャード駅・プラットホームにて》

都心方面へ2駅目のドービー・ゴート(Dhoby Ghaut)で黄色のサークル線(Circle Line)に乗り換え、マリーナ・ベイ・サンズ最寄りのプロムナード(Promenade)駅へ。10年前に訪れた時には都市規模に比べて充実しているとは到底言い難かったMRT網だが(当時は空港への行き帰りにも路線バスを使うしかありませんでした)、あれから路線新設や延伸が着々と進み、今や大抵の観光エリアへはMRTのみでアクセスできるようになっている。

次回はマリーナ・ベイ・サンズから。

(2011.12.16)

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