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2015.06.11

行くぜ、東北。(ヒコーキで)~仙台周辺乗り歩き編Prologue~

 日本初の本格的な格安航空会社・『Peach』の初就航から今年で3年。その後、堰を切ったように多数の会社が参入し、短い間にすっかり日本でも定着したLCCサービスではありますが、キッチリ予定を組んでいく私の旅のスタイルにはタイトな機材運用に起因する定時性の低さが足枷となって、なかなか実際に利用してみようという踏ん切りがつかずにいました。しかしながら、私が巡回している旅ブロガーさんの中にもLCCを最大限に活用して旅を楽しんでおられる方がいらっしゃり、率直に言うとたまらなく羨ましくなって(笑)、またLCC各社の中でも元祖であるPeachは定時性もなかなか優秀な部類に入るという評判を聞いているため、こうして遅れ馳せながらとうとうLCC“初体験”の運びとなりました。

 行先についてはPeach以外の他社を含めて海外も検討していたのですが、関空発着路線の一覧を眺めていると韓国・台湾・香港・タイ・マレーシア・シンガポールは過去に訪問済み、オーストラリアは好景気を受けての物価高と円安のダブルパンチでとても手が出ない、フィリピンは治安の面で却下、中国もあまり興味なし…ということで全滅となり、結局国内の未訪問都市の中から仙台を選択しました。東北最大の都市ということで都市内および近郊の鉄道・バス路線が充実していて乗り歩きが楽しそうですし、「杜の都」と称される美しい都市景観も魅力。そして東日本大震災から4年が経過し、かつての被災地・神戸を郷里に持つ者として、復興へと弾みがつき始めた現地の様子を自分自身の目で見て確かめておきたい、という目的もあります。

――と、前置きは手短にしておいて、四国一周編以来5年半ぶりとなる国内中編旅行記、さっそく始めてみることにしましょう。



 飛行機の出発時刻がとんでもなく早いので、前日は午後8時30分という幼稚園児並に早い時刻にベッドに入ったのですが、その前の日も3時間しか寝ていないのにも拘らず、一向に睡魔さんが来てくれない。結果的にほぼ一睡もしていない状態のままで自宅を出るハメになってしまいました。遠足前の小学生じゃあるまいしねぇ。神経が細やかすぎるのも困りものです。

 寝静まった住宅街を歩き、雲雀丘花屋敷駅へ。4時25分発の阪急宝塚本線上り始発、普通梅田行きで旅のスタートです。こんな時間のうちから梅田へ出る用事がなく、これまで実際に乗車する機会がなかったのですが、この電車、日本の私鉄の中で最も早い始発列車なのだそうです。予定では30分遅い電車に乗ることになっていたのですが、眠れないからということでさっさと自宅を出てきてしまいました。


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▲神宝線の最新系列・1000系


 かぶりつき席に腰掛け、いつもは急行に乗るところを各駅に停まりつつ梅田へ向かいます。下の写真は大阪モノレールとの接続駅である蛍池(ほたるがいけ)。伊丹空港ならばここでモノレールに乗り換えて1駅なのですが、今回はLCCなので遠い遠い関西空港を目指します。


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 結構な数の乗客を駅ごとに拾いつつ、4時54分、梅田に到着。夏至が近いので、この時刻で既に空はすっかり明るくなっています。これも予定では第2ターミナル直通のリムジンバスに乗り継ぐことになっていたのですが、時間に余裕が出来たので南海電車ルートに切り替えることにしました。

 地下鉄の券売機で「関空ちかトクきっぷ」1,000円也を購入し、御堂筋線のホームへ。始発電車が5時15分発なので、ホームで15分ほど待つことになりました。ほぼ終日を通して息つく暇もなく電車が踵を接してやって来る御堂筋線。そういう理由でホーム上にベンチは設置されておらず、其処此処にジベタリアンや階段腰掛けマンが多数見受けられます。LCCも勿論のこと、今回の旅ではしょっぱなから初体験の連続です。


