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2015.10.23

15/10/05 (5)東北本線(黒磯→郡山)

東北本線普通 黒磯(14:19)→郡山(15:21)

 普通列車を乗り継ぎ、更に北を目指します。この先は宇都宮線という愛称もなくなり、純然たる東北本線。どことなく身の引き締まる思いがします。

 さて、気になる使用車両なのですが。もはや予想を一つも裏切ることはなく、当然至極の顔で“ヤツ”が待機しておりました……。



 東北の電化区間の主、701系です。黒磯-郡山間には719系やE721系も一部列車の運用に入るらしいのですが、今回はその幸運に与ることはなく、ロングシート・インフェルノの継続です。


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 前エントリーの最後でも触れましたが、現在は黒磯駅構内に設置されている交直セクションが次駅の高久駅との間に移設されるため、この駅で701系・719系・E721系といった交流型電車を見られるのは残り2年ほどとなります。地元ファンの見立てだと黒磯-郡山間の列車は新白河で系統分離され、黒磯-新白河間は気動車・ハイブリッド車両・蓄電池車両(烏山線で運用中)のいずれかによる運転が行われる模様。普通列車を乗り継ぐ長距離旅行者にとっては、乗り換えの手間がまたひとつ増えてしまうようです。

 郡山までは1時間の旅。列車の両数も東京を出て以来15両から4両、そして当列車の2両と順調に減ってきており、ローカルムードが色濃くなってきました。『秋の乗り放題パス』の有効期間中なので首都圏から東北を目指す旅行者(北海道方面へは東北本線経由だと三セク路線を挟んでしまうため、羽越・奥羽本線経由が主流)がもっと乗り合わせていてもおかしくないのですが、列車内をざっと見通した限りでは大きな荷物を携えた乗客は私一人だけ。県境区間ということで今のところは2両どころか単行でも十分なほどの乗り具合なので、ロングシートに腰掛け体をねじって車窓を眺めることに。ちなみに県境の豊原-白坂間より北は仙台支社の管轄となるため、この電車の車内広告も仙台のイベントや商業施設のものが目立ちます。


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 黒磯までは広大な関東平野をひた走ってきましたが、この先はやや山がちな地形となり、小刻みなカーブも増えます。東北新幹線ならばトンネルの連続で落ち着いて車窓を眺められませんが、在来線の方はトンネルがあっても短いもので、ちょっとした山岳路線風の景色に旅情も掻き立てられようというものです。東北新幹線開通前は昼夜を問わず特急・急行列車が行き交っていたこの大幹線も、今乗っている区間は普通列車が毎時1本程度運行されるだけの閑散区間。とはいえコンテナ列車を中心とする貨物輸送にとっては依然として大動脈であるため、旅客列車が激減した現在でもその重厚な複線線路は決して過剰な設備ではありません。まぁ、その大動脈も盛岡以北は優等列車が消えるどころかJRですらなくなってしまったわけですが……。

 豊原-白坂間で福島県へ突入。つい4ヶ月前にも旅行で宮城・山形を訪れているため、東北へ「やって来た」というよりは「戻ってきた」という感覚です。
 白坂で盆地に出るとやがて前方に町が迫ってきて、新幹線との接続駅である新白河に到着。一応次の白河駅が白河市の代表駅という扱いにはなっているようですが、やはりクルマ社会ということで新幹線が通る駅の方が次第に栄えていき、白河駅周辺の旧市街地は昔に比べると随分寂れてしまっているという話。車窓から眺めただけでも実際にそのような印象を受けました。

 この先は郡山まで続く盆地の中を、小さな町をつないで走っていきます。車窓は米どころの福島県らしく、一面黄金色の田園風景。既に稲の収穫が終わった区画も多くみられます。カメラを向けてはみるものの、窓の洗浄が不十分なために一昔前のスマホのカメラで撮ったようなぼんやりとした画像しか得られませんでした。


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 時刻は午後3時をまわり、矢吹・鏡石・須賀川と駅ごとに下校する高校生が乗り込んできます。コミュニティセンターを併設した駅というのも田舎のセオリーを忠実になぞっていて、訳もなく頷いてみたり。

 いつしか学生服集団で車内の見通しが利きにくくなっていた電車は、15時21分、定刻どおり郡山駅に到着。そのまま折り返し15時30分発の黒磯行きとなり、私が乗ってきた下り列車にも増して多くの学生や用務客が乗り込んでいきました。


 さて、東北地方最大の都市といえばもちろん異存なく仙台ではありますが、では東北第二の都市は?というと、ここ郡山の名が挙げられることが多いようです。自治体単位での人口については県都の福島市や浜通りの中心都市であるいわき市と大差ないものの、都市圏人口が約55万人と東北全体で2位・県内の三大都市圏のうちではトップにある上、近年福島都市圏は距離の近い仙台都市圏に取り込まれつつあるため、中通り中南部および会津地方を経済圏に擁し、ある程度の独立性が保たれた都市として、やはり南東北での郡山の存在感は仙台に次ぐレベルのようです。郡山駅自体も在来線だけで東北本線・磐越西線・磐越東線・水郡線(※安積永盛-郡山間は東北本線に乗り入れ)の4路線が発着する一大ジャンクション駅なのですが、その規模のわりにはホームは3面のみと意外に小ぢんまりしているのが印象的でした。


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▲郡山駅 駅舎


 次回は磐越西線で会津若松へ。

(2015.10.05)


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