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2012.07.03

マレーシア (5-2)Road to KLIA

Klia_ekspres_ticketそんなわけで急遽クアラルンプール国際空港、通称「KLIA(Kuala Lumpur International Airport)」へ向かう羽目になったのだが、アクセス手段として一昨日TBSへ向かう際に利用したKLIAトランジットの特急電車版、「KLIAエクスプレス」を使ってみることにした。改札口はKLIAトランジットとは分かれており(しかも隣接ではなく少し離れている)、ホームも別々。窓口で購入した片道乗車券(右の画像)はRM35(約880円)と、こちらの物価水準にしてはかなり高めである。香港のエアポートエクスプレスと同様にKLセントラル駅でKLIA出発便のチェックインが可能なようだが、カウンターが使われている形跡がなかったのが不思議なところ。

KLIAトランジットとは異なりスクリーンドアの装備されたホームで待つこと十数分。KLIAエクスプレス仕様の低床車両が入線してきた。座席配置は2+2のボックスシートで、KLセントラル~KLIA間ノンストップ便らしく着席を前提としたレイアウトとなっている。割高な運賃にも拘らず、乗車率はなかなか良いようだ。

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《KLIAエクスプレスの車内のようす》

KLIAエクスプレスの営業最高速度は、エアポート・レール・リンク(バンコク)や京成スカイライナーと同等の160km/h。両駅間を28分で駆け抜ける。これは蛇足ではあるが、私の持つ『地球の歩き方マレーシア・ブルネイ '11-'12』には市街から空港は77km離れていると書かれており、これだと発車から到着まで常時トップスピードを維持しなければならず不自然だ、と首をひねっていたのだが… 帰国後に調べてみると両駅間の直線距離は40km強、実際の路線距離も57.6kmだった。これに限らず、このガイドブックには結構いい加減な記述が目立つ。どうでもいい読者投稿を充実させるくらいならば、せめて基礎データのつまらないミスは完全に排除してもらいたい。

やはり160km/hをコンスタントに出すのではなく、意外と鷹揚な走りっぷり。低床車なので実際の速度以上にスピード感があるはずなのだが、そうでもないようだ。KLの南方約25kmの所には「プトラジャヤ(Putrajaya)」という行政機能を一部移転した新首都があり、ここに設けられたKLIAトランジットの駅も当方の電車は軽やかに通過していく。沿線はKLセントラル側および駅周辺を除いて市街化が進んでいないため、ほぼ全区間地上を走っていたよう。

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これから飛行機に乗るとなると液体持ち込み制限に引っ掛かるため、せっかくマレー鉄道の旅のために買い込んでおいたジュースを、車内で一気に飲み干してしまう。この時間前後の写真がいつものペースよりも明らかに減っているのは、やはりショックを隠せなかったから。それでもどうにか撮影したのは、ひとえにいちブロガーとしての義務感からである。ぴったり28分でKLIAに到着すると、こちらには改札口はなく空港ターミナルビルへはシームレス。これまた香港のエアポートエクスプレスと同じだが、出発客と到着客の動線分離まではされていない。

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《(上2枚)KLIAエクスプレス・KLIA駅ホームにて》

さて… 私はというと実はここが目的地ではない。「エア・アジア」は格安航空会社専用のターミナルを発着しており、滑走路は共有しているもののターミナルへはここから更にバスを乗り継いで移動しなければならないのだ。バス乗り場はKLIAエクスプレスの駅のすぐ近くにあったのだが、案内板に書かれた「Frequency:30min」の文字を見て腰が砕けそうに。あぁ、またしても貴重な時間が削られる。

座席が落書きだらけの連絡バスにRM2.5(約65円)を払って乗り込むと、バスは空港の敷地の南側を回り込むような形でLCCターミナルを目指す。高速道路も走るので、とても同じ空港内を結ぶバスだとは思えない。またまた蛇足ながら、空港敷地に隣接してF1マレーシアGPが開催される「セパン・インターナショナル・サーキット」があり、先日レース中継を見ていたところヘリコプターが上空をブンブン飛び回りながら撮影している様子に、離着陸する航空機に衝突しやしないかと気になった覚えが。

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《連絡バスの車内》

15分くらい掛けてLCCターミナルに到着。KLセントラル駅からの所要時間は、待ち時間も含めて1時間15分程度だっただろうか。KL市街からのアクセス手段としては私のようなKLIAエクスプレス→連絡バスの乗り継ぎだけではなく、KLセントラル駅からの直通バスや、KLIAトランジットのSalak Tinggi駅(KLIA駅のひとつ手前)からシャトルバスに乗り継ぐルートもあり、これらの方が運賃はRM10強とはるかにリーズナブルである。今回はあくまで趣味の一環としてKLIAエクスプレスを体験してみたが、普通に移動される場合はこれらのルートをお奨めしたい。

次回はLCCターミナルから。

(2011.12.16)

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