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2013.07.09

オランダ (1-1)Welcome to Low, and Windy Land

初めてのオランダの旅の第一歩はスキポール空港でもアムステルダムでもなく、オランダ第二の都市であるロッテルダムから。といってもオランダの土を踏むのは今回が最初ではないのだが、その前回訪問時は2月。冬のどんよりとした風景の記憶しかインストールされていなかったため、春到来後の今回はまるで別の土地にやって来たかのような感覚がある。



観光へ繰り出す前に、キャスターバッグをコインロッカーへ預けに向かう。オランダではロッテルダム中央駅とアムステルダム中央駅で二度コインロッカーを利用したが、システムが特殊なので初見では預け入れにちと手間取るかもしれない。流れとしては

(1)まず空いているロッカーを選び、荷物を入れてドアを閉じると仮のロックが掛かる
(2)操作パネルへ移動し(一台のパネルを十数ヶ所のロッカーで共有している)、クレジットカードを挿入後暗証番号を入力(現金は使用不可
(3)クレジットカードの認証が完了すると、バーコードが印刷された荷物引取り用のカードが出てくるので、大事に持っておく
(4)取り出す際にはバーコードリーダー(荷物引取り用のカード出口と一体化している)にバーコードを読ませると、自分の荷物を入れたロッカーのドアが開く

という感じ。ちなみに使用料は4.6ユーロ(約570円)と割高だ。一度覚えればなんということはないのだが、初回は四苦八苦してどうにか手続きを終えると、Thalysで一緒に到着したらしいフランス人の母娘に助け船を求められた。もちろん快く引き受けるのだが…。まったく、ハイテクを導入するのはいいが、利用方法の説明くらいちゃんと掲示しておけよ。しかもコイツは時々故障するらしく、そうなると管理者を呼ばない限り取り出すことが出来ない。旅を終えてみれば楽しい思い出ばかりが残ったのだが、ここは日本ではないので各種システムの練り込みの足りなさに不満をおぼえることも度々だった。

不満その2はこの直後にやって来る。オランダ滞在中に利用する公共交通はほぼ全て『OV-chipkaart(オーフェイ・チップカールト)』というICカード一枚で運賃の支払いが可能なので、到着後最初の仕事はこれの入手だったのだが――。 カードの説明は既に記事にしたのでそちらをご覧頂くことにして(→こちらのリンクから)、オランダ鉄道(Nederlandse Spoorwegen、以下略称のNSを使用します)の窓口で無記名カードの購入とNS利用のアクティベーションは済ませられたのだが、なんとクレジットカードの利用が不可能なのだという。ヨーロッパはカード社会なので、セキュリティの観点からも高額の支払いはカードを使うのが普通。今回は円/ユーロのレートが乱高下していた時期ということもあり、リスクヘッジの意味を込めて日本の銀行で多めにキャッシュを両替しておいたのだが(結果的にはこれが奏功しました)、OV-chipkaartのチャージに使うことは全く考えていなかった。

事前に仕入れた情報の通りとはいえ、私が困惑の表情を浮かべていると、窓口のおばさんは「地下のメトロ駅の自動券売機ではカードが使えますよ」と教示してくれる。あぁ、それは助かりました……というか、短距離の市内交通でカードが使えて、中・長距離の高額なチケットも扱うNSでは使えないってどういうことよ。とはいえ、JRのみどりの窓口でも最近まで一般のクレジットカードは受け付けなかったのだけれども。結局アドバイス通りに地下へ向かい、券売機でカードでのチャージを無事に行うことができ、これにて準備完了だ。で、チャージした額はというと100ユーロ。日本円で13,000円である。普段使っているICOCAでは3,000円毎のチャージが常で、残高が5,000円を超えるのは稀なのだが、オランダの鉄道運賃は高めなので、1週間のあいだ毎日利用するとなるとこれでも不足するほどなのである。実は今回の旅で一番緊張したのがこのチャージの瞬間(笑)。

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前置きが長くなってしまったので、そろそろ本筋へ。オランダ最初の目的地は、風車の村として知られるキンデルダイク(Kinderdijk)である。ロッテルダムの郊外に位置しているが、公共交通機関でのアクセスは交通の便利なオランダにしてはやや不便。中央駅からはメトロもしくはNSの普通電車と路線バスを乗り継いでいくのが定番ではあるのだが、今回は往復とも裏技的なルートを用いることにした。

ロッテルダム中央駅が改築工事中であることは先に触れたが、駅舎とプラットホーム部分はおおかた完成しているのに対し、駅前広場についてはまだこれから。この日は一日を通して台風並みの強風が吹き荒れていたのだが、駅前の工事現場では砂塵が舞い上がり、駅舎からトラムの停留所までの僅かな距離を歩くだけで口の中がジャリジャリに。風わたる大地の手荒い歓迎、といったところだろうか。

トラム7系統 Rotterdam CentraalWillemsplein

まずはトラムに乗って、新マース川のほとりにある水上バスの発着場へ。明るくてきれいな電車に乗り込むと、オランダらしい運河に沿って都心部を南下していく。ロッテルダムは近代的な建物の多い街だが、7系統のルート上は落ち着いた街並みである。

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《(上2枚)ロッテルダムのトラム》

下車駅のWillemspleinは7系統の終点。新マース川をひとまたぎにするエラスムス橋のたもとに位置している。中央駅からは10分程度の距離ということで、運賃は1ユーロくらいだったか。ICカードは乗車記録がデータとして手元に残らないのが難点である。

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《Willemsplein停留所前》

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《エラスムス橋》

ここからは水上バスの旅。

(2013.04.18)


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