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 難波では8分接続で南海線の5時30分発・空港急行関西空港行きへ乗り継ぎ。今日は休日ダイヤですが、20分前にも空港急行が出ており、LCCの早立ちダイヤにもバッチリ対応しています。


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 6両編成の車内は早朝の下り列車にもかかわらず、結構な乗車率。堺の工業地帯への通勤需要などは分かるのですが、岸和田辺りまで進んでもガラガラには程遠い状況。流石に泉佐野まで来れば…と思いきや、ここでまた空港従業員らしき乗客がドヤドヤと乗り込んできて、なんと立ち客までいる乗り具合で関空連絡橋を渡ってゆきました。南海本線は都市間路線というよりは郊外型路線というイメージなのですが、この単純な先細りではない旅客流動には認識を新たにさせられました。

 エアロプラザのバーガーキングで朝食のBLTサンドを仕入れ、1Fから発車する第2ターミナル行きの無料連絡バスに乗車。Peachの出発ラッシュ時間帯なので、ピストン運転ながらもバスは積み残しが出るほどの混雑です。梅田からだと2回の乗り換えとなりましたが、予定よりも10分だけ早い6時30分にT2に到着しました。


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▲T2に到着した連絡バス


 コンパクトなターミナルなので、自動チェックイン機も建物に入ってすぐの所に設置してあります。


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 今回購入したチケットは往復共に4,690円という、キャンペーン運賃を除いては関西-仙台間で最安となるプラン。購入期間が限られるものの、キャンペーンによっては1,000円台や2,000円台になる場合もあるようですが、今回は1週間前に急遽思い立った旅だったので、激安運賃が数ヶ月前の予約が必須であることを考えるとこれでも十分安いのではないでしょうか。この運賃に更に関空T2の施設利用料が770円(出発410円+到着360円)、クレジットカードの決済手数料として片道330円×2で660円、往路の関西→仙台は窓側を事前予約したので座席指定料金として440円を支払い、トータルで11,250円となりました。この中でどうあがいても逃れられないのが支払いの際に生じる手数料で、金額の大小はあるもののコンビニ決済など他の支払い手段を使っても必ず手数料が掛かるため、ウェブサイトなどで「○○円から」と表示されている、所謂“すっぴん”の値段で乗ることは不可能になっています。おまけに支払い手数料は区間毎/人数毎に必要なので(例:4名で2区間搭乗・クレジットカード決済の場合は330円×8で2,640円)、これが意外と馬鹿になりません。LCCの流儀はレガシーとは違うとはいえ、今一つ腑に落ちないというのもまた確かです。

 ちなみにLCCの利用は今回が初めてではないのですが、その時は当日空港でメッチャ高い運賃を支払って搭乗したため、LCCの存在意義たる「ローコスト」という点では実質的に初となります。当時の搭乗レポートについてはこちらの記事をどうぞ。

 事前座席指定をしていない限りはチェックイン順にPeach側で勝手に座席が割り振られるようになっているため、チェックインにおける操作はバーコードの読み取りか予約番号の入力だけで、1グループあたり15~30秒ほどでスイスイ進んでいきます。それでも出発ラッシュ時間帯なので、連絡バスやリムジンバスが着くと一時的に列が出来たりも。
 感熱紙に印刷されたレシート状の搭乗券に事前予約どおり「20F」の番号が記載されているのを確認し、その足でこれまた大混雑の保安検査へ。最安プランの「ハッピーピーチ」の場合、手荷物は規定サイズ内で合計2個・10kgまでという制限がありますが(それを超えると超過料金が必要)、2泊3日の旅に大荷物は不要なわけで、これは難なくクリアです。あとはレガシーと一緒で、検査をパスすれば前回のT2見学では訪れることの出来なかった制限エリア内の風景が広がります。

 最後に搭乗券の画像を貼り付けて(下部の広告部分は省略)、今回の旅の“メインイベント”のひとつとも言えるPeach搭乗編へ。


Peach_outward


(2015.06.07)


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