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2013.07.11

オランダ (1-2)雲より遠い700メートル~ロッテルダム→キンデルダイク 水上バス~

水上バス20系統 Rotterdam Erasmusbrug(11:00) → Ridderkerk De Schans(11:27)

トラムWillemsplein停留所のすぐ目の前が水上バスの乗り場。ここからドルドレヒト行き20系統の水上バスに乗って新マース川を遡上していく。東京や大阪のそれは観光路線の色彩が濃いのに対し、こちらは純粋な生活路線。船着場には到着までの残り時間を表示する出発案内板が設置されていたり、船の側面にもLED方向幕が付いていたりと、都市交通機関の一種として鉄道や路線バスと隔たりなく利用できるようになっている。今の時間は30分間隔で運航されており、私が船着場へ到着するのと同時に11時00分発の便が入ってきた。



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この水上バスでも積み増し式のOV-chipkaartが使用できる。キャビンの座席数は多いが、平日の閑散時間帯ということでガラガラ。操縦士と車掌の2人乗務となっており、車掌の方は往復ともおばさんだった。

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強風から逃れられてやれやれ…だが、やっぱり船に乗ったからにはキャビンの中でジッとしてはいられず、船尾のデッキへ移動して風景を楽しんでみた。さすがはロッテルダム港に接続するライン川の支流、貨物船の航行量がとても多い。ロッテルダム港とドイツのルール工業地帯はライン川によって連結されており、私も10年以上かけてスイス国内の上流域、ドイツ国内の中流域、そしてオランダ国内の下流域を目にすることが出来た。

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途中一ヶ所の船着場を経由し、レック川とノールト川が合流して新マース川と名前を変える地点に位置するリッデルケルクの船着場に到着。運賃はOV-chipkaart支払いで2.5ユーロくらいである。所要時間は27分、ロッテルダムからの航行距離は約12kmなので、平均速度は約27km/h。体感ではもっとゆっくりと進んでいたような印象だったが。

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《リッデルケルク船着場》

さて。事前情報によるとここでキンデルダイク行きの船に3分で接続するはずなのだが……。あれあれ、そんな船の姿はありませんよ。私と一緒に下船した乗客は自転車で何処かへ走り去っていってしまい、船着場にひとり取り残されてしまった。20系統の時刻表は掲示してあるのだが、キンデルダイク行きのものはないし。おいおいどうなっとんねん、と訝しみながら時刻表の横に掲示してある船着場周辺の地図を眺めてみると、ここからキンデルダイクはもう目と鼻の先なのだが、川で隔てられているうえに近隣に橋は架かっていない。

来るのか来ないのか分からない船を待ち続けるよりは路線バスかタクシーを探して向かおうとも考えたが、それも何だか癪だし…とモヤモヤしつつガイドブックをめくっていると…。あっ、平日は10:00~12:00を除く、ってちゃんと書いてある! まさかこんな変則的なスケジュールを組んでいるとは思ってもおらず、熟読していなかった。

まあ、ガイドブックの情報もアテになるとは限らないのだが、ここは記述を信じて粘り強く待つことにする。私が乗ってきた30分後の後続便が11時57分に到着すると、中国人観光客のグループが下りてきた。やっぱりこの便にも接続はしておらず、確証も相変わらず無いのだが、船で目指しているのが私だけではないというのが分かってちょっと安心である。

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《この景色を睨み続けること1時間》

水上バス6系統 Ridderkerk De Schans(12:30) → Kinderdijk(12:35)

さらに待つこと20分。ようやく・やっとのことで待ちわびた船が入ってきた。水上バスというよりは漁船のような外観の渡し船。一応6系統を名乗っており、船着場の出発案内板にもちゃんと時刻が表示される。

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Waterbus_ticketこの船ではOV-chipkaartは使えず、現金のみの支払い。運賃は1.5ユーロである(右の画像はそのチケット)。船内で時刻表が配布されていたので見てみると、11時30分発と12時00分発の便は5月7日から9月21日までの季節運航とのことだった。今日は4月18日なので、あと3週間遅ければ乗れたわけだ。リッデルケルクで1時間待たされ、乗船したのはたったの5分。航行距離に至っては700mと、徒歩ならば10分もかからないところである。以前大阪の渡し船でこれに似たような体験をしたものだが(ここここ)、ご近所と海外とでは時間の価値が全然違うしな。ここはパリを1時間遅く出発したことにし、無理やり気持ちに整理をつけることにする。

Thalysでロッテルダム中央駅に到着してから2時間半。キンデルダイクの村に辿り着く。

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【2016.05追記】
 その後、今回の旅で利用したRidderkerk乗り継ぎ便に加え、ロッテルダム-キンデルダイク-ドルドレヒト間の直通便が運航されるようになりました(202系統/夏季のみの季節運航)。直通便および乗り継ぎ便の運航スケジュールについては、下の水上バス会社の公式サイトをご覧ください。

キンデルダイクへのアクセスガイド(Waterbus公式サイト内)


(2013.04.18)


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コメント

こんにちは。もうほぼ1年前になるのですが、こちらのブログを拝見して、キンデルダイクへのアクセスが列車→バスだけでなく、水上バスを使う方法があるのを知り、そのコースで行ってとてもよかったので、お礼をと思いまして、書き込ませていただきます。
私は車椅子ユーザーです。
オランダがいくらトラムやバスがバリアフリーとなっているといっても、普通列車は、乗り込むのにスロープを準備してもらったり、バスに揺られるのも時間がかかるし・・と、どのように行くのが最適かを探しておりましたところ、こちらのブログにたどり着きました。
おかげさまで、ロッテルダムに宿をとり、水上バスまでは、駅からトラムを利用して、難なく、キンデルダイクに行くことができました。自転車でも乗れて、もちろん車椅子も快適な水上バスでした。
私達がいった2015年7月には、ロッテルダムから乗り換え無しでキンデルダイクへ直通の便があり、思わぬ便利さでした。
水上からのロッテルダムの眺めも楽しめて、とても良いコースでした。
とても詳細な情報を発信していただいて、本当に参考になりました
ありがとうございました。
また、いろいろ旅の情報を発信していただきますよう、
楽しみにしております。

fufu さま

 初めまして、コメント頂きありがとうございます。こういった交通機関についての情報は特に詳しく書くように心がけているのですが、お役に立てたようで何よりでした。

 おっしゃる通り、バリアフリーの観点からするとトラム~水上バスのルートが最適のようですね。景色もなかなかいいですし、私も水上バスの旅はとても楽しめました。あと、ロッテルダムからキンデルダイクへの直通便が運航されるようになったとは初耳でした。それ以前からもロッテルダム発着の日帰りツアーに乗っかって行けばRidderkerkで乗り継ぐ手間が省けたのですが、私の場合、公共交通で行ける所ならばなるべく公共交通を使うのがポリシーなので。そのお蔭でRidderkerkで1時間も待たされるという災難に遭ってしまったのですがsweat02 それにしてもこの直通便、どうして今まで走ってなかったの?という感じですよねぇ…。


>また、いろいろ旅の情報を発信していただきますよう、
>楽しみにしております。

 ありがとうございます! 精進いたします。

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