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2014.06.09

“Legend”が見守るショッピングモール。KUZUHA MALL SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば)・その1

 今年4月、大阪・弁天町の交通科学博物館が半世紀の歴史に幕を下ろしましたが、その一方で今年関西に新たに誕生した鉄道施設も。ひとつが先日ご紹介した京都梅小路公園の『市電ひろば』、そしてもうひとつが今回ご紹介する、昨年引退した京阪特急の名車を保存している『SANZEN-HIROBA(さんぜんひろば)』です。



 SANZEN-HIROBAのある大型ショッピングモール・『KUZUHA MALL』は、大阪府枚方市、京阪電車の樟葉(くずは)駅前に所在します。
 阪神間地域からだとJR東西線京橋駅での乗り換えが便利なのですが、今日は天気が良かったので北新地駅で下車し、土佐堀川の畔を歩いて淀屋橋駅へ向かいました。関東地方はこの週末、各地で6月の観測史上最多雨量を更新するなど記録的な大雨となっていたようですが、こなた大阪はこの日曜、曇りの予報が大外れの好天でありました。自分で言うのもナンですが、晴れ男ここにあり、です。昨日の某総選挙では雨女ここにありでしたが……ねえ3位の人。


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▲(2枚)土佐堀川にて


 淀屋橋駅到着。樟葉は特急停車駅なので、京阪電車ご自慢の8000系電車に乗車します。京都都心まで乗り通すとなると1時間近く掛かるため、改札口横の「Juicer Bar」で仕入れたフレッシュジュースを片手に乗り込めば、ちょっとした旅気分。


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▲淀屋橋駅のJuicer Bar。全国展開していますが京阪グループです


 3番ホームに停車中の準急出町柳行き。昼間、普通列車はすべて中之島発着なので、淀屋橋駅に発着するのは特急・急行・準急といった優等列車のみです。3・4番ホームしか使用しないので、以前は昼間でも頻繁に実施されていた淀屋橋駅名物の縦列停車が見られないのは残念。


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 特急は4番ホームからの発車です。10分間隔で運転されているため、混んでいても見送ればすぐに次の列車がやって来ます。運が悪い?と、二階建て車両がなく座席数も少ない3000系が来てしまいますが。淀屋橋駅のもう一つの名物、停車位置をずらしての車内整備は健在。そしてそれを待たずに乗り込もうとするオッチョコチョイもまた健在┐(´д`)┌


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 8000系に乗るのならば先頭のかぶりつき席もいいですが、今日は日曜日なのでお子様に譲ってあげることにし、オトナはこちらのダブルデッカー車に乗車です。特別料金不要の二階建て車両は、全国でもこの京阪特急と富山地方鉄道に譲渡された旧京阪特急の車両だけだったはず(JR東日本の215系はホームライナー専従となったので)。欧米には通勤列車にも二階建ては多いのですけれどね。パリには3扉の二階建て車両というのもありますし。


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 2階席の室内。転換クロスシートですがバケットタイプで座り心地は良く、カーテンもロールアップ式ではなく横引き式。空間の格調高さという点ではエキストラチャージが必要なJR東日本の普通列車グリーン車よりも寧ろ上かもしれません(もちろん客層にも左右されますが…)。


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 樟葉までは途中4駅停車で28分。線形が全体的に悪いのは先刻承知ですが、萱島以遠の複線区間に入るとダイヤが密なせいか、その線形の悪さ以上にトロトロとした、特急の名が泣くような走りぶり。停車駅が増えたなりにキビキビと飛ばす阪急京都線特急とは対照的です。淀屋橋~樟葉手前の車窓を動画で撮影したので、その煮え切らなさを一緒に体験していただければと(笑)。



 そんなわけで樟葉に到着。2003年に特急停車駅に昇格しましたが、下車するのは今回が初めてです。


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▲(3枚)樟葉駅ホーム


 主要駅でありながら観光ではまず下車する機会のない駅ということで、訪れる前はまったくイメージの湧かない場所だったのですが、ファーストインプレッションとしては周辺住宅地の質の高さを感じさせるハイソな雰囲気が伝わってきました。関西の他の駅では近鉄奈良線の学園前駅に似てるかな。1960年代から開発が始まったニュータウンの拠点駅ですが、「楠葉」という地名は古事記や日本書紀に早くも登場しており、古くからの交通の要衝地であったそうです。


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▲樟葉駅駅舎

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▲駅前のロータリーとバスターミナル

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▲(2枚)KUZUHA MALL 外観


 KUZUHA MALLは本館の「ハナノモール」「ミドリノモール」・南館の「ヒカリノモール」と3つのエリアに分かれていますが、目指すSANZEN-HIROBAは駅からは最も遠いヒカリノモールの1Fにあります。今回はミドリノモールの2Fから樟葉のメインストリート・「くずはアベニュー」を跨ぐ連絡通路を通って行きました。


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▲ミドリノモール~ヒカリノモール間の連絡通路

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▲(2枚)連絡通路からくずはアベニューを眺める


 随分と前置きが長くなってしまいましたが、本題のSANZEN-HIROBAに到着です。今年3月12日に増床オープンした南館の一角に設けられたミニ博物館で、入場は無料となっています。


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▲SANZEN-HIROBA 全景


 目玉となる展示は、もちろん広場の名称になっている京阪3000系電車。車番「3505」の先頭車両が展示されています。栄光の京阪特急の看板を背負うフラッグシップトレインとして、1972年の竣工以来2013年3月の引退まで41年もの間、京阪線内に残る最後の編成として活躍していました(※記事タイトルは、同じ1972年6月生まれの“レジェンド”葛西紀明選手から拝借)。黒い部屋に艶やかに再塗装された車体が照明で浮かび上がり、ショーアップされたその姿は営業当時とはガラっと異なる印象を与えてくれます。


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 長期に渡って運用されていた形式なので、時代が下るにつれて幾度か小規模な改造が施されてきましたが、今回の展示にあたって可能な限りデビュー当時の姿に復原されています。外観からみていくとスピード感を表現した斜体表記の「特急」方向幕、そして日本初のカラーテレビつき車両として、側面窓の上には大きく「テレビカー」の文字が書かれています。最晩年、2008年10月の新3000系「COMFORT SALOON」営業開始に伴って「8531」に改番されましたが、こちらも展示に際して再度元の番号に戻されました。


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 車内も見学が可能なので早速入ってみようと思いますが、前置きにスペースを割きすぎたので、続きは次回にて。


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