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2013.05.30

フランス2013 (2-3)TGV南東線Part2(パリ→リヨン・後編)

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パリを出発して1時間。TGV Duplexはワインの産地として世界的に著名なブルゴーニュの大地を疾走している。丁度行程半ばとなるこの辺りで、トイレついでに車内を散策してみることにした。



下の写真はデッキから上がってきて2階客室へ入る手前。荷物置き場はまだ空きスペースがあった。右の壁に貼ってあるステッカーは「ここで携帯電話での会話を行ってもOKですよ」というお洒落なサイン。

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1階デッキと2階をつなぐ階段。前述のように乗降口は低床ホームに合わせてあるので、かなりの段数である。

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下から見上げて。因みに車両間の貫通路は2階部分に設けてある。

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1階のデッキに立っていてひとつ気になったのが、トイレから漏れ出した嫌な臭いが漂っていたこと。日本の新幹線でこのような経験は無かったはずなので、これにはちょっとショック。他にはデッキ付近のカーペットがかなり傷んでいたりして、さすがにデザインは秀逸なのだがメンテナンスの杜撰さが気になるところ。これもお国柄と言ってしまえばお終いではあるが。

2階へ戻り、6号車と5号車を通り抜けてビュッフェ車(バー・カー)へ。平屋・Duplexともに詰め込み仕様のTGVシリーズではあるが、それでも絶対に供食設備は削らないのがヨーロッパの特急列車の伝統といったところか。

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座席へ戻り引き続き約40分間、300km/hで流れる風景を堪能。南東線上にはル・クルゾーとマコンTGVという二箇所の駅が設置されているが、当列車はどちらも停まらずにリヨンまでノンストップである。ブルゴーニュ地方を縦断するLGV南東線だが、残念ながら車窓から葡萄畑を眺めることは殆ど叶わないようだ。今は季節外れではあるが、丘という丘が黄金色に染まる秋の収穫シーズンの風景はさぞや美しく素晴らしいのだろう。

やがて爆走を続けてきた列車のスピードが緩やかに落ちると、本線から分岐してリヨン市内へ続くアプローチ線へ入る。南東線はここで終わり、ローヌ・アルプ線と名前を変えた高速新線はリヨン市街地の東部を迂回して更に南下。ヴァランスで再度地中海線に名前を変え、フランス第3の都市圏の中心都市である港町マルセイユまで続いている。

パリ側の在来線区間はそれなりのスピードが維持できるのだが、リヨン側のそれは丘陵地を縫って進むために急カーブが多く、400mの長大編成は窮屈そうに体をくねらせる。さしもの超高速列車も最後はらしからぬ走りっぷりになってしまい、10時56分、ゆっくりとした速度のままリヨン・パールデュー(Lyon Part Dieu)駅へ入線。パリ~リヨン系統のTGVはリヨン市内では二つの駅に停車し、一つ目のパールデューはリヨンの中心駅の役割を担う駅である。私も帰りはこのパールデューから乗車する予定だが、行きは二つ目の終点・ペラーシュまで乗り通すことに。7号車2階の車内にも思っていたより多くの乗客が残っている。ちなみに私の切符はパールデューまでとなっているが、パールデュー発着の切符でペラーシュでの乗降が可能だ。

最終区間に入った列車は都心部を東から南へ1/4周するように進んでいくが、たった5kmほどの区間を10分近くかけて走るという牛歩ぶりである。そしてパールデュー駅手前で渡ったローヌ川をもう一度渡り、11時10分、ほぼ定刻通りに終着駅リヨン・ペラーシュ(Lyon Perrache)に到着。ホームへ降り立つと、まるで初夏のような汗ばむ陽気に包まれていた。

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(2013.04.16)


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