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2013.05.22

フランス2013 (2-1)パリ・リヨン駅にて

フランス2日目の朝。今日はフランス第2の都市、そしてローマ時代以来の長い歴史を擁する古都でもあるリヨン(Lyon)への日帰り旅行を楽しむ予定である。パリからは約400kmの距離があるが、フランスが誇る高速列車・TGVを使えばわずかに2時間の道のりだ。



予約してあるTGVの発車時刻までには充分余裕があるので、ホテルで朝食を摂ってから出発することにする。7時15分というやけに中途半端なスタート時刻(週末は8時15分)に合わせて食堂へ。パンと飲み物、ヨーグルト、フルーツポンチ、シリアルのコンチネンタルスタイルビュッフェだが、オレンジを一瞬で真っ二つに裂いて果汁を絞ってくれる全自動ジューサーが目を引く。搾りカスを処理する動作がガサツというか人間臭い感じで、オートマタ(自動からくり人形)の国らしいな、と。

ホテルの共用PCで今日のリヨンの天気予報を調べたところ、晴れで最高気温は23度C。セーターの下に重ね着する長袖一枚だけで十分そうだが、急に気温が下がった時に備えて念のためスプリングコートを羽織っていくことにする。早朝であまり人気のないパッサージュ・ジュフロワを歩き出せば、空気はまだひんやり。

Grands Boulevards ―[M8]→ Madeleine ―[M14]→ Gare de Lyon

TGVが出発するリヨン駅へはグラン ブールヴァール駅からメトロ8号線でバスチーユ駅へ、1号線に乗り換えて更に1駅というのが最短距離となるようだが、RATPのウェブサイトで検索するとマドレーヌ駅で14号線へ乗り換えるルートがサジェストされたため、試しにこの方法を使ってみることにした。

8号線でバスチーユとは逆方向へ3駅、マドレーヌで14号線“メテオール”へ乗り継ぐ。さすがに流星というニックネームを持つだけあり、ノロノロ・ガタガタと走る他のメトロ路線とは別次元の乗り心地。ほぼ並走している1号線ならば8駅のところを僅か3駅で突っ走る。平日のラッシュアワー真っ只中ではあるが、ヨーロッパ最大級のメガシティながらもターミナル駅および通勤ルートが分散しているためか、日本の大都市のような押し合い圧し合いの乗車率にはならないようだ。もっとも、RERに限っては東京並みの過酷な混雑になるらしいのだが。

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《メトロ14号線・リヨン駅ホーム》

さて、パリの六大ターミナル駅のひとつであるリヨン駅(Gare de Lyon)。リヨンへ行くのにリヨン駅から出発する…というのは紛らわしいものだが、駅名の方も名前そのものに「Gare」が含まれるという入れ子構造になっている。長距離線およびトランジリアンが発着する地上ホームは、駅舎に隣接した「Hall 1(オール・アン)」、そして南東にオフセットした位置にある「Hall 2(オール・ドゥ)」に分かれており、出発20分前くらいにならないと判明しない発車番線も、Hall 1と2のどちらから出発するかは前もって表示されている。私の乗車する列車はHall 2から。

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《(上2枚)パリ・リヨン駅 Hall 2にて》

メトロの駅から地上に出たところがHall 2だったのだが、発車時刻までまだ少し時間があるため、もう一つのHall 1を見に行くことに(結構遠い)。 Hall 2は5年前に利用した東駅と同様にホーム毎に屋根がかけられているが、こちらは全体が大屋根に覆われた、如何にもヨーロッパのターミナル駅らしい佇まい。まるで映画の一シーンのようである。ちなみに帰りのTGVはこちら側へ到着した。

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《(上2枚)パリ・リヨン駅 Hall 1にて》

駅舎内では「ル・トラン・ブルー(Le Train Bleu/ブルートレインの意)」という有名な高級レストランが営業している。名称が名称だけに鉄道ファンならば一度は入ってみたいものだが、どうも味の評判は良くないようで…。

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Hall 1⇔Hall 2間の連絡通路。

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構内をウロウロしているうちに発車番線も表示されたので、そろそろ列車に乗り込むことにする。今回の旅で乗車する計3本の高速列車のチケットは、日本出発前に「Voyages-sncf.com」にて手配済み。5年前にパリ→ストラスブールのチケットを購入した際には条件入力の画面だけが英語対応で、以降はフランス語のページに飛ばされるというポンコツサイトだったのだが、今回は英語だけで手続きが完遂できるように“改良”されていた。受け取り方法に「無料で郵送」という選択肢があったのでこれを選んでみたが、パリ~リヨン往復とパリ→アムステルダムの2通ともに、購入完了からぴったり一週間で到着。有価証券にもかかわらず無補償の普通郵便での送付なのは、大らかな彼の国らしい。

下の画像が往路のチケットだが、パリ~リヨン間400km強の運賃が30ユーロ(約3,700円)。席数限定とはいえ、新幹線の同距離での運賃の1/3程度である。当初はこの日はパリで過ごす予定だったのだが、計画を詰めている段階でふと

「そうだ リヨン、行こう」

と思い立ち、調べてみたところ往復ともに格安のチケットが残っていたため(円安気味なので『激安』とまでは言いませんが)、衝動的にリヨン行きを決めたというわけ。ちなみに復路はもっと安い。

Paris_lyon

切符を黄色い刻印機へガッチャンコし、13番ホームへ。

(2013.04.16)

〔関連記事〕
パリ北駅(Thalys・Eurostar) / パリ東駅(TGV東ヨーロッパ線・ICE)


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