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2015.10.13

15/10/04 (5)Tokyo漫歩 その5(上野・国立西洋美術館)

 銀座から上野まではメトロ銀座線で。新型の1000系に乗車することができましたが、同系のウリである操舵台車が効果を発揮しているのか、急曲線でも騒音はほとんどなく、非常に静かな車内だったのが印象に残りました。後刻乗車した都営大江戸線のやかましさに比べると、誰もが分かるほどの雲泥の差でしたね。



 上野到着。つい3ヶ月前にもここから京成スカイライナーに乗って成田空港へ向かうために訪れた場所なのですが(→当時の記事)、今日は日曜日。駅前は上野の森に遊びに来たレジャー客でごった返していました。


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 で、上野恩賜公園の中を通って目的地の国立西洋美術館を目指したのですが……。 なっ、なんだこの大行列は!!


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 まさしく九十九折としか表現のしようのない、尋常ではない長さの行列の先にあったのはコチラ。この界隈の知識はほとんど無いため、蒼樹うめなる人物の名は初めて耳にしたのですが、流石に『ひだまりスケッチ』や『まどか☆マギカ』の名前くらいは知っているので、超メジャーな絵描きさんだということは容易に理解できました。


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 私の方は、しじまに包まれた国立西洋美術館へ。「近代建築の父」ル・コルビュジェ設計による、半世紀も前につくられたとは思えないほどのモダンな建物です。


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 造船業で莫大な財産を築いた実業家・松方幸次郎(1866-1950)により、日本の美学生が欧米へ留学せずとも本物の西洋美術に触れることができるようにと、私財をなげうって蒐集した膨大なコレクションが基になった美術館。その規模はもちろん国内最大で、14世紀から近現代まで網羅する一流の作品群は、さしずめルーヴル美術館東京分館とも呼べそうな充実ぶりなのだそうです。

 その松方コレクションのなかでも特に充実しているのがモネとロダンなのですが、そのロダンの代表作中の代表作は館内へ入るまでもなく、前庭を訪れた人ならば誰でも無料で鑑賞することができます。ロダンが制作に30年以上をかけたライフワーク・『地獄の門』もタダで見れちゃう。


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▲地獄の門

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▲考える人

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▲カレーの市民


 とはいえ、入館料(常設展)にしても430円と格安なのですけれどね。第2・第4土曜日と文化の日ならば入館も無料になってしまいますし。

 館内は一部の作品を除いて写真撮影も許可されていますが、海外の美術館ならばともかく、来ようと思えばいつでも来れる場所なので写真は撮りませんでした。
 モネとロダンのほかにもルーベンス・クールベ・マネ・ルノワール・ゴッホなどなど、著名画家から日本では知名度の高くない画家の知られざる秀作まで、欧米の名だたる美術館にも引けを取らない至宝の数々。日本には2点しか存在しないエル・グレコの作品のひとつも常設展で展示されています。もともと膨大な作品を所蔵している上、現在も所蔵作品が増え続けているために、数ヶ月ごとに展示品の入れ替えが行われるとか。私が今回訪れた時には、フェルメールが若き日にイタリア人画家の作品を模写したものと推測されている作品が目玉として展示されていました。世界に三十数点しか現存しないフェルメール作品だけに、もしこれが真作だと判定されればエラいことになるのですが、さてさてどうなりますことやら……。


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▲(2枚)国立西洋美術館 館内


 幾らなんでも絵の写真が一枚もないのは淋しいので、ひとつだけ貼っておきます。
 アンドレ・ボーシャンの『アルクマールの運河、オランダ』。20世紀フランスの素朴派の画家で、同じく素朴派のアンリ・ルソーを髣髴とさせるタッチです。当美術館の設計者であるコルビュジェも高く評価していた画家だそうで。絵のモチーフになった町を実際に訪れたことがあるため、ついつい嬉しくなって撮ってしまいました。


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 こちらは彫刻展示室から見た中庭です。


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 今日は早めに夕食を摂りたいのであまりのんびりとは出来ず、今回の訪問では1時間強でサッと見て回りました。新聞社共催の展覧会ならば軽く1,500円は取られる規模のコレクションを430円で観られるのは有難いことです。そしてやっぱり美術館の空気は落ち着きますね、来て良かったです。

 なお、この建物は世界各地に存在するコルビュジェ建築群の一つとして世界遺産登録を目指しています(下の写真はそのPR用の幟)。実現すれば小笠原諸島を除くと東京都内初の世界遺産となりますが、やはり東京ほどの世界都市に世界遺産が一件もないというのは意外すぎるので、関西人ながら登録へ向けて応援しておきませう。
(あ、でも、日本はユネスコへの拠出金を凍結するんでしたっけ?駄々コネで。)


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 さて、これから新宿のホテルへ母を迎えにいくことにします。地下鉄ならば赤坂見附でメトロ銀座線と丸ノ内線を乗り継ぐのが(同一ホーム乗り換えなので)一番便利そうなのですが、せっかく都営地下鉄も有効な一日乗車券を所持しているため、無駄に都営地下鉄を経由するルートを取ることに。

 下の写真は、メトロ日比谷線の秋葉原駅から都営新宿線の岩本町駅へ移動するために一旦地上へ出た際に撮影した神田川です。アキバの最寄り駅ということで、中国人の爆買いぶりをここでも目の当たりに。ちなみにこの日の夜、アキバの街の真ん中に何故かアライグマが出没し、2時間にも渡る大捕り物が繰り広げられたそうな。私の行くとこ行くとこ万事このような感じですが、ホント、この何の役にも立たない超能力、何とかならないものですかね……。


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 岩本町から都営新宿線で新宿へ。ホテルから新宿線の駅へは丸ノ内線の駅よりも近いのですが、秋葉原駅~岩本町駅間の徒歩連絡分とどちらが短いのかを考慮すると、その差は微妙なところでした。上野-新宿間の移動だけをとってみても、東京は多彩な選択肢があってやはり面白いです。

 きょうの出来事はあと1回続きます。

(2015.10.04)


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