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2015.10.16

15/10/05 (2)湘南新宿ライン(池袋→宇都宮)

湘南新宿ライン快速 池袋(10:41) → 宇都宮(12:14)

 15両編成の後ろから4両目、4号車の二階建てグリーン車に乗り込みます(時間の関係で車両外観の写真は撮影していません)。客席はダブルデッカーの1階席と2階席および平屋部分の三区画に分かれるのですが、私が選んだのはもちろん――



 こちらの2階席です。今回は泊りがけの旅行ということで携行しているキャリーバッグを置くスペースがないのですが、どうせ平日昼前の下り列車なんてガラガラだと予想していたら、やはり座席は選び放題なので隣に置いておけば無問題でした。なお平屋席には荷物棚がありますし、1階席・2階席も最後列ならば背ずりの後ろに大型荷物を置くことができます。


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 以前に岡山-高松間を結ぶ快速<マリンライナー>の二階建てグリーン車に乗車したことがあるのですが(→当時の記事)、マリンライナーのダブルデッカー車の構体はこの首都圏近郊型のダブルデッカー車のものを流用しているそうで、室内の見付けがほとんど同じです。

 こちらは座席の写真。特急列車の普通席と同等ですね。マリンライナーの座席の方が見た目ふっくらとしていますが、どちらも横4列なのでまぁ、誤差程度の違いでしょう。かつてJR東日本の新幹線・特急普通車で積極的に導入されていた座面スライド機構は省略されていました。


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 シートピッチは970mm。JR東日本の特急には自由席車を中心に比較的世代の新しい車両でも910mmという鬼畜詰め込み仕様車が存在しますが、普通列車といえどもアッパークラスを標榜するのにはこれがギリギリのラインかな、という感も。一応座席の幅は東海道新幹線の普通車よりも若干広いようでしたし、座席の下が空間になっていて足を伸ばせるために、一般的な最長乗車時間である2時間前後ならば何ら不満のない居住性です。


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 赤羽を過ぎたあたりで、グリーンアテンダントの女性が車内改札にやって来ました。Suicaグリーン券(一部の交通系ICカードの互換利用も含む)ならば座席頭上のSuicaカードリーダー(下の写真)にタッチしておけば車内改札は省略されるのですが、それ以外の場合は事前購入にしろ車内購入にしろ、必ずこうして声を掛けられることになります。私の差し出した紙のグリーン券に記載された乗車区間を確認すると、端末に情報を入力。ほどなくカードリーダー横の赤のランプが緑に変わり、これが改札済みの印となります。このグリーンアテンダントの方、停車駅の多い普通・快速列車なので料金の取りこぼしがないように頻繁に車内を巡回し、ドリンクや軽食・スナックといった車内販売も担当。また満席時にはグリーン券の払い戻しにも応じなければならないなど、車掌業務は担当しないとはいえ、たった2両のグリーン車でもなかなか忙しいようです。今回乗車した区間では車販の商品が入った小さいバッグを常に携行していたため、その姿はさながら赤ずきんちゃん。


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 池袋から大宮までは、3ヶ月前に鉄道博物館帰りに乗車した区間の逆ルートをゆきます。王子を過ぎた先からは最高速度120km/hで飛ばしていたはずだったのですが、2階席は地面から遠いためにスピード感が希薄になるせいか、平屋の普通車に乗った時に感じた速いという印象はあまりなく。この辺りはマリンライナーや京阪特急の2階席に乗った時の印象とまったく同じでした。


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▲車窓から見えるさいたまスーパーアリーナ


 大宮から先は未乗区間。ここから湘南新宿ラインは高崎線系統と当方の宇都宮線系統に分かれます。出発すると左手遠方に鉄道博物館の建物が。しばらくすると大小の建物でびっしりだった車窓にもポツポツと農地が点在するようになり、ようやく旅気分が盛り上がってきました。


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▲蓮田手前にて


 この列車は昼間時間帯に毎時1本ペースで運転される快速列車。大宮から小山まではきれいに3駅毎に停まっていく速達サービスを提供しています。2010年までは朝夕にかつての<新特急なすの>の流れを汲む特急列車が運転されていたのですが、この快速と比較しても小山-宇都宮間(5駅)で石橋のみに停まるか各駅停車になるかの違いしかないため、今回のグリーン車乗車は速達性・設備・料金いずれにおいても特急自由席に乗っているようなものでしょう。ちなみに首都圏の普通列車グリーン車料金の距離区分は50km以下と51km以上の二段階しかありませんが、仮に特急だと池袋-宇都宮間は100kmを僅かに超えてしまうため、特急自由席の方が400円ほど高くなる計算になります。このグリーン車は着席保証こそないものの、関東地方の端から端まで乗り通しても平日980円・ホリデー780円(事前料金)が上限になるため、青春18きっぷに加えるプチ贅沢オプションとしてはなかなかオトクです。普段の利用状況についても正直なもので、平日よりも200円割引になる土日祝日は昼間でも結構席が埋まるみたいですね。

 栗橋駅は快速は通過ですが、先述した東武線直通の特急列車のための渡り線を車窓からも確認。先行していたスペーシアきぬがわもこの渡り線を通過して東武日光線へ入り、いまは森高千里の曲で有名になった渡良瀬川を渡っている頃と思われます。
 この栗橋駅を過ぎるとまもなく利根川を渡り(下の写真)、北関東へ。


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 次の古河は快速停車駅。宇都宮線の駅では唯一茨城県に所在する駅です(東北新幹線も茨城県を一瞬かすりますが、駅は設置されていません)。2階席に座っているせいか、大宮-小山間で表定速度が70km/h台後半に乗るというスピードの割には速さというものを今ひとつ感じないのですが、それでもこの駅で先行していた普通列車(平塚発上野東京ライン小金井行き)を追い越し、“優等列車”のプライドを見せつけているかのようでした。


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 栃木県内を北進するにつれて車窓は順調に長閑さを増していき、グリーン車内も座席頭上のランプは赤だらけ。少しだけ車内を探検し、1階席・デッキ・2階席への階段の写真を撮ったので貼っておきます。


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 12時14分、終点の宇都宮駅に到着です。池袋からの所要時間は1時間33分。東京・上野からならば新幹線が圧倒的に早いのですが、池袋・新宿・渋谷・横浜方面から乗り換えなしで行ける列車ということで、グリーン車にも都心からの乗り通し客がそれなりにいた模様です。
 今回の旅程の中で唯一グリーン車が連結されている列車だったので物は試しにと乗ってみましたが、さすがにロングシート(…と、一部車両のコチコチボックスシート)の普通車に比べればずっと快適な旅になりました。客層もわりと品がいいので、今後首都圏の普通列車で長距離移動をする機会があれば積極的に活用していきたいところです。

(2015.10.05)


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