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2013.07.18

オランダ (1-5)波濤の向こうに箱がある~ロッテルダム港遊覧船~

キンデルダイクの次は、遊覧船に乗ってロッテルダム港巡りである。中学や高校の地理で必ず名前が出てくる欧州最大の貿易港ということで、習って以来別称である「ユーロポート」という単語がずっと頭の片隅に残っており、オランダを訪れるチャンスがあれば一度この目で見てみたいと考えていた。また、ロッテルダム港が私の出身地の神戸港と姉妹港だという縁もある。

遊覧船の乗り場は、水上バスの船着場のすぐ隣。『Spido(スピドー)』という会社の運営で、いくつかあるプランのうち今回は最もオーソドックスな75分コースを利用する。運航スケジュールは季節によって異なるが、次の出発は運良く15分後の16時15分だった。チケットは10.75ユーロ(約1,400円)。

こちらが乗船する船で、名前は「Marco Polo(マルコ・ポーロ)」。お客さんはなかなか多い。

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乗船する前に、新マース川対岸に新築中のビルをパチリ。まるで子供が積み木で組み上げたかのように不安定な形をしている。

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船内には大きなキャビンもあるが、依然吹きすさぶ強風はともかく折角の好天なので、船後部のデッキに立って風景を楽しむことにした。最初は私以外に誰もいなかったが、出発が近づくとポツポツと他の乗客が現れだす。

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5分ほど遅れて出航。まずは近代建築と伝統的なデザインの建物が混在する景観を眺めながら、新マース川の下流へ向けて進んでいく。

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すぐに左手に高層ビルに囲まれたクラシックな建物が見えてくるが、こちらは『ホテル ニューヨーク』。19世紀にオランダからアメリカへ移民を運んでいた海運会社、「ホーランド・アメリカライン」の本部としてつくられた建物である。

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《右下の建物がホテル ニューヨーク》

振り向けば遊覧船のすぐ後ろを水上バスが追いかけてきている。川とはいえ周囲に風を遮るもののない中、水面には白波が立っており、ザブンザブンと派手に飛沫を上げるさまは大海原で荒波に揉まれる小船のようだ。いや、ホントにカメラをホールドするのにも支障をきたすほどの強風なもので。デッキ上の椅子もあっちへこっちへと走り回っている。

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こちらは高さ185mのタワー、『ユーロマスト』。展望台が設置されており、ここからユーロポートを眺めてもいいかなと思っていたのだが、やはり遠くからよりも間近で観察したいので、今回は船を選んだ次第。手前左下の水上に浮いているように見える建物は、香港にあるジャンボレストランをモデルにした中華レストランとのこと。

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私が勝手に「わんわんビル」と名付けたビル(STC-Group Scheepvaart en Transport College)。なんかもう、土地利用の効率なぞ二の次!という開き直りすら感じる。

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ユニークなデザインのビルの見本市であるロッテルダム。これくらいならばこの街では普通なほうです。

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ロッテルダムにも風車。この向こうは第二次世界大戦時の爆撃を唯一逃れた古い町並みが残る、デルフスハーフェン地区である。

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そろそろキリンさんの群れが視界に入ってきました。

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都心部も遠ざかり、船は埠頭エリアへ。

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新マース川から外れ、コンテナターミナルへと分け入っていく。岸に積み上げられる、まるでパズルゲームのピースのようにカラフルなコンテナ群。

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さらに奥へ進むと…

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このような大型コンテナ船をすぐ近くで見られる。これだけのコンテナを積載しても沈まないのだから、浮力というのは実にスゴいもの。ガントリークレーンでの荷役作業の様子も今回初めて目にした。

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この辺りで出航から30分ちょっと。75分のツアーなので、来たルートをエラスムス橋へ引き返しはじめる。まともに風が吹き付けるデッキで台風中継よろしく踏ん張っていたが、ここらで暖かいキャビンへ引っ込むことにした。よく頑張った、もう未練はない。

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ここから30km下流の河口へ向けて本格的に?展開するユーロポートなので、今回船で巡ったのはほんのさわりの部分のみ。それでも15年来の宿願が叶ったわけで、なかなかの充足感である。

午後5時半頃にエラスムス橋のたもとへ戻ってくる(2回目)。先に触れたデルフスハーフェンや有名なキューブハウスも見学したかったのだが、そろそろ滞在地へ向かってもいい時間なので今回はパスすることにした。

往きと同じく7系統のトラムでロッテルダム中央駅へ(待ち時間が寒くて辛かった…)。現在工事中の中央駅、周辺の道路も仮設なので夕ラッシュ時の交通量を捌ききれておらず、停留所の手前で車の渋滞に進路を阻まれてしまった。またいつか完成した駅を見に来たいものだが。

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(2013.04.18)


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