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2015.08.03

15/07/01 (13・終)ジェットスターで粉もんの都へ

 それでは今年4月に供用を開始したばかりの成田空港第3ターミナル(T3)へ移動します。鉄道でアクセスする場合、空港第2ビル駅で下車してここから徒歩連絡、または無料の連絡バスを利用することになります。



 エスカレーターで1Fへ上がると、約600m先のT3へ向けて誘導ペイントが続いていました。T2からT3へは青色のレーン、逆にT3からT2の場合は赤色のレーンを辿っていくことになります。


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 で、私もこのレーンを辿っていく気マンマンだったのですが、第3ターミナル行きの連絡バスが停車しているのが視界に入って、フラフラと吸い寄せられるように乗り込んでしまいました。事前情報ではT2→T3方向は10~15分程度掛かるとのことだったので、ならば歩いた方が早いじゃんと思ったのですが、どういうルートを走るのか気になったもので……。で、結論を申し上げると、バスの経路はめちゃめちゃ遠回りでありました。ターミナルビル前の道路が南向きの一方通行なので、北にあるT3へは楕円形を時計回りに4分の3周するような感じになるんですね。逆のT3→T2ならばほぼ最短距離なので5分程度とのことですが、今日は0泊2日の旅で荷物もないので、空港の観察がてら歩いた方が良かったです。検問は廃止されましたが旧ゲート付近では警官が複数人立哨して通過する車両に目を光らせており、やっぱり物々しい空港ですね。

 そんなこんなで第3ターミナル到着。同じLCCターミナルでもPeach専用の関西空港第2ターミナルとは異なり、2015年7月現在でジェットスター航空(国際線)/ジェットスター・ジャパン(国内線)、春秋航空、チェジュ航空、バニラエアの5社が使用しているので、この時間でもまだまだ出発便は多くて賑やかです。例の青色の誘導ペイントは出発ロビー内では何故か4レーンに増えて、まるで陸上トラックのよう。私が子供ならば絶対に走ってるな。


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 さて、ここからジェットスターで大阪関西へ向かいます。――皆さん最早お忘れかもしれませんが、このジェットスター試乗こそが今回の旅のメインイベントですからね。チェックインは既にインターネットで済ませてあり、セルフプリントの搭乗券も発行済みなので、空港でのチェックイン手続きはスキップです。座席についてはオンラインチェックイン時に勝手にアサインされるのですが、もし気に入らなければ改めてシートマップから選び直すことも出来ます。しかも非常口席や機内前方ゾーンのように追加料金が必要な席でなければ無料で変更可能。私も最初は3列席中側というハズレ席がアサインされたので、右窓側の22Fに無料で変更しました。この辺りは事前座席指定しなければ搭乗者の意思とは関係なしに勝手に割り振られてしまうPeachよりも融通が利きますね。運賃については3,290円、これにクレジットカードでの支払い手数料が430円、成田T3の旅客施設使用料が380円プラスされ、総支払額は4,100円となりました。なお関空側はT1到着となるので、こちらの旅客施設使用料は不要です。

 下の写真は国内線の出発案内。一番下がこれから搭乗するGK211便なのですが、定刻20時40分発が21時20分発に変更……って、おいおい、40分遅れですか! 所要時間は1時間30分なので、この遅れのまま行くと関空到着は22時50分という計算になりますが、関空T1発23時10分のリムジンバスを逃すともう阪急の終電には間に合わないんですよ。3週間前の仙台→関空のPeachはせいぜい20分遅れで済んだのですが、三度目にして早くもLCCの洗礼を受ける羽目になったようで。


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 ま、LCCを選んだ以上は文句を言っていても仕方がないので、とりあえずフードコートで簡単に晩ごはんにしましょう。江戸前寿司の店が気になっていたのですが客が全然いなかったために何となく敬遠してしまい、結局リンガーハットのちゃんぽんに(麺2倍で気合い入れるで!)。LCCターミナルだけに皆さん節約志向なのでしょうか。


