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2012.08.22

マレー縦断編Epilogue

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《チャンギ国際空港・ターミナル3 出発ロビー》

アクシデントはあったものの空港へ間に合い、シンガポール航空のカウンターでチェックイン。この順番待ちの列が尋常じゃないほど長く、30分近く待たされる事態になってしまった。しかし私の後ろにつく人は誰も居らず、チェックインを終えた時にはカウンター前はスッカラカン。もぉー、なんなのっ。

予定では搭乗までの待ち時間を利用して優雅に夜食を取るつもりだったのだが、残り1時間と中途半端。それに家族にお土産を頼まれているので、これも買っておかないと…とのことで、そのまま出国審査を抜けて制限エリアの中へ入ってしまう。

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《チャンギ国際空港・ターミナル3 制限エリアにて》

その頼まれ物の「マーライオンチョコレート」を、友人の分も含めて購入。一箱約1,000円となかなか値の張る代物である。そしてここで遭遇した、レジの列を無視して割り込んでくる無行儀なオッサン。流石華人クオリティですね。 で、折角この値段を出して買ったチョコレート、後日近所のスーパーマーケットに立ち寄ったところ、一箱200円で売っているのを発見して愕然とするのだった(大きさは全然違いましたが)。とどのつまり、最後の最後までキングボンビーと同行二人だったようで。

出発案内を見ると、大阪行きのSQ618便は既に「Gate Open」表示になっていた。食事どころか軽食も口にしないまま、出発ゲートへ。待合室手前で手荷物検査があり、一度入ってしまえばトイレにも行けないという、私の嫌いなタイプである。

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SQ618 シンガポール(01:30) → 大阪関西(08:40)

私の今までの経験上、こういうタイプの搭乗ゲートに限って出発が遅れたりするのだが、今回もやっぱりそう。搭乗開始は出発時刻をだいぶ過ぎた頃になってしまった。アサインされた座席は59G。マイレージでタダ乗りするヤツは最後方だよー、ということらしいが、丁度アブレストの変わり目だったので足元が広いのが助かる。

往きの大阪→バンコクとは対照的に、この便はびっしりと満席。私のすぐ近くには何処の三流女子大だろうか、ネットスラングから借用するところの「低脳スイーツ(笑)」の団体がおり、あまりに知性の欠如した会話がやかましくて仕方がない。「あー、やっと帰れるー」などとほざく奴もいて、「お前、わざわざ金かけてシンガポールくんだりまで何しに来たの?」となじりたくなる。嗚呼、大和撫子はどこへ行った。

そんなこんなで機は南国の夜空へ向けてテイクオフ。ベルトサイン消灯後に軽食でも出るのかと思いきや、ドリンクサービスのみ。呼び出しボタンを押しても全然反応が無いので、わざわざギャレーまで足を運んでインスタントラーメンをもらう。大して腹は満たされず、なんだか5年前のアムステルダム→大阪の悪夢(乗り継ぎ前に食事を摂り損ね、12時間の兵糧攻め)が再来したような感じである。バンコク発の夜行列車で同道した彼の如く、今度は私が不貞寝をする番…ということで、大阪到着まで軽く睡眠をとっておくことに。

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《機内にはクリスマス・リースの飾り付けが》

翌朝、やっとありつけたまともな朝食を平らげれば、もう関空はすぐそこ。知らず知らずのうちに疲れとストレスが溜まっていたためか、降機してターミナルビルへ一歩踏み入れた瞬間、下痢に襲われてしまいトイレへ直行する羽目になってしまった。相変わらずいい仕事をする関空、1分も待たずに自分の荷物が回ってきたバゲージクレームを経て、到着ロビーから屋外へ。ずっと熱帯の暑気に晒され続けていた私にとって、冬の朝の冷気は「寒い」ではなく「涼しい」と感じるほどの清々しさである。

リムジンバスから阪急宝塚線に乗り継ぎ、午前11時半前に自宅の門をくぐって今回の旅は終了。「鉄道難」ずくめの旅ではあったが、梅田から乗車した車両が現在宝塚線に3編成しか在籍しない9000系ということで、「終わりよければ全てよし」という、今回の事例にあたってはちっとも有難くもない天からのメッセージを受け取ったのだった。
<完>

17日の歩数カウント:29,136歩
18日の歩数カウント: 6,348歩

(2011.12.18)

----

<あとがき>
2年ぶりの長編旅行記、いかがだったでしょうか。相変わらずの散文&遅筆&枝葉末節ぶりでダラダラと書き綴ってまいりましたが、執筆開始時に連載期間は8ヶ月を目標としていたので、ほぼピッタリ期間内に収まって何よりでした。東南アジア方面の旅行記は商業出版・Web上ともに個人的な体験に比重を置きすぎ(かくいう本シリーズも終盤は随筆っぽい感じになってしまいましたが)、あまりガイドブック指向で書かれたものがないので、是非これから旅立たれる方の参考に、末永く読み継いで頂ければなぁと。まぁ、トラブルが相次いだ今回のケースは、参考にするには特殊すぎるきらいもありますが(笑)。

今回周った三カ国の印象はタイ>マレーシア>(越えられない壁)>シンガポールとなりましたが、中進国ながらも公共交通機関についてはほぼ日本に近い感覚で利用でき(もちろんピンからキリまであるうちの上位を選べば、の話です)、スムーズかつ快適な旅を楽しむことが出来ました。東アジアや欧米のような先進国しか旅行経験の無い私でしたが、大都市や観光都市を巡る限りではカルチャーギャップも少なく、衛生状況も全く問題なし。初めて“第三世界”へと一歩を踏み出すにはうってつけのコースかもしれませんね。10日間の駆け足旅ではありましたが、都会でも人は優しかったですし、今回の経験を足がかりにもっとアジアの奥底にまで触れてみたいものです。

というわけで、今回の更新をもってひとまず定期更新は終了となります。当分の間、また幾つか記事をアップするかもしれませんが、ブログ以外に色々とやりたい事も溜まっていますので。恐らく次回作はユーロ安もあってまたヨーロッパあたりになりそうですが、次回も再び鉄分多めの重厚長大路線でお目に掛かりたいと考えております。それでは最後はいかりや長介氏の名言で…

『次の回も一生懸命頑張ります。ごきげんよう!』


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