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2013.04.30

フランス2013/オランダ編 Prologue(1)※予告:今シリーズは文章量多めです

2013年4月14日日曜日、午後7時。関空発の深夜便に搭乗するため、少し早めに自宅を出発する。

さて、今回の旅の目的地はオランダである。風車・酪農・チューリップ…という人口に膾炙したナショナルイメージを持ち、江戸時代の鎖国下で唯一国交のあった欧州の国。そして現在もヨーロッパ屈指の裕福な貿易立国であるが、不思議と観光の目的地になるという話はあまり耳にしない。まぁ、他の西欧の観光国と比べれば上述の漠然としたイメージはあるにせよ、誰もがすぐに名前を挙げられるような観光スポットは確かに無いので諒とするのだが、私の場合周囲にアッセンデルフトのようなオランダ文化に親しんでいる人が多く、以前から何時かじっくり巡ってみたいな、と気になっていたのである。

というわけでオランダ滞在はたっぷり1週間、そして訪蘭に先立ち、5年前の渡欧時に訪れて印象の良かったフランス・パリに3泊し、両国間は国際高速列車「タリス(Thalys)」でつなぐという、現地滞在10日間のプランが組み上がった。今回の宿泊地はたったの二ヶ所、そして長距離列車の利用も一本だけ(※後に二本追加となりました)なので、個人旅行とはいえ事前手配は旅行期間のわりにシンプルな内容である。

さて、いきなりパリの街に立っている場面から話を始めても良いのだが、今まで弊Blogを愛読してくださっている方ならば先刻ご承知のように、出発から帰宅まで徹頭徹尾細大漏らさず、がココのモットー。ということでヨーロッパ大陸に辿り着くまでの出来事を例によってダラダラと書き綴っていく次第である。とうとう30代に突入してしまってからは最初の旅。あくせくしない“大人の旅”が演出できればいいのだが。

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出発前日の未明に淡路島で震度6弱の地震があったが、関空の滑走路に異常はみられず平常運航とのことなので、予定通り出発。もちろん飛行機が関空を飛び立つまで気は抜けないのだが。

私の住む北阪神地域から関空へは、梅田からリムジンバスに乗車するのが一番手軽で便利なのだが、最近リムジンバスの運賃がかなり値上がりしたうえ、南海電車が魅力的な割引切符を用意しているため、今回は往復とも南海を利用することにする。

阪急宝塚線→地下鉄御堂筋線と乗り継ぎ、20時10分頃に南海難波駅に到着。窓口で『関空トク割 ラピートきっぷ』という企画乗車券を購入する。乗車券とラピートの特急券がセットになっており、難波発着の場合バラで買うよりも290円お得。しかも片道で購入できるので、ラピートに乗るのならばこれを利用しない手はない。実際のところ、乗車券のみだが南海と地下鉄の乗車券がセットになった切符だとか(他に大阪市交の一日乗車券や阪急・阪神・近鉄の乗車券とのセットも)、Peach搭乗者限定の切符など、企画乗車券が乱立しているので事前に検討しておく必要があるのだが、JRと比較するとネットワークという点で後塵を拝する南海、こうして私鉄との連携で存在感が増していくのは喜ばしいことである。

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《(上2枚)難波20時30分発、ラピートβ77号》

今回は久々の渡欧ということで、『関空トク割 ラピートきっぷ』のレギュラーシート版に200円追加し、スーパーシート乗車という“プチ贅沢”をしてみた。以前の追加料金は300円だったのだが、セルフサービスのドリンクが廃止になって以降は現在の価格に。娘が海外留学する際、スーツケースにこのラピートで提供される烏龍茶を大量に詰め込んでいた…というのは、とある関西の漫才師の鉄板ネタである。

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《ガラガラのスーパーシート車両(6号車)》

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《関空トク割 ラピートきっぷ。本体・乗車券・特急券の3枚セット》

9日前、ここで感動のステージを体験したばかりのZepp Nambaを右手に見下ろしつつ、難波を離れていく。予想通り、私の陣取る6号車は始発から終点まで私の貸し切り状態。只々静寂が支配するばかりの車内は、鉄道車両というよりは自宅のリビングでくつろいでいるような感覚である。最後尾の運転台にいる女性車掌が停車駅を出発する度に車内を通り抜けていくのが、この車両での唯一の動きだ。

そんな外界とは遮断された39分間を過ごし、21時09分、関西空港に到着。改札口の手前に、難波駅で回収された切符を使って描かれたモザイクアートが展示されていた。今回最初の目的地であるパリにある3枚の絵画を抜粋して。

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《ルノワール「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」(使用枚数63,756枚)》

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《ミレー「落穂拾い」(使用枚数131,516枚)》

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《レオナルド・ダ・ ヴィンチ「モナ・リザ」(使用枚数63,756枚)》

今回利用する航空会社はエミレーツ航空。ドバイ経由のいわゆる南回り便である。南回りは時間が掛かる代わりに直行便よりも安く、フライトマイルも余計に溜まるということで、私も1度目と2度目の渡欧はいずれも南回り便を使ったのだが、燃油サーチャージなるものが導入されてからは旨みもなくなり、その後はシベリア経由に切り替えていた。それが今回燃油サーチャージおよび諸税込で9万円弱という価格だったので12年ぶりに南回り便を使ってみたのだが、その他にも、

●アムステルダムには日系の航空会社が就航していないので、日系ではオープンジョーの行程が組めない
●ヨーロッパ系でも往路・復路のいずれかが必ず乗り継ぎになってしまうため、ドバイ経由でも1回余計に乗り継ぎが増えるだけ
●長い方の大阪~ドバイ間がいずれも出発地時間で深夜~朝のフライトになるため、そのあいだ寝て行けそう
●現地での滞在時間が少しだけ増える

という実用面での合理的な理由もあるのである。

事前にWeb上でのチェックインとe-Boarding Passの印刷を済ませてあるので、専用のカウンターで並ばずに荷物の預託完了。ここで改めて横長の搭乗券が発券され、私が印刷してきた紙は破棄されてしまった。この事が帰路、アムステルダムでのちょっとしたトラブルの種になってしまうのだが、その話はまた後々に。搭乗開始時刻が出発45分前の22時45分となっているが、他の航空会社がほとんど名目的なものなのに対し、実際エミレーツはこの搭乗開始が本当に早いのである。

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《大阪→ドバイの搭乗券》

さて、飛行機の出発までにはまだ2時間以上あるのだが、「とある」目的のために敢えて早い時間に出てきたのである。次回はそのお話です。

(2013.04.14)


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