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2014.06.11

“Legend”が見守るショッピングモール。KUZUHA MALL SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば)・その3

 3000系車両の見学のあとは、SANZEN-HIROBAのその他の展示を見て回ることにします。



 まずは“プラットホーム”の壁面に掲示されている、京阪線および大津線全線の全89駅の現在と昔の写真から。昔といっても20年30年というレベルではなく、モノクロ写真の時代に撮影された、ものごっつい昔の貴重な写真です。


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 その中から当地の樟葉駅を。昔の写真は1971年にニュータウン開発に伴って現在の位置に移設される前のものになります。今では寝屋川市や香里園に並ぶ乗降客数を誇る主要駅にまで成長しましたが、以前は随分のんびりとした駅だったようです。


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 奇しくもこのKUZUHA MALLの開業は、3505号車が営業運転を開始する3ヶ月前の1972年4月でした(当時の呼称は『くずはモール街』)。そういった縁もあってこのSANZEN-HIROBAが3505号車の終の棲家に選ばれたようです。


 3000系の運転シミュレーターの他にも有料のアトラクションが用意されています。こちらは8000系と2600系の運転シミュレーションコーナー。


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 京阪特急の現行車種である8000系です。とことんこだわり抜いた本格派の3000系シミュレーターに比べればグッとカジュアルですが、その分予約不要(通常は順番に/混雑時には抽選制)で1回300円と気軽に体験することができます。この日の運転区間は枚方市~樟葉間(約5分)でした。


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 古参の2600系。こちらも運転区間は枚方市~樟葉間でした。


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 続いて「トレインウォール」コーナーへ。過去のヘッドマークから選りすぐりのものが展示されています。


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 京阪電車で使用されたレールの変遷を辿る展示も。


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 ここでは京阪の歴代車両にまつわるエピソードも幾つか紹介されています。京阪特急のシンボルマークといえば白い鳩ですが、例えばこのような。

『京阪特急vs鳩』

 1972年6月30日、3000系増備車デビューを記念して、特急と鳩のレースが行われました。10時8分に両者三条駅をスタート。特急はダイヤ通り10時47分に京橋駅に到着。鳩は特急から13分遅れて野江駅近くの鳩舎に到着。このレースは京阪特急に軍配があがりました。


 ひろば内の椅子は、2008年から導入された一般型電車の新塗色と同じデザインになっています。


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 続いて京阪電車の歴史を通観するパネル展示のコーナーです。


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 「日本初」「世界初」など、京阪が他に先んじて行った施策については、誇らしげに赤字で強調されているのが微笑ましいです。「スーパーマーケット」や「モール」という名称を日本で初めて使ったのも京阪だったとか。その一方で、社史最大の汚点ともいえる新京阪線(現在の阪急京都本線)の喪失についてはサラっと流されていましたが。まぁ、ネチネチ書くことでもないですしね。関西の私鉄文化の担い手としての存在感は、阪急電車と双璧かもしれません。


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 こちらはタッチパネルを使った「京阪電車デジタルライブラリー」。


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 ここでは京阪線主要駅の発車メロディを聴くことができます。各駅に特急と特急以外の二種類のメロディが用意されていますが、定期の特急列車が設定されておらず滅多に耳にする機会のない、中之島駅・私市駅・宇治駅の特急発車メロディもこのライブラリーで簡単に聴けるようになっています。


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 なつかしのポスターとヘッドマークの展示。ポスターには大規模プロジェクトが目白押しだった当時の時代の勢いが伺えます。


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 本線⇔交野線直通列車に掲出されていたヘッドマーク。2003年から2013年までは朝夕に定期の直通列車が運転されていました。七夕シーズンの臨時列車はともかく、朝夕ラッシュ時には確かに本線への5両編成の入線は無理がありましたからね。


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 最後に京阪電車の走る大阪・京都・滋賀の風景を凝縮した、ジオラマコーナーのご紹介です。


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 観光資源が豊富な京阪沿線ということで、関西人ならば誰もが知るランドマークが沢山。ジオラマ内を走るHOゲージの電車は、3分間200円で運転できます。


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 というわけで、コンパクトな空間にも拘らずしっかりとミュージアムとしての体裁を整えた、予想以上に見応えのある施設でした。有料コンテンツの使用料が高めではありますが、基本無料の施設なのでひろば全体の維持管理費用の捻出のため、ということなのでしょう。梅小路公園の『市電ひろば』とも容易にハシゴできる近さなので、鉄道好きの方ならば休日のエクスカーションとして充分楽しめると思います。

 SANZEN-HIROBA編はこれで終わりですが、記事はもう少し続きます。


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