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2015.02.03

15/01/25 (9)近江鉄道本線(八日市→高宮)

 八日市は名神高速道路のインターチェンジ名として知名度の高い地名ですが、こうして実際に当地の土を踏むのは初めて。現在は東近江市の一部となっている旧八日市市の市域内にJR線は通じていないため、公共交通機関として近江鉄道が占める地位は高いものとなっています。八日市駅で本線が系統分割されるのに加えて近江八幡からの八日市線が合流する駅でもあり、日中には3本の電車が集結してはまた散っていく光景がほぼ1時間毎に展開されます。


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近江鉄道本線 八日市(14:13) → 高宮(14:37)

 14時13分発の高宮(たかみや)行きに乗り込み、本線の旅を続けることにします。使用車両はゆるキャラ電車と同じ800系ですが、こちらの807Fはノーマルなカラーリング。西武鉄道時代と同じ黄色なので、ホームで側面を眺めている限りでは1990年代以前の西武沿線の風景そのもの、ではないでしょうか。私の西武鉄道との関わりといえば、小学生の時に遠足で秩父に行く際に乗ったきりではありますが。


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 2両編成の電車ですが、無人駅での乗降の際には1両目(前側)の最後部ドアを乗車用、最前部ドアを下車用として使うため、2両目(後側)のドアは開きません。そういう理由で2両目は1両目よりも明らかに空いていたりします。

 というわけで車内の観察もし放題なのですが、この車両、もちろん冷暖房完備ではあるのですが、昨今の鉄道では珍しく窓が開くんですよね。どうせガラガラだからということで、寒い時期ではありますが車内にフレッシュエアーを呼び込むことにしました。写真撮影の際にもガラス越しとは違ってクリアな画像が得られるというメリットも。


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 車内には「窓から手や顔を出さないで」という注意書きがあるのですが、カメラを出さないでとは書いてませんよね…?という、一休さんメソッドを行使して撮影したのが下の写真。ま、外国じゃ「自己責任」(ガラパゴス用法ではなくてグローバル基準のAt Your Own Risk)でもって皆さんガンガン手や顔を出していらっしゃるのですが、日本では無理でしょうね。“風紀委員”もうるさいですし。


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 セミ・トロッコ列車状態には飽き足らず、今度はロングシートにゴロンと寝っ転がってみました。空いているのをいいことにやりたい放題です。


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 八日市以北も日野~八日市間と同様に直線コース主体となっていますが、この区間の見どころはやはり愛知川(えちがわ)駅手前から高宮駅付近まで約8kmに渡って続く、東海道新幹線との並走区間でしょう。最初に新幹線と出会うのは五箇荘(ごかしょう)駅ですが、近江鉄道の線路が若干西へふくらみ、愛知川の橋梁を渡った後から本格的な並走区間が始まります。


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▲(3枚)こちらは五箇荘駅


 日本の大動脈らしく数分毎に、頭上の高架を純白の列車が疾風の如くすっ飛んでいきます。最高速度270km/h(今春からは285km/h)の新幹線に対し、こちらはというと線形は全く同じなのにせいぜい70km/hが精一杯。しかも線路がガタガタで揺れに揺れるわけですが、それでもこれまでに数え切れないほど新幹線から眺めた車窓を、ようやく念願叶ってガチャコン電車の「中の人」として眺める立場になれたわけで、何だか胸のつかえが取れたような清々しい気分です。


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 興味深い車窓の続く区間ですが、駅名の方も五箇荘・愛知川・豊郷…と、私のようなよそ者にも比較的馴染みのある地名が連続。五箇荘駅から高宮駅までは一駅ごとに自治体が変わります。五箇荘(地名としての表記は「五個荘」)は近江商人のふるさととして古い町並みが残っており、駅からはバス連絡になりますが私もまたの機会に訪れてみたい町。豊郷町は滋賀県の自治体の中では最も面積が小さく(7.78平方km)、かつてはこの小さな町が豊郷小学校旧校舎の改築騒動でメディアを賑わせたこともありました。

 全国的なゆるキャラブームと並行し、豊郷駅については「萌えキャラ」でもって町おこしならぬ駅おこしを行っています。上の豊郷小学校旧校舎が『けいおん!』で主人公の通う高校の校舎のモデルと目されているため、「聖地巡礼」で訪れるアニメファンの取り込みを狙って、という意図があるようです。実際に鉄道とアニメを掛け持ちしている層は多いですからね。


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 新幹線からは見慣れた風景も、今日はいつもより低い視点で、じっくりと。


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 犬上川を渡ってすぐに左カーブを切り、東海道新幹線にひとまず別れを告げると、まもなく彦根市に属する高宮駅に到着。記事のほうはスローペースですが、破竹の乗り継ぎは更に続きます。

(2015.01.25)


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