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 今日はまだお土産を一個も買っていなかったので、出発ロビーのショップにて東京の有名な洋菓子店『ベルン(BERNE)』のプチフールを購入しました。鉄道博物館にも「石炭あられ」のようなお土産があったのですが、私のオサレセンスwのアンテナには引っかからなかったので……。


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 出発ロビーの最奥で、陸上トラックが国内線と国際線に分岐します。


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 定刻出発ならば待ち時間は1時間強で、この簡素なターミナルでも時間を持て余すことはなかったのですが、40分遅れが確定したためにここで2時間を過ごすことになってしまいました。出発ロビー内には他に見るものも無さそうなので、まだ1時間ありますがさっさと制限エリアへ入ってしまうことにします。

 ちなみにジェットスター・ジャパンの最安プランで機内へ持ち込める手荷物は7kg以内。Peachの10kgに対して3kg少なくなっています。これが例えば17kgと20kgならばどっちでもいいよ、となるのですが、この重量帯での3kgの違いは非常に大きいですね。今日はショルダーバッグの他に荷物はないので影響は受けないのですが、PeachとジェットスターのLCCダブルトラック路線の場合は単純な運賃比較だけではなくこの辺りも勘案する必要がありそうです。ちなみに関空T2のような荷物の重量検査は飛行機に乗るまで全くありませんでした。

 保安検査を抜けるとエスカレーターを上がり、搭乗ゲートのあるサテライトへの連絡ブリッジを渡ります。コストダウンのために外気に晒された造りになっており、T2~T3の徒歩連絡と共に酷暑や厳寒の時季にはちょっと辛いかも。A320やB737クラスの飛行機が真下を通過できる高さを確保するために、4F相当の部分に設けられています。搭乗ゲートまではもう一本道なのですが、あの陸上トラックがこのブリッジにも描かれていました。


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 連絡ブリッジを渡りきるとふたたびエスカレーターを下がり、搭乗ゲートエリアへ。ソファベンチが並べてあって売店があるだけの簡素な空間ですが、タブレットを立ち上げてみると無料で接続できるWi-Fiをキャッチしました。このへんはLCCターミナルとて抜かりはない模様。


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 こちらはGK211便の搭乗ゲート。カウンターではいい年したオッサンが遅延についてお姉さんへかなり粗暴な口調でクレームを入れている最中でした。そりゃあLCCとて定時運航への最大限の努力はしてもらわなければ困りますが、とはいえ限られた機材をフル回転させるが故の安さなのですから、レガシー並みの定時性を求めるのはお門違いというもの。あくまでも定刻に着けばラッキーという、ベストエフォート型のサービスとして理解しておくべきでしょう。……そんな理屈も解らないほどの知能レベルだからこそのクレームなのでしょうが。偏見を承知で言いますが、最近の若者の優秀さに引き換え、この世代以上の連中にはロクなのが居ないな。


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 約1時間の待ち時間のあいだ、ソファベンチに寝転がってネットサーフィン。このソファベンチ、実際に長時間の待ち時間で横になるのを想定した設計になっていて、無印良品で市販もされているそうです(→参照ページ)。改めて23時10分発のリムジンバスを逃した場合のリカバーの方法を調べてみたのですが、23時29分発の南海の空港急行は難波での御堂筋線への接続がなく(大阪の大動脈の癖に終電早いんだよ!)、どうあがいてもこのバスがリミットになってしまうようです。次の24時00分発のバスで梅田発25時00分の川西能勢口方面行き深夜バスへ乗り継ぐという方法もなくはないのですが、ギリギリの接続なのでかなりきわどい賭け。実のところ、もう空港泊まりになる可能性が濃厚だったので、頭の中でこのパターンになった場合のBlogの予定稿を既に書きはじめていました。是即ちカープ・オン・ザ・カッティングボードの心境。

【追記】
●23時32分発のJR関空快速に乗って終点の天王寺で最終の大阪環状線内回りへ乗り継げば、24時40分に大阪へ着くので深夜バスにも間に合う、というパターンを見落としていました。1. 川西・日生中央、2. 千里中央・粟生団地、3. 茨木・高槻の3方向、しかも月~金の平日に限られますが、これが本当に当日着最後の手段となりそうです。
●「次の24時00分発のバスで…」のくだりは、当該便は新阪急ホテルは経由せずハービス大阪着となるので、バスが早着しても不可能な乗り継ぎでした。


