フランス2013 (3-6)ハッピー&アンラッキー
で、とある場所を訪ねるためにモンマルトルの麓までやって来たわけなのだが、ここが生憎期待外れだったので、弊Blogでは珍しいパターンではあるものの丸ごと省略。徒歩でオペラ座界隈へと下りていく。あまり使える写真はないのだが、サクレ・クール寺院をチラ見できる通りのカットを。
《ジャン=バティスト・ピガール通り(Rue Jean-Baptiste Pigalle)にて》
サント・トリニテ(聖三位一体)教会を抜け…
教会正面から延びるショセ・ダンタン通り(Rue de la Chaussée d'Antin)を進んでいく。繁華街へ入ったことを実感させるように人通りが俄かに増えてくると、間もなくギャラリー・ラファイエットの東側へ。吹き抜けのガラスドームが見たかったので中へ入ってみたのだが、免税カウンター付近が中国人の集団に占拠されている様子に驚愕する。…ま、日本が順調に貧しくなっている分、これからは彼らが上客になってくれるはずなので何も言いますまい。
時刻は午後3時過ぎ、4月とは思えないほどの暑さで少々バテ気味になってきているのだが、コーラで一息入れながら更に南下。オペラ・ガルニエはリピーターを気取って足早に通り過ぎ、前回立ち寄ることの出来なかったヴァンドーム広場(Place Vandôme)を経由していく。なんでもパリで最も豪華な広場と云われているらしいのだが、広場を囲む建物の一部が工事中ということもあり、「え、どこが?」という感じ。これならばヴォージュ広場の方が10倍は優雅で美しいですが…。
《ヴァンドーム広場》
そしてチュイルリー公園を横切り、セーヌ川に架かる歩行者用の橋、レオポール・セダール・サンゴール橋(Passerelle Léopold-Sédar-Senghor)へ。10年ちょっと前に出来た橋らしく、まだピカピカである。
《(上2枚)レオポール・セダール・サンゴール橋》
この後は先頃改装工事を終えたオルセー美術館を再訪してみようかとも思ったのだが、事情があってこちらはオジャンに。この辺りでまたもや眠気がぶり返してきていたので、チュイルリー公園へ戻り園内のベンチで40~50分ほど仮眠を取った。
パリの街を散策するのは楽しいのだが、今日は昼食のカフェ以降あまりツイていないせいか、疲労の蓄積もあってもうこれ以上はあまりウロウロしたくない気分。まだまだ先の長い旅でもあるので、最後にエトワール凱旋門へ上り、本日は早めに切り上げることとした。
ひとまずカルーゼル・デュ・ルーヴルへ向かうのだが、その途中で如何にも怪しげな黒人が「Excuse me!」と声を掛けてくる。もしやコイツは…とピンと来てヤツの手をチラっと見てみると―― やっぱり!ミサンガのヒモ持ってんじゃん!! サクレ・クール寺院前に屯しているミサンガ軍団はあまりにも有名だが、チュイルリー公園にもおるんか。無視してそのまま歩き続けたらアッサリと諦めたのだが、コイツらは躊躇なく体に触れてきたりもするらしいので、例え被害がなくても不快感(人によっては恐怖も)を撒き散らす連中であることには変わりはない。どうして排除できないのかね。
ま、そんな不届き者はごくごく一部だけ。チュイルリー公園の景観はあくまで素晴らしく、そして平和です。
カルーゼル・デュ・ルーヴルへ寄ったのはトイレを済ませておきたかったからなのだが、ここの使用料は1.5ユーロとえらく高い。通常は0.5ユーロが相場なのだが、その差額分はというと内装が無駄に凝っていたり、空いた個室へ案内するスタッフが常駐していたりと、なにこの過剰サービス、というかサービスの押し売り。といっても周辺に他のトイレはないのでここを使うしかないわけで…。あー、本当にツイてない。
*このトイレ、公式ウェブサイトまであります(http://www.pointwc.com/)。なんと生意気な!
夕ラッシュで混雑しはじめたメトロ1号線に乗り、最終目的地へ。
(2013.04.17)
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