« ようやくゴールド免許@阪神更新センター | トップページ | 阪堺電車の『堺トラム』に乗ってみました(後編) »

2014.07.08

阪堺電車の『堺トラム』に乗ってみました(前編)

 昨年8月にデビューした阪堺電車の超低床式LRV・『堺トラム』に試乗してきましたので、今回はそのレポートをお伝えします。



 始発駅はJR・地下鉄の天王寺駅および近鉄の大阪阿部野橋駅に隣接した、「天王寺駅前」停留所。せっかく天王寺にやって来たので、乗車前の時間を使い、3月に全面オープンを迎えたばかりの『あべのハルカス』に寄り道していくことにしました。地上高は300m、現在のところ横浜ランドマークタワーを4mだけ抜いて日本一のノッポビルとなっています。


140707_01


 58F~60Fの展望フロアは入場料金が掛かるので、無料で入れる16Fの庭園から少し景色を見てみました。サワーグレープ理論ではないですが、日本…というか東アジアの都市って、空から眺めても決して美しい景観ではありませんよね。ましてやココは大阪ですし。


140707_02

140707_03


 約300mの高さにある展望台の入場料金は、大人個人1,500円。東京スカイツリーの天望デッキ(350m)の場合は2,060円なので、千円台に抑えてくれたぶん抵抗感は薄いです。今回の目的はあくまでトラムの試乗なので、また改めて出直しましょうかね。
【追記】後日、展望台を訪れました。訪問レポートはこちらから


140707_03b
▲16Fの展望台行きエレベーター乗り場。日曜日なのでそれなりに並んでいました


 前回天王寺を訪れたのは3年前ですが、その間に近鉄前交差点の上空に架かる歩道橋が新しく架け替えられていました。上から見るとアルファベットの「a」の形をしており(言うまでもなくabenoの頭文字のaです)、大阪市に本社を置くすし店が命名権(ネーミングライツ)を獲得しています。落札額は年間360万円だとか。


140707_04


 歩道橋の上から、阪堺電車が走る「あべの筋」を眺めてみます。左側に建つあべのハルカスは、3年前の2月に訪れた時にはまだ4~5階分の鉄骨しかありませんでした。それからわずか1年半後には300mの高さまで達しているので、現代の建築技術には舌を巻くばかりです。


140707_06

140707_05
▲(2枚)あべの筋。上は2011年2月、下は2014年7月


 阪堺線ホームへは、地下街の11番出口から。以前の歩道橋にはここから降りる階段も設置されていたのですが、あべの筋の拡幅工事に連動してホームが道路の中央に移設される予定になっており、それまではこの地下街経由が唯一のルートとなります。

 地下街は阿倍野地区再開発事業の一環として綺麗に改装されているのですが、“縄張り”が変わった途端にバッチイ通路に。それだけならまだしも、ホームへは路面電車の利便性をスポイルするような結構長い階段を上らなければなりません。ホーム移設後には改善されるはずとはいえ、これから乗車するバリアフリーな車両とは対照的とも言えるバリアフルな通路。いずれにせよ、この古色蒼然とした様態も遠からず見納めとなります。


140707_07

140707_08


 ホーム入り口です。発着線が一本しかないので、折り返し時間を短縮するために到着した電車は全扉開放し、運賃収受は車内ではなく駅で行っています。


140707_09


 堺トラムの運用は固定されており、発車時刻表でこの車両が充当される便が確認できます。私も阪堺電車のウェブサイトからPDF方式の時刻表をダウンロード(→こちらのリンクから)してタブレットに入れてきました。

 私が駅に到着して間を置かず、無事に乗車予定の電車がホームに入線してきました。


140707_10


 天王寺駅前停留所に停車中の堺トラム。形式名は1001形で、関西には初登場となる超低床式LRVです。この編成は昨年8月に営業運転を開始した第一編成で、堺生まれの千利休にちなんで「茶ちゃ」という愛称が付けられています。存廃の危機に直面している堺市内区間(我孫子道~浜寺駅前)の活性化を図り、堺市が国の補助を受けて製造した車両なので、運行開始当初は堺市内区間のみの限定運用となっていましたが、今年3月のダイヤ改正で第二編成の運行開始と同時に、めでたく大阪市内の天王寺駅前~我孫子道間への定期乗り入れを開始しました(【追記】低床LRVの入線のために、一部区間の軌道の改修が必要だったという理由で遅れたようです)。現在の運転区間は天王寺駅前~浜寺駅前(一部は我孫子道発着)で、阪堺線の恵美須町~住吉間および上町線の住吉~住吉公園間での定期運用はありません。


140707_11

140707_12

140707_13


 浜寺駅前到着後に撮影した、堺トラムのサイドビュー。3連接で構成されており、全長は従来型車両よりも2.6m長い16.3mとのことです。車番(モジュール番号?)は天王寺駅前側から1001A、1001C、1001Bとなっています。


140707_14


 超低床式車両の本分ということで、従来の車両にあった出入口の段差が完全に解消されています。


140707_15


 ICOCAを入口のカードリーダーにタッチして乗車。阪堺電車では長らく磁気プリペイドカードのスルッとKANSAIやICカードのICOCA・PiTaPaには対応しておらず現金しか使えなかったのですが、今年4月にようやくICカードに対応するようになりました。全国相互利用サービスにも参加しているため、SuicaやTOICAなど他地域の主な交通系ICカードもそのまま使用できます。
 ちなみに現在、堺市の補助を受けて運賃は全線200円210円均一(【追記】2015年2月より210円に改定)となっているため、整理券の代わりとなる乗車時のタッチは必要ないはずなのですが、今後の可能性として再び200円と290円の二段階制に戻った際の移行をスムーズにするためでしょうかね。あまり考えたくはないですが…。

 発車前にさっそく車内全景を一枚。残りは乗客が減るであろう堺市内区間に入ってから撮影することにします。


140707_16


 車内の様子は後ほど写真で詳しくご紹介しますが、一番後ろのモジュール・1001Aの進行方向向きクロスシートを確保し、終点の浜寺駅前まで乗車することにします。

 後編へ続きます。


« ようやくゴールド免許@阪神更新センター | トップページ | 阪堺電車の『堺トラム』に乗ってみました(後編) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/224041/59944002

この記事へのトラックバック一覧です: 阪堺電車の『堺トラム』に乗ってみました(前編):

« ようやくゴールド免許@阪神更新センター | トップページ | 阪堺電車の『堺トラム』に乗ってみました(後編) »

スポンサーリンク

Blog内検索

Amazonでお買い物しませんか?

無料ブログはココログ