GK211 東京成田(20:40) → 大阪関西(22:10) ※45分遅れ

 そんなわけで、とっくに定時の出発時刻を過ぎた21時05分頃、搭乗開始です。2Fにある搭乗ゲートから階段で地面に降りてのタラップ搭乗となりますが、サテライトからタラップまでは「エプロンルーフ」と呼ばれる簡易版ボーディングブリッジとも言うべき設備が用意され、悪天候時にも風雨をしのげるようになっています。


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 機内の様子。Peachと同様に3+3列の6アブレスト、清掃が容易な革張りの座席となっていますが、足元のシートポケットがこちらにはありません。この分狭いシートピッチでも圧迫感を感じにくいのですが、ペットボトルのような厚みのある物を収納するスペースが無いのは不便に思えるかもしれません。もっともそのお蔭でPeachの時のような背中のゴリゴリとした感触はなかったのですが。搭乗率はかなり高く、遅延に加えて座席のダブルブッキングが発生するというアクシデントもあり、心なしか機内の雰囲気はピリピリとしているような。私の隣席は空席でしたが、その隣から左側の3列にかけては―― うへぇ、あのクレーマーのオッサン連中やないか…。よく見りゃ野球帽にパチモンクロックスという、DQNの雛形みたいな格好してますし。 ちなみにCAさん方ですが、Peachのように容姿重視ではなく、がっしりとしていて緊急時の保安要員として頼りになりそうな感じでした。


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 21時20分出発予定でしたが、更に5分ほど遅れて機は動き出します。仙台空港と違って首都の玄関口となる大空港ですから、タキシングはやや長く、滑走路の手前でも2機の着陸待ち。一度宙に浮いてしまえばもうこの先はスケジュールの攪乱要因もなく、機長のアナウンスによる到着予定時刻から、頑張ればバスに間に合う可能性を残しているという判断となりました。

 一応機内販売のメニューもチェック。……Peachとは比較にならないほどにショボいな……。LCCの機内サービスに関しては、日本勢が良い意味でガラパゴス化しているようです。


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 気流の関係で多少揺れるところもあったりしましたが、順調にフライトを終えてアナウンス通りの時刻に関空到着。上述のようにターミナル1に到着してボーディングブリッジでの降機となりました。例のオッサンらは「急いでもしゃあないわ」とこぼしていますが、私は急げば間に合う程度に時間の余裕を見ていたので急ぎます。ダッシュダーッシュダッシュ!

 夜のマラソン大会の甲斐があって、発車5分前にバス乗り場へ到着。奇しくも3週間前に乗車したのと同じ便でした。途中でトイレに寄る時間がなかったので車内のトイレをアテにしていたのですが、なんと補助席までびっしり埋まるという今まで経験したことのない乗車率で身動きが取れず、これで家に帰って布団で寝られると安堵する一方で、ひたすら尿意をこらえながらの50分間となりました。

 梅田に着くや否や駅のトイレへ直行し、やはり3週間前と同様に0時10分発の普通雲雀丘花屋敷行きに乗車。今日は荷物がないので、駅からは徒歩で帰宅しました。終盤はちょっとヒヤヒヤさせられたものの、バースデイに相応しい楽しいショートトリップになって何よりでした。

今日の歩数カウント:15,746歩

(2015.07.01)


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 というわけで、関空発着の国内線LCC2社を乗り比べる2篇の旅行記をお届けしました。最近のJRは高齢者や富裕層ばかりに目が向いていて、さすがにレールファンといえども応援する気にはなれないので、今後の国内旅行はLCCを積極的に活用していきたいものです。ま、利用を重ねていくうちにそのうち本当に最終便大幅遅延・からの~・関空夜明かしコースを体験することになりそうなので、そちらの方のレポートもどうぞお楽しみに(爆)。

※今回の更新をもちまして、定期連載はひとまず終了とさせて頂きます。


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