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2013.05.09

フランス2013 (1-1)ただいま、Paris

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《CDGターミナル2 到着ロビー》

さて、無事入国も果たせたので早速市内へ向かうことにするが、交通手段はやっぱり今回もRER B線で。他に路線バスも走っているのだが、メトロに追加料金なしで乗り継げるという最大のメリットを考慮すれば、目的地がバスの発着地にピンポイントでない限りは敢えてこれ以外を選ぶ理由は無いように思える(沿線の治安の問題はあるにせよ)。

第2ターミナルからRERの駅までは徒歩で連絡が可能。TGVの駅も併設されており、ここからフランス各地へ直接向かうことも出来る。自動券売機も設置されているが、今回は現金(紙幣)を使いたいので有人窓口で。どこだろうと探していたら、長距離線(Grande Ligne)の出札窓口の横に場違いのように置かれていた。運賃は前回の8.2ユーロからぐっと値上がりして9.5ユーロ。デフレ大国からやって来ると殊更に堪えるのだが、10ユーロ札でお釣りが出るのも今回が最後だろう。係員は笑顔がキュートな女の子で、旅の第一歩で出会う人がこんな感じだと国のファーストインプレッションもぐっと良くなるもの。というか、フランスの人は概して皆親切で優しいのだが。

*円/ユーロのレートは昨年末から円安に転じ、旅行中は1ユーロ=約130円でした。ポンポン宰相よ、余計なことをしやがって。

RER-B/KROL Aéroport Charles de Gaulle 2 TGV(14:10) → Gare du Nord(14:41)
Gare du Nord ―[M4]→ Strasbourg St-Denis ―[M8]→ Grands Boulevards

切符を手にホームへ向かうと、空港~パリ北駅間ノンストップの「KROL」の発車1分前。スナップを撮る間もなく電車に乗り込み、席に着いたところで扉が閉まり出発である。相変わらず薄汚いトリコロールカラーの車両だが、車内に入ってみて雰囲気がかなり変わっていることに気付く。化粧板は明るい印象を与える白のものに交換され、空港アクセス列車らしく大型荷物置き場も新設。一方で座席は固くなってしまったものの、かなり大規模なリニューアル工事が施工されていたのだった。もう一つの変化は、前面のLED方向幕にあの難解な4文字のコードではなく、行き先の駅名が直接表示されることになったことである。

第1ターミナル駅でも乗客は増えず、ボックスを悠々独占してパリ北駅まで約30分のノンストップ。前回の左に対して今回は進行方向右側に座ってみたが、こちらの方が沿線の風景がよく見えて楽しい。

電車は2005年の暴動事件で日本でも広く知られるようになり、最近では映画『最強のふたり』でもテーマとして取り上げられた、バンリュー(Banlieue/フランス語で郊外の意)と呼ばれる地域を貫いて走っていく。この辺りはパリ郊外のバンリューの中でもとりわけ貧しい地区で、まぁアメリカのように命までは狙われないにせよ、正直お金をもらったとしても住みたくないなという負のオーラが窓越しでも伝わってくるのだが、これも自由・平等・博愛を国是として建前ではなく真正面から向き合うフランスの一つの現実であるし、そもそも私があれこれ言及したところで、移民どころか難民さえも受け入れない国の国民にとやかく言われたくねーよ、と返されそうではあるが。

そんなパリに夢と憧れを抱いてやって来た乙女(イメージはヅカファンで)を一発で“パリ症候群”に陥れそうな景色を眺めているうちに、電車は地下のパリ北駅ホームへ滑り込む。前回と同じくメトロ4号線に乗り換えるが、記憶ではRERの改札を出て再びメトロの改札を入るはずが、歩いているうちにそのまま4号線のホームに出てしまった。これならばシャルル・ド・ゴール空港駅で初乗り運賃(4.05ユーロ)を払うだけでパリまで来れてしまうのだが…。

完全自動運転化された1号線より玉突き移籍した新型車両に一新されている4号線から、ストラスブール サン ドニ(Strasbourg St-Denis)駅で8号線に乗り換え。3路線が交わる乗り換え駅の一つで、通路は階段と分岐だらけで迷路のよう。更に2駅、グラン ブールヴァール(Grands Boulevards)という優雅な響きの名前の駅が今回のパリ滞在の拠点となる。地上に出れば、歩道沿いにずらっとオープンカフェの並ぶあのパリの風景が。前回の旅から5年とやや間隔は開いてしまったが、約束通りまた戻ってきたぜ。

駅出入口のあるモンマルトル大通り(Boulevard Montmartre。モンマルトルからはかなり離れているのに何故かこの名前)を西にちょっと歩けば、鮮明に記憶にあるパッサージュ・ジュフロワ(Passage Jouffroy)の入り口。ここを入った突き当たりが、今回宿泊する「オテル・ショパン(Hôtel Chopin)」である。5年の間にパリのホテルの宿泊料金がかなり高騰しており、色々と吟味していたら前回の旅で前を通って気になっていたこのホテルが意外にリーズナブルだったので、ここに予約を入れたのだった。

マダムに「ボンジュール、ムッシュー!」と明るく出迎えられ、予約を確認すると台帳の記入もなしに鍵を渡されて即チェックイン。ホテルのウェブサイトがSSLに対応していないため、今回初めてFAXを送信してカード番号を送るという経験をしたのだが(光電話なので通信料は1分たったの22円)、丁寧でフレンドリーな返信の通り、スタッフは皆感じが良く気持ちのいい滞在となったのだった。

エレベーターで最上階に上がり、シングルルームへ。ウェブサイトのタリフ(料金表)には一泊82ユーロとあったが、こちらはそれより8ユーロも安い74ユーロだった。多分エレベーターシャフトのすぐ隣にあってうるさいからだと思うのだが、寝ている間はほとんどエレベーターも動かないので気にはならず。パリのプチホテルの例に漏れずコンパクトな部屋だが、設備は過不足なく不満はない(窓からの眺望や採光は良くないが、どうせ昼間は部屋にいないので)。寧ろ後日6泊したオランダのホテルよりも全然こちらの方が良かった。

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クラシカルなホテルのインテリアも気になるが、やっぱりまずは街歩き!ということで、ごつい鍵をレセプションに預けていざ出発である。

(2013.04.15